明日はいよいよ『夜会』です。いつか生の舞台をこの目で見たいとず〜っと思いながら10年以上経過。『願いはきっと叶う』と思える今日この頃。
どうか何事も起こりませんように、いつものように普通の一日を今日も無事過ごせますように…。こんな時だけ神様にお願いしてるわたしです。

ではでは、月末勝手に恒例、今月読んだ本行きま〜す。とにかく荻原浩『噂』インパクト強すぎ!

★『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(下巻)』 JK・ローリング/松岡佑子訳 静山社
ご存知シリーズ4作目最新刊後編。今回もおもしろかった。それにしても次から次へといろんな世界を見せてくれるものです。いったいどんな想像力してるんだろって、感心しまくりながら読んでます。

★『地を這う虫』 高村薫 文春文庫 
京都へ行った時の車中本。短編で気軽に読めるのに読み応え充分と、とってもお得な文庫本。高村薫といえば、わたしは『レディ・ジョーカー』。これはおもしろかった!高村さんの長編はほんとうに読み応えありますよね。読み応えありすぎてなかなか手が出ない方もいらっしゃるのでは?実はわたしも(笑)。そんな方には超お薦めです。高村さんの短編を読むのは初めてだったんですが、伝わってくるものは同じようなものがありました。高村薫を読んだ〜って気分になれますよん。

★『うまひゃひゃさぬきうどん』 さとなお 光文社知恵の森文庫 
日記でも書いたけど、とっても香川県に行きたくなる本です。あ〜、行きたいなぁ、こんなバカなこと(おいっ)してみたいなぁ(笑)ネットからも読めますから是非読んでみて下さい。おもしろいですよ。
ちなみに主人はまだ本を手にとってくれません(泣)

★『コンビニ・ララバイ』 池永陽 集英社 
やっと恵まれた一人息子を交通事故で亡くし悲観にくれる夫婦。しかしいつまでもこのままじゃいけないと思い二人でコンビニ人生再スタート。しかしなんと奥さんまでもが事故でこの世を去ってしまいます。そんな気の毒なご主人が細々と営業してるコンビニが舞台です。で、その名がなんと「ミユキマート」。わたしに「読め!」って言ってるみたいです(笑)どことなく無気力なご主人とそこに訪れるいろんな人たちとの係わり合いが描かれた良質連作短編集です。人間はみんながんばって生きてるんです。みんな幸せになって欲しいのになぁ…ってしみじみ。

★『噂』 荻原浩 講談社 
突然ですが、こんなに読後感の悪い小説はありません。それはないだろっ!って怒ってます(笑)。読後感最悪No.1作品に決定。荻原さん、巧すぎ!うぅ、ネタバレでしゃべりたい、だからみんな早く読んで〜!(←我侭なヤツ)
荻原作品と巡り合ったのは、昨年、重松清作品と巡り合って以来の大収穫!って断言できるくらいすっかり荻原さんにはまってしまいました。とにかく何を読んでもおもしろいです。これから荻原さん追いかけますよん、さぁ、ご一緒に!(゜゜;;☆\バシッ

★『明日という過去に』 連城三紀彦 幻冬社文庫
少し前に読んだ新刊「白光」もそうなんだけど、今回もえらいシチュエーションで物語が展開していきます。それも往復書簡(手紙)だけで書き上げられてるからもう大変。手紙だから一方的な言い分しかかかれてないのです。しかも内容が内容だからどちらも自分に都合のよいようにばかり、読者は翻弄されまくります。想像もつかない展開が待ってます。いや〜、それにしても綺麗な文章です。でもこんな手紙来たらいやです(絶対来ないって!)

★『ウインター・ガーデン』 中島みゆき 幻冬社
待ちに待った『夜会』。今年はこの『ウインター・ガーデン』の再演だとか。前回はビデオ撮影もなかったし、この詩詞集『ウインター・ガーデン』にもみゆきさんの写真はもちろん『夜会』の写真でさえ1枚も掲載されてません。でも、舞台の様子がなんとなく伝わってくるんですよね。さあ、今回はどんな『ウインター・ガーデン』を見せてくれるのでしょう。楽しみです。

ではでは、行ってきま〜す(^^)/

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