今日は直木賞の発表日。さて、どなたが授賞されるんでしょうか?わたしとしては…、って「わたしがとって欲しいと思った人は絶対とらない直木賞」なので書くとなんとなくご迷惑かけそうな気もするので書かない、というより候補作すべて未読なので書けないが正解(A^^;;

そのかわり、昨年読んだ本で特に印象に残った本、昨年度のマイベスト10書きます。昨年読んだ本は77冊、あぁ、読み残しいっぱい。せめて100冊は読みたいよなぁ(←今年の目標)

もう迷いに迷って、その時の気分で決めた10冊がこれ。今回もおもいっきり趣味に走ります(笑)

★『ウインター・ガーデン』 中島みゆき 幻冬社
みゆきさんは小説かかせても巧いのです。いつかは中島みゆきさんに『直木賞』を!と思ってるわたしです。これは「夜会」で上演された詩を集めた詞詩集なんですが、ほんとうに良くできてます。とにかく価値ある1冊、で、なんと5000円(税込)するんです。もちろんその価値は充分にあります。あ〜でも、こんなに高価だとファンしか読まないだろうなぁと思うとほんとにもったいないです。たくさんの人に知って欲しいです。これって文庫にならないのかしら?と切に願います。

★『トキオ』 東野圭吾 講談社
おかしいなぁ、わたしの予定ではこれが今日直木賞とるはずだったのになぁ。あ、そうなると今日のNHKニュース10では動く東野さんとみゆきさんが見られたかも知れないって事?まさに盆と正月が一緒に来たっ!ってなるはずだったんじゃない、ますます残念。でも今日のNHKニュース10は楽しみです(なんか特集するんですってよ、必見です)
それにしてもいいかげんに新しいテレビ買ってくれ!>主人

★『誘拐ラプソディ』 荻原浩 双葉社
2002年の大収穫が荻原作品とめぐり合ったこと。この作品で荻原さんを知ってからもう夢中で他の作品も読み進めてます。で、どれも大当たりだからすごい。荻原作品未読のみなさん、一度荻原作品読んで見ません?特にこれ、もうどんなにおもしろいか!ですよん。

★『殺人症候群』 貫井徳郎 双葉社 
これはほんとうにすごい作品です。あの『慟哭』以上の衝撃がありました。わたしの貫井作品ベスト1。読み終わって、これは今年のいろんなランキングで上位間違いなしだ〜って思ったのに、なんでこんなに静かなの?乙一『GOTH』くらい騒がれてもいいと思うんだけど。読んだ人はみんな絶賛してるのになんで???。それはあんまりじゃないか、こんなにすごい作品なのにと、微力ながら誰でも参加できるヤフーミステリベスト10で投票してあげようと思ったら、候補にさえ入れてくれてなかったじゃないか。あんまりだ〜(泣)

★『13階段』 高野和明 講談社
貫井徳郎『殺人症候群』、歌野晶午『世界の終わり、あるいは始まり』(これもすごくおもしろかった!)を読んだ後だったので、よけい嵌ってしまいました。もうすぐ映画公開されるそうですね。ブレイクするか?

★『スカイ・クロラ』 森博嗣 中央公論新社
なんでこんなに惹かれるのだろう、もう大好きな1冊です。そしてこれはこのハードカバーがいいです。まさにインテリアです。でも本棚じゃなくて金庫に入れておきたいくらいいとおしい本です、ってうち金庫ないんだけど。でもって内容もつかみどころなくて、読んでても訳わかんないんだけど、それがまた心地いいから不思議。次から次へと言葉が宝石のように降ってくるって感じで読めていくんです。なんて素敵な文章なんでしょう。いつまでも浸っていたくなります。同じく今日届いた『議論の余地しかない』もたまらない1冊ですね。もう並べて神棚に飾っちゃう!、ってうち神棚もないんだっけ(A^^; 

★『黒と茶の幻想』 恩田陸 講談社 
今年もたくさんでましたね、恩田作品。すべて印象深いけど今年はこれを。読みごたえたっぷりな1冊です。全然関係ないけど今やってるNHK連続テレビ小説「まんてん」。最初のころちょっと見たけどなんかイメージが…。やっぱり屋久島はこうでなくっちゃいけません(笑)わたしもいつかは絶対行ってやる〜と思うのでした。

★『国境』 黒川博行 講談社
あ〜、この作品があの時直木賞をとっていれば…と何回思ったことだろう。ほんとに取って欲しかった、取らせてあげたかった、ってわたしが思ってもどうにもならないんだけど(^^; 『疫病神』コンビ第2段なんですけど、とにかくこのコンビのキャラがおもしろいんです。この『国境』でこのコンビがなんとあの北朝鮮に出没するんですからもう大変です。『国境』読んだ後、立て続けにいろんな事件があったからよけい印象深い作品になりました。本当にこの作品があの時…

★『一八の夏』 光原百合 双葉社
これもすごくよかった1冊で、是非とも入れておきたい作品です。いつまでも手元に置いておきたい本です。今年は(も?)年末あちこちのランキングでも全然話題についていけなかった中、この『一八の夏』だけは、そう、そう、そうよね!と一緒に共感できたので嬉しかったです。

★『センセイの鞄』 川上弘美 平凡社
迷いに迷って、やっぱりこれを入れておこうってことで(^^ゞ
この世界大好きです。続編『バレード』読んだ時は涙が出るくらい嬉しかったものなぁ。これはいいっ!

と、もう10冊。でなんと超お気に入りの『ハリーポッター』も『クリスマスのぶたぶた』も、あんなに笑った『嘘つきパズル』も入ってない。他にもあれもこれもと他にもおもしろかった作品はいっぱいあります。手もとの未読本のなかにも読んでたら多分ベスト10内確実かもと思えそうなのもあるし。もちろんわたしが知らない傑作もいっぱいあるはずだし。こんな状況だから作家さんはとっても大変だろうけど、読者は選び放題でとっても幸せ。有難いことです。これからも楽しませてもらいます。

ということで、さっき届いたコミック版『刑事ぶたぶた2』読も〜っと。うわっ、なんて、かわいいんだ!

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