あわてて朝食作ってると、主人がシャンプー済みのナナを抱きかかえて戻ってきました。ご苦労様。最近のナナは連日早朝散歩できるしあちこち綺麗ですっきり。「ナナええなぁ、羨ましいなぁ」とわたしに同意を求める主人。あんたも充分ええで、とわたし。そんなことない、第一嫁がこんな…バシッ&無視←朝は忙しいからこれ以上つきあいきれません(笑)

それにしても早起きの得意な人です>主人。歳か?
それに反して、朝がめちゃめちゃ弱いわたし。今朝も寝坊したけど寝不足なのです。というのは…

昨晩も深夜番組を見るという主人、その番組に興味のないわたしは本でも読も〜っと、ってことで読み出したのが高野和明『K・Nの悲劇』。

高野さんは『13階段』で江戸川乱歩賞を受賞(映画化されます)しデビュー。続く『グレイヴディッガー』もかなり面白くこれが3作目。今回も読む前から期待大です。

前作もそうだったのですが、今回も作品の予備知識まったくない素の状態で読み始めたのです。ま、まさかこんな展開だとは…(A^^; これは超怖がりのわたしのようなものが真夜中に読むものじゃありません(爆)

なんでかというと『憑依』というのが絡んでる物語なのです。とにかくもう読んでて怖くて怖くて(注:といってもこれはわたしだからかも。とにかくお化けとか幽霊がめちゃめちゃ怖いんです。なのに存在は全く信じてないのですが(A^^;;)。

えー、こんな方に話がいくのか?ちょっとまってくれ、と心の中でびびりながらも、といってここでやめて夢にでてきたらと思うと眠れない、でもこのまま読み進めてもしそっちだったらもっと怖いやん、いったいどうすればいいのよ状態。

結局途中でやめられずに夜中3時過ぎまでかかって一気読み。だから眠いのです、って自業自得なんですが(^^;

あら、これじゃいったいどんな物語が全然わかりませんね。実はこれ『妊娠中絶』が問題になるお話なのです。ストーリーを作るのがとっても巧い著者なので今回もお見事って感じでよくまとまってます。

もし小野不由美『十二国記』読んでなかったら、怖さが先にたって途中やめてたかも(『憑依』といえば「十二国記」陽子ですよね(笑))。実際読んでる途中、陽子の姿がちらついてちらついて。でもそのおかげで『憑依』のイメージがすんなり入ってきました。え?あまりにも違いすぎますか?(爆)

と、まったく意味不明の紹介で申し訳ありません。でも、おもしろかったのは確かです。機会があればどうぞ(^^) とにかくよくできてて感心しました。やっぱ、巧いですね。高野さんはすべて大当たりです。

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