「誘惑」2003年5月に読んだ本
2003年5月31日 読書あっという間に5月も最終日。なんと外は台風です。こりゃ開店休業だなと思ってたら結構忙しく、バタバタ。月末の整理しようと思ってたのに…持ち帰りだ(もっと早くしておきなさい)
でこんな天気なのに、(子供達の)従兄弟のMちゃんは修学旅行。気の毒過ぎる、大丈夫か?
そして、今日はナナの3才の誕生日。3才になる頃にはと〜〜〜っても賢くなってる予定だったのに、どこでどう予定がくるったのだろう?おっかしいなぁ。と、こんなはずじゃなかったのに…ということがまたひとつ増えた5月の月末。
ということで、月末恒例今月読んだ本いきま〜す。今月は結構読めたかも(長文ごめんなさい)
★『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 新潮社
快進撃を続ける伊坂さん。今回もかなりいいです。(5月8日日記参照)
★『蛇行する川のほとり(2)』 恩田陸 中央公論新社
1巻があんなところで終わってるんだもの、手元にあったら読まないわけにはいけません。と我慢できずに読んだら、またこんなところで終わってしまうんですか、恩田さん(笑)。8月まで待たなきゃいけないなんて…。やっぱ、全部揃ってから読み始めたようがよかったなぁ、って恩田本の誘惑に負けたわたしが悪いのね。
今回もとっても綺麗な本です。1巻紫色、2巻はうぐいす色。となると3巻は?。わたしの予想『黄色』でどう?(ちょっと、渋めの)
★『忘れじの包丁』 ジル・チャーチル 創元推理文庫
ず〜っと前に読んでてなんかの都合で読みかけのままになってたのを見つけ完読。もちろん最初から読み直し。このシリーズ、ほとんど読まない翻訳物、そして読むと主人がとにかく邪魔に思えてしようがないという、ある意味わたしにとって危険なシリーズなのですが、なぜか追いかけてしまうのですよねぇ(笑) 今回は映画撮影という華やかな世界が舞台。それにしてもジェーンたちって、ほんとイキイキしてるよねぇ(やはり、危険だ(爆))
★『トワイライト』 重松清 文藝春秋
久々の重松作品。重松作品はとにかくいつも共感いっぱいで読めるのですが、今回は読んでてあきれるというか、困ったというか。あんたらいいかげんにしたら、って感じが強くて(A^^;。子供の担任がこんな先生だったら最悪…とまで思っちゃいました。もちろんいろんな考え、人生があっていいと思うしその人の生き方なんだろうけどね。おまけに小説だし(笑) もちろん重松作品だから最期は救われた気持ちで読み終われるんだけど、なんか納得いかない人たちだなと。ま、周りにはいないタイプだからいいけどね(って反感買ったらごめんなさいです(A^^;))
★『墜ちていく僕たち』 森博嗣 集英社
え?これほんとに森作品?って戸惑いましたよ。何回表紙の名前確認したことか(笑)
でも読み進うちにだんだん受け入れられて、読み終わったあとにはやっぱり森作品だなぁと。連作短篇みたいな感じで、とくにタイトルの流れが気に入りました。インスタントラーメン食べるの恐いかも。わたし女性のままでいいもん。生まれ変わっても女性がいいもんって内容知らないと意味不明だって!
★『大掴源氏物語 まろ、ん?』 小泉吉宏 幻冬社
やった〜、ついに『源氏物語』を読んだぞ!って気分(ここ重要)になりましたよ(笑)5月15日日記参照
なんとこれ発売1年足らずで11刷。売れてるんですね。わたしもこれは子供達にいいかもって思いましたもの。子供さんの為にも本屋さんへ走りましょう。
★『母恋旅烏』 荻原浩 小学館文庫
大好きな荻原さん。とにかくおもしろいんです。今回もそのおもしろさがあちこちにでてます。ベタな展開なのになんでこんなに可笑しいのかが不思議といえば不思議。やっぱ作者の巧さなんでしょうね。
荻原さんの『誘拐ラプソディ』は最高におもしろかったもんなぁ。いいぞ、荻原さん!
★『K・Nの悲劇』 高野和明 講談社
先日(5月29日)の日記でも触れたのですが、まさかこんな内容だとは(笑) あ、でももしかしてホラー絡んだ小説だと誤解して「や〜めた」と思った方がいたらそれは早とちり、全然違います。実はこれ、もちろん小説なんだけど、社会問題系絡んだ内容なんです。精神科の医師の説明に「へぇ〜」とか「ほ〜」とか、読んでて勉強になるなぁ。よく取材されて書かれたんだろうなぁと感心することしきり。え?ますますごちゃごちゃで意味不明になっちゃいましたか?すいません(笑)
★『きよしこ』 重松清 新潮社
今月はもう1冊重松さん。『きよしこ』というのは『きよし、この夜』という歌を『きよしこ、の夜』と思ってた重松さんが思い描いてた『きよしこ』という人物(?)のことなんです。
これも小説なんですが、重松さんが一人の少年に向けて手紙の返事を出す代わりに書いた、重松さんの少年時代の『個人的なお話』なんだそうです。
重松さんは言います。『お話にできるのは「ただ、そばにいる」ということだけだ。だから、まだ会ったこともない誰かのそばに置いてもらえる事を願って、お話を書いている…と。ぼくの書くお話は、現実を生きるひとの励ましや支えになどならないだろう、と思っている。ましてや、慰めや癒しになど。ぼくはそこまで現実をなめていないし、お話にそんな重荷を背負わせるつもりもない。と。
でも、きよしこはこう言っていたんだそうです。
「それがほんとうに伝えたいことだったら……伝わるよ、きっと」
わたしが、本を買ってそばに置いておきたいと思うのもそうなんだよなぁと思ったり。本はいいよね。
やっぱり、本棚買お〜っと、決まり!
でこんな天気なのに、(子供達の)従兄弟のMちゃんは修学旅行。気の毒過ぎる、大丈夫か?
そして、今日はナナの3才の誕生日。3才になる頃にはと〜〜〜っても賢くなってる予定だったのに、どこでどう予定がくるったのだろう?おっかしいなぁ。と、こんなはずじゃなかったのに…ということがまたひとつ増えた5月の月末。
ということで、月末恒例今月読んだ本いきま〜す。今月は結構読めたかも(長文ごめんなさい)
★『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 新潮社
快進撃を続ける伊坂さん。今回もかなりいいです。(5月8日日記参照)
★『蛇行する川のほとり(2)』 恩田陸 中央公論新社
1巻があんなところで終わってるんだもの、手元にあったら読まないわけにはいけません。と我慢できずに読んだら、またこんなところで終わってしまうんですか、恩田さん(笑)。8月まで待たなきゃいけないなんて…。やっぱ、全部揃ってから読み始めたようがよかったなぁ、って恩田本の誘惑に負けたわたしが悪いのね。
今回もとっても綺麗な本です。1巻紫色、2巻はうぐいす色。となると3巻は?。わたしの予想『黄色』でどう?(ちょっと、渋めの)
★『忘れじの包丁』 ジル・チャーチル 創元推理文庫
ず〜っと前に読んでてなんかの都合で読みかけのままになってたのを見つけ完読。もちろん最初から読み直し。このシリーズ、ほとんど読まない翻訳物、そして読むと主人がとにかく邪魔に思えてしようがないという、ある意味わたしにとって危険なシリーズなのですが、なぜか追いかけてしまうのですよねぇ(笑) 今回は映画撮影という華やかな世界が舞台。それにしてもジェーンたちって、ほんとイキイキしてるよねぇ(やはり、危険だ(爆))
★『トワイライト』 重松清 文藝春秋
久々の重松作品。重松作品はとにかくいつも共感いっぱいで読めるのですが、今回は読んでてあきれるというか、困ったというか。あんたらいいかげんにしたら、って感じが強くて(A^^;。子供の担任がこんな先生だったら最悪…とまで思っちゃいました。もちろんいろんな考え、人生があっていいと思うしその人の生き方なんだろうけどね。おまけに小説だし(笑) もちろん重松作品だから最期は救われた気持ちで読み終われるんだけど、なんか納得いかない人たちだなと。ま、周りにはいないタイプだからいいけどね(って反感買ったらごめんなさいです(A^^;))
★『墜ちていく僕たち』 森博嗣 集英社
え?これほんとに森作品?って戸惑いましたよ。何回表紙の名前確認したことか(笑)
でも読み進うちにだんだん受け入れられて、読み終わったあとにはやっぱり森作品だなぁと。連作短篇みたいな感じで、とくにタイトルの流れが気に入りました。インスタントラーメン食べるの恐いかも。わたし女性のままでいいもん。生まれ変わっても女性がいいもんって内容知らないと意味不明だって!
★『大掴源氏物語 まろ、ん?』 小泉吉宏 幻冬社
やった〜、ついに『源氏物語』を読んだぞ!って気分(ここ重要)になりましたよ(笑)5月15日日記参照
なんとこれ発売1年足らずで11刷。売れてるんですね。わたしもこれは子供達にいいかもって思いましたもの。子供さんの為にも本屋さんへ走りましょう。
★『母恋旅烏』 荻原浩 小学館文庫
大好きな荻原さん。とにかくおもしろいんです。今回もそのおもしろさがあちこちにでてます。ベタな展開なのになんでこんなに可笑しいのかが不思議といえば不思議。やっぱ作者の巧さなんでしょうね。
荻原さんの『誘拐ラプソディ』は最高におもしろかったもんなぁ。いいぞ、荻原さん!
★『K・Nの悲劇』 高野和明 講談社
先日(5月29日)の日記でも触れたのですが、まさかこんな内容だとは(笑) あ、でももしかしてホラー絡んだ小説だと誤解して「や〜めた」と思った方がいたらそれは早とちり、全然違います。実はこれ、もちろん小説なんだけど、社会問題系絡んだ内容なんです。精神科の医師の説明に「へぇ〜」とか「ほ〜」とか、読んでて勉強になるなぁ。よく取材されて書かれたんだろうなぁと感心することしきり。え?ますますごちゃごちゃで意味不明になっちゃいましたか?すいません(笑)
★『きよしこ』 重松清 新潮社
今月はもう1冊重松さん。『きよしこ』というのは『きよし、この夜』という歌を『きよしこ、の夜』と思ってた重松さんが思い描いてた『きよしこ』という人物(?)のことなんです。
これも小説なんですが、重松さんが一人の少年に向けて手紙の返事を出す代わりに書いた、重松さんの少年時代の『個人的なお話』なんだそうです。
重松さんは言います。『お話にできるのは「ただ、そばにいる」ということだけだ。だから、まだ会ったこともない誰かのそばに置いてもらえる事を願って、お話を書いている…と。ぼくの書くお話は、現実を生きるひとの励ましや支えになどならないだろう、と思っている。ましてや、慰めや癒しになど。ぼくはそこまで現実をなめていないし、お話にそんな重荷を背負わせるつもりもない。と。
でも、きよしこはこう言っていたんだそうです。
「それがほんとうに伝えたいことだったら……伝わるよ、きっと」
わたしが、本を買ってそばに置いておきたいと思うのもそうなんだよなぁと思ったり。本はいいよね。
やっぱり、本棚買お〜っと、決まり!
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