今回の直木賞候補作の一つです。

わぁ、これもいいなぁ。連作短編集なのですがひとつひとつがまたいい話なんです。『4TEEN』とあるように、中学の同級生仲間4人の青春小説(年齢も14歳)なのですが、よくありがちな不良タイプじゃないんです。個人的に悪ぶってるガキは大嫌いなのでいくらかっこつけてても『へっ!』としか思えないところあるのですが、こういう普通の子はもう大好き。なんてかわいいんだろうともう母の視点で読んでました(笑)。

せっかく生まれて来たんだもの、こういうふうに成長していける子ってほんとうに幸せだろうなぁと。うちは女の子ばかりだけど、男の子もいいかもなぁと思ったり。読後感もとってもよかったです。

候補作6作のうち『重力ピエロ』『手紙』『4TEEN』と3作読みましたが全部いいです。直木賞をきっかけに大ブレイクしそうな作品ばかり。他の3作もおもしろいんだろうなあ。今回の発表は本当に楽しみです。これで前回みたいに『該当作なし』とかだったら、本気で怒るよ(笑)

それと、わたし作者の石田さんの性別間違ってました(爆)
といっても石田作品はまだ『池袋ウエストパーク』を読んだだけだったということもあるかもですが、それ読んでる時も名前からのイメージだけでず〜っとそう思って読んでました。今回掲載されてた著者近影みて、あれ?。最近では黒崎緑さん(作品は未読)も、あら、この方も違ってたの?と驚いたっけ。わたしこの思い違いよくあるんですよね(A^^; 

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