「誘惑」真保裕一『繋がれた明日』読了
2003年7月16日 読書これまた今回の直木賞候補作の1つです。これもやっぱり巧いんだなぁ。
同じく今回候補作『手紙』は加害者の家族を主人公に書かれてるのですが、『繋がれた明日』は加害者本人が主人公なのです。
こういう小説ってすごくデリケートな部分があって、書き方によっては「作者、何考えてんねん!」って思われる場合もあると思うのです(え?そんなこと思うのはわたしだけですか?(笑)) だからすごく扱いが難しいものだと思うのです。それを一つの物語としてここまで読ませるのはまさにプロ中のプロだなと、なんかそんなことを考えながら読み終わりました。
被害者の人権、加害者の人権。そして犯してはいけない罪を犯してしまったその重さにどう対処すればいいのかといろいろなことを考えさせれる今日この頃ですが、この時期にこの2作が選ばれたというのもなんか不思議な感じがします。是非こういうのはよりたくさんの方に読んでもらいたいなぁと。
これで、今回6作中4作読了。もうすべていいです。もう誰がとっても文句言わないっ!(言うだろ(笑))
同じく今回候補作『手紙』は加害者の家族を主人公に書かれてるのですが、『繋がれた明日』は加害者本人が主人公なのです。
こういう小説ってすごくデリケートな部分があって、書き方によっては「作者、何考えてんねん!」って思われる場合もあると思うのです(え?そんなこと思うのはわたしだけですか?(笑)) だからすごく扱いが難しいものだと思うのです。それを一つの物語としてここまで読ませるのはまさにプロ中のプロだなと、なんかそんなことを考えながら読み終わりました。
被害者の人権、加害者の人権。そして犯してはいけない罪を犯してしまったその重さにどう対処すればいいのかといろいろなことを考えさせれる今日この頃ですが、この時期にこの2作が選ばれたというのもなんか不思議な感じがします。是非こういうのはよりたくさんの方に読んでもらいたいなぁと。
これで、今回6作中4作読了。もうすべていいです。もう誰がとっても文句言わないっ!(言うだろ(笑))
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