昨日夜、相次いで入ってくるキャッシング広告のFAX見ながら「あ、もう月末か」と思ってたのにもかかわらず、今日も「あ!9月って30日までだったんだ」と思うわたし。

今日は朝早起きしてナナのいるテラスの掃除。だんだん寒くなるとこれもきつくなるんだよなぁ。ナナを外で洗うのもそろそろ最後。あぁ、寒いのやだなぁ(秋を楽しむ余裕がないのか?)

ではでは月末勝手に恒例、9月に読んだ本いきま〜す。

★『アムリタ(上)』吉本ばなな
上巻を読み終わって下巻を読もうと思ってたのに、次々と違う本に手が伸びてしまった。早く読まないと忘れてしまいそう・・・ってもうほとんど忘れてるかも(おいっ)

★『阿弥陀ヶ滝の雪密室』黒田研二 講談社ノベルス
『ふたり探偵』シリーズ第2弾です。『阿弥陀ヶ池』の方がゴロがいいのに何故『滝?』。もしかして池じゃ都合悪いのか?ということは滝がかなりの重要度をもつんだな。そうか、今度は騙されないもんね。ポイントは滝だ!なんて思ってたら、『阿弥陀ヶ滝』って実在したんですね。そういえばこの『ふたり探偵』シリーズってトラベルミステリでもあるから実在する地名、名所、旧跡が次々と・・・あれ?でてきたっけ?(こらこら。ちゃんと出てきますって!)
とにかく黒田作品には毎回騙され続けてるわたし。今回こそ!と思ってたけどやっぱり騙されてしまいました。かすりもしなかったし(^^; 
この『ふたり探偵』の設定はかなり好きなんです。まだまだ続きそうなのでこれからも楽しみです。
あ、「分水嶺」の箇所が興味深かったです。なんといっても『分水嶺』といえば近藤正臣さん。過去に『分水嶺』というドラマで主演されてたのですがご存知でしょうか?またこれがよかったんですよ。もうどんなに素敵だった、え?話がそれてる?すいません(_;

★『殺人の門』東野圭吾
東野圭吾さん最新刊です。前作『手紙』とはまたガラッと変わり、これも読み応えある作品でした。何を書いてもすごいわ、東野さん。さすがです。前々から東野さんは「切なさ表現させたら日本一」だと思ってましたが、悪意を表現させても日本一かも・・・なんて思っちゃいましたよ。悪徳商法にひっかかりそうなおじいちゃんおばあちゃんにも是非読ませたい(笑)

★『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午 文芸春秋
9月11日の日記にも書いたけど、とにかくあちこちで大絶賛されている作品です。なるほど、これはお薦めです。見かけたら是非手にとって、ミステリ読む楽しさを充分味わって下さい。

★『波のうえの魔術師』石田衣良 文芸秋冬 
ドラマはほとんど見てなかったのですが、読みながら頭の中には長瀬智也さんと植木等さんがず〜っといました(笑) 他の出演者は知らないのでそれ以上でてくることはなかったけど。あの女の人は誰が演ったんだろ?
一応わたしもバブル時代に社会人だったんだけど全く縁無く通り過ぎました。だって、バブル時代で思い出すことといえば、主人と二人休憩中、狭い職場でコーヒー飲みながら新聞読んでた主人が、『景気いいんやて』。わたし「ふ〜ん(どこが?)」。『ゴルフ会員権がどんどん売れてるんやて』。「ゴルフなんかする時間ないやん」『いらんよなぁ。なんでそんなん買うんやろ?』という、今思えば無知そのものの会話。バカかあんたらはとつっこみたいくらい無知でした。とそんな状態なので、今でも株の仕組みなんて全くわかりません。だから読んでても???なところはあるのですが、とにかく話の流れがいいんです。読んでておもしろいんですよ。この人、ますます大ブレイクしていくんだろうなぁ。

★『蛇行する川のほとり(3)』恩田陸 中央公論新書
シリーズ3部作、やっと最終巻です。待ちに待ってましたよ。だってあんなところで終わるんですもの(笑) こういうのも好きです。恩田陸さんの世界が堪能できますよん。3部まとめていきなり連続で読める人は幸せです。

★『永遠の出口』森絵都 集英社 
森絵都さんも前から読んでみたい作家さんでした。今回児童文学の枠を超えて初めて綴られた作品だというので、わたしも初めて手にとって見ました。が、主人公がどうしても好きになれなかったから読むのがきつかった。わたしこの子とは友達になれそうもないなぁ。自分の子だったら張り倒してるかも(爆)でもそれも無駄なことなのかな?と少しだけ参考になったから、ま、いっかと思ったり。文章は読みやすくこの子は嫌いだけど読んでて共感もてるところもいっぱいあったので他の物語をまた読んでみたいです。『DIVE!』は読んでみたいとずっと思ってるし。次に期待。

★『夜の蝉』北村薫 創元推理文庫
9月29日の日記に書いたようにすごくいいです。やっぱりわたしはおとなしい真面目な子が好き。続いて読了したからますますそう思うのかもですが(笑)
それにしても、この師匠と私シリーズはほんとうにいいですね。巧く展開していくので読んでてすごく楽しいです。お見事です、北村さん!

と今月はこの8冊。秋の夜長、読書するにはいい季節です。みなさんもいかがですか?

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