深夜12時半。やっと一人になったので久々にゆっくり本でも読もうと思って(手元には『博士の愛した数式』)たのにちょっとだけテレビをつけたら…

画面に映った方を見て、どこかで見たことあるんだけど誰だったっけ?と思ったらあの牛肉偽造を内部告発した西宮冷蔵の社長さんでした。あれから2年。その後会社はいろいろあって廃業状態に追い込まれ13億(?)の負債をかかえにっちもさっちもいかない状態。元会社で寝泊りしながら生活はしてるものの部屋は荒れ放題。電気さえ止められてる生活。冷蔵会社で電気が通らないなんて最悪なんてものじゃない。そしてそんな状態だから当時大学生だった長男は学費を払えなくなり退学、次女も私学中学から公立高校へ針路変更を余儀なくされ受験勉強。とはいえ電気がないので夜は寝るしかない。その前に勉強できる状態じゃないよなぁ、これ。

それでも社長は、諦めない。これで自分がつぶれたら(もう完全につぶれてる状態に見えるくらい悲惨な状況だけど)世の中いったいどうなるんだと歯を食いしばって再建に取り組んでるドキュメンタリーだったのです。こんな状態になっても『これだから人生はおもしろいんです。これからです』と言い切れる強さっていったいなんなんだろう。やっぱり自分は絶対間違ってないという信念があるからなんだろうなぁ。その信念と努力の積み重ねでそんな状態からやっとこの春から営業再建の見通しが立つまでになったところで終わってました。といっても止められてた電気が通って冷蔵庫が使えるようになっただけ。まだまだ大変なのはこれからです。でもなんとか復活して欲しいものです。ところでこの社長さん、池野めだかに似てるよなぁって思うのはわたしだけか?☆(/--)/パコン

それにしてもこんなに大きな会社だから、以前はいっぱい税金も払って貢献されてたはず。それがいったんこうなると、というより国がつぶしにかかってるような雰囲気もみえたり(あくまでわたしの主観)。なんか働くのバカらしくなるよなぁ、ってこの社長がこんなにがんばってられるのにわたしなんかがそんなこと思ったらダメダメなんですが。でもなんかよのなかへんだよなぁ。真面目に働いてるのが虚しくなります。ってわたしの場合は、ただお仕事がいやになってるだけか。はぁ。

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