あっという間に気がついてみれば大晦日です。相変わらずギリギリまでお仕事中。月末だし年末だしってことで先延ばししまくってた伝票整理とかの雑用をさっきやっと終えました。これでお仕事関係の遅れはないはず。ほっ。とはいえ家のお掃除は、やっぱり全然できてません。それでも昨日年賀状書いたし今日はお節調理も届いた。お正月準備の買出しも昨夜ギリギリで行って来れたし。今日は子供たちは実家のお餅つきに行きました。なんとなく年越しなのね、って気分になってきました。今年はほんとにいろんなことがありすぎました。そしてやっぱり来年もまだまだ落ち着けそうもないんだなぁ…。ま、やるっきゃない!んです。今は。

月末なので今月読んだ本行きま〜す。あ、『家族狩り』はまだ2部の半分くらいです。(ほんとに予定は未定。で、いっつもこんなものです、はい)

★『空中ブランコ』奥田英朗 文藝春秋 
祝!直木賞受賞(パチパチパチ)。次は誰が当るかと思ってたら石田さんに続いて奥田さんが抜け出しましたね。もしかして紅白の審査員?と思ってたりもしたんですが今回は入ってませんね。残念。とにかくこれ、めちゃくちゃおもしろいです。大好き。

★『スパイク』松尾由美 光文社文庫
みゆきさんの夜会『24時着0時発』観ながら、この物語の最後の一行を思い出してすごく幸せ気分になれるわたし。もちろん全然別物の物語でなんの共通点もないのですが。それにしてもいい時期に読んだなぁと思います。そう『いろんな出会いで人生は動く』(←さとなおさんさなメモより。最近すごく印象に残った文章です。わたしも今年新しい事をはじめたからよけい実感させられました。)んですよね。で、進んでいくのは、誰でもない自分自身。ということで、なりたい未来(お休み、お休み、お休み…(笑))目指してがんばろ、っと。

★『高く遠く空へ歌ううた』小路幸也 講談社 
デビュー作に続いて2作目です。実はわたし小路さんのネット日記隠れファンなのです。日記から伝わってくる考え方とか思いとかにすごく共感させられるのですよ。そんな想いが小説にも織り込まれて伝わって来ます。やさしい世界の不思議な物語です。

★『生首に聞いてみろ』法月綸太郎 角川書店
あちこちの今年のベストテンでトップ独走?って感じだったので手に取りました。なるほど、ミステリ好きには「えー!」「ほぉー!」「うわーっ!」と思われるのは確かだな、かなりの前評判にも大納得。でも前半超退屈で挫折しそうでした、わたし。挫折しないでよかった。

★『幻影のペルセポネ』黒田研二 文藝春秋
ネット通信されてる方ならおもしろく読めると思います。ネットゲームというものを全然知らないわたしでも状況がちゃんと入ってくるし。時間さえあればわたしもやってみたいかも。なんか楽しそうな世界ですね。それにしてもよくもまぁこんなわかりにくい状態を、文章でわかるように説明できるものだなぁと、感心しながら読了。さすがプロ。え?感心するところが違いますか?

★『蛍坂』北森鴻 講談社
ほんとにこのシリーズはいいですね。近くにこんなお店&そんな人がいたら人生どれだけ有難いか、です。

★『残虐記』桐野夏生 新潮社 
12月21日の日記参照。これはわたしにはダメでした(^^;

★『さまよう刀』東野圭吾 朝日新聞社
わたし、こういうテーマは嵌るんですよ。だから大好きな東野さんがどのようにこの物語を着地させるのだろうかと思いながら、もうドキドキハラハラ。あっという間に読まされました。で、こうしましたかと。思うことはいろいろありすぎるくらいなのですが、素直な感想書くとそれが即ネタバレになりそうなので、自粛。うぅ、ネタバレで思いっきり話したいっ!

で、今『家族狩り』読書中なのですが、『さまよう刃』『家族狩り』ととにかくテーマが重すぎて。新しい年を迎えようとしてるのに天気は悪いし寒いし。暗く押しつぶされそうな気分になっています。こんな気持ちで新年迎えるのはちょっと嫌かも、って五部までたどり着けなかったわたしが悪いんですね、すいません。

しつこいようですが、今年は我が家にとってはほんとうにいろんな意味で大変な年でした。でも振り返ってみればあっという間の一年。まだまだしばらくはゆっくりできそうもありませんが、お正月だけはちょっとだけのんびりさせてもらいます。いっぱい寝るぞ〜(笑)

ではでは、みなさま、良いお年を。来年もよろしく。

コメント