「誘惑」2005年6月に読んだ本
2005年6月30日 読書あっという間に月末。あら、6月終わっちゃった。なかなかお休みが取れないのに、こともあろうにあることで時間取られてますます身動きができません。というわけでいろんな予定あったんだけどすべて繰り越し。7月こそ行動的にいきたいものです、ってもうすでにいろんな予定が詰まっててわたしの時間がないやん・・・
気を取り直して、今月読んだ本です。
★『袋小路の男』 絲山秋子 講談社
なんでそんなやつにかかわるの?とずっと思いながら読んでました。理解も共感もできないというかわからないんですよね、この感覚が。こんなやつこっちからごめんだと思うんだけど。違うの? と、物語はさておき、すごくきれいな文章を書かれる方だなぁと。川上弘美さんみたいな感じ。そういえば、川上さんの『ニシノユキヒコの恋と冒険』読んだ時も同じように思った記憶が。やっぱりわたしには恋愛物はあわないんでしょうか(笑)
★『てるてるあした』 加納朋子 幻冬舎
『ささらさや』の続編です。やっぱり、加納さんいいです。こういうのはすごくわかるんだけどなぁ。
★『幸福な食卓』 瀬尾まいこ 講談社
家族ってややこしいし大変だし、わたしももうお母さんやめたい!って思うときよくあるし(こらこら)。でもやっぱり家族は家族、世界最強の味方だと思うんだけどなぁ、なんて読みながら『家族』についていろいろ考えさせられてました。いろんな家族があるんだろうな、家族ってなんなんだろうなとも。それにしてもしっかりした子供さんですね。うちの娘もちょっとは・・・なんて思いながら物語は・・・あぁ、そうなるか、と。この人の持ってる雰囲気いいですよね。これ、好きです。
★『「恐怖の報酬」日記』 恩田陸 講談社
これは小説ではなくて、飛行機嫌いの恩田さんのヨーロッパ旅行レポート。ヨーロッパに行くには大嫌いな飛行機に乗らなくてはならないからさあ大変。もうその様子がとにかく面白くて。怖すぎると名前も呼べなくなるのね、そうかハリーポッターのあの人くらい怖いのか。とか、読書量の多い人っていろんな物に命名するようになるのかも、なんて変なところにひっかかりながら楽しく読了。恩田作品が生まれる様子も垣間見れるので恩田ファンのかたは是非。それにしても恩田さん面白すぎ。
★『うつくしい子ども』石田衣良 文藝春秋
読み進んでいくにつれてどんどん気持ちが沈んできてもう大変。読書は仮想現実を楽しむにはもってこいなのですが、この物語がある現実に起こった出来事と重なって(そのつもりで書いたのでしょうが)。逆に本当に起こってしまったこのような救いのない事件がすべて小説の中の出来事だったらどんなにいいだろうに、この物語のラストを石田さんはどういうようにもっていくのだろうな、なんていろんなこと思いながら読んでました。読み進めるうちにますます救いなくなってくるし。だからまさかあーいう展開になっていくとは。一気に小説世界へ逆戻り。『行くなー、やめろー』って心の中で叫んでましたよ(笑)読み終わったと同時にわたしは話のわからない大人になってしまったのかな、とちょっと思いました。
★『月読』太田忠司 文藝春秋
『月読』っていったい何だろ?って思ってたらそういうものだったのですね。なんて魅力的なのでしょう。もうプロローグ読んだだけでその発想に感動。そして読み進めるうちにその世界にすっぽり嵌り、あれ?これってほんと?もしかしてわたしだけが知らなかったの?なんて現実を見失いそうになること数回(そんなやつはわたしだけか?)そのくらいその不思議な現象がリアルに書かれてて。とにかく今はもっとこの物語を読みたい欲求にかられてます。是非これはシリーズ化して欲しい。わたしならいったい・・・と誰もが思うはず。でも本人にはわからないのよねぇ。くぅ、にくいなぁ。もうどんどん空想、妄想が広がります。表紙に使われてる花が大好きなチューリップというのも出会うべくして出会った、って感じがします。ありがとう、とお礼がいいたい気分です。
気を取り直して、今月読んだ本です。
★『袋小路の男』 絲山秋子 講談社
なんでそんなやつにかかわるの?とずっと思いながら読んでました。理解も共感もできないというかわからないんですよね、この感覚が。こんなやつこっちからごめんだと思うんだけど。違うの? と、物語はさておき、すごくきれいな文章を書かれる方だなぁと。川上弘美さんみたいな感じ。そういえば、川上さんの『ニシノユキヒコの恋と冒険』読んだ時も同じように思った記憶が。やっぱりわたしには恋愛物はあわないんでしょうか(笑)
★『てるてるあした』 加納朋子 幻冬舎
『ささらさや』の続編です。やっぱり、加納さんいいです。こういうのはすごくわかるんだけどなぁ。
★『幸福な食卓』 瀬尾まいこ 講談社
家族ってややこしいし大変だし、わたしももうお母さんやめたい!って思うときよくあるし(こらこら)。でもやっぱり家族は家族、世界最強の味方だと思うんだけどなぁ、なんて読みながら『家族』についていろいろ考えさせられてました。いろんな家族があるんだろうな、家族ってなんなんだろうなとも。それにしてもしっかりした子供さんですね。うちの娘もちょっとは・・・なんて思いながら物語は・・・あぁ、そうなるか、と。この人の持ってる雰囲気いいですよね。これ、好きです。
★『「恐怖の報酬」日記』 恩田陸 講談社
これは小説ではなくて、飛行機嫌いの恩田さんのヨーロッパ旅行レポート。ヨーロッパに行くには大嫌いな飛行機に乗らなくてはならないからさあ大変。もうその様子がとにかく面白くて。怖すぎると名前も呼べなくなるのね、そうかハリーポッターのあの人くらい怖いのか。とか、読書量の多い人っていろんな物に命名するようになるのかも、なんて変なところにひっかかりながら楽しく読了。恩田作品が生まれる様子も垣間見れるので恩田ファンのかたは是非。それにしても恩田さん面白すぎ。
★『うつくしい子ども』石田衣良 文藝春秋
読み進んでいくにつれてどんどん気持ちが沈んできてもう大変。読書は仮想現実を楽しむにはもってこいなのですが、この物語がある現実に起こった出来事と重なって(そのつもりで書いたのでしょうが)。逆に本当に起こってしまったこのような救いのない事件がすべて小説の中の出来事だったらどんなにいいだろうに、この物語のラストを石田さんはどういうようにもっていくのだろうな、なんていろんなこと思いながら読んでました。読み進めるうちにますます救いなくなってくるし。だからまさかあーいう展開になっていくとは。一気に小説世界へ逆戻り。『行くなー、やめろー』って心の中で叫んでましたよ(笑)読み終わったと同時にわたしは話のわからない大人になってしまったのかな、とちょっと思いました。
★『月読』太田忠司 文藝春秋
『月読』っていったい何だろ?って思ってたらそういうものだったのですね。なんて魅力的なのでしょう。もうプロローグ読んだだけでその発想に感動。そして読み進めるうちにその世界にすっぽり嵌り、あれ?これってほんと?もしかしてわたしだけが知らなかったの?なんて現実を見失いそうになること数回(そんなやつはわたしだけか?)そのくらいその不思議な現象がリアルに書かれてて。とにかく今はもっとこの物語を読みたい欲求にかられてます。是非これはシリーズ化して欲しい。わたしならいったい・・・と誰もが思うはず。でも本人にはわからないのよねぇ。くぅ、にくいなぁ。もうどんどん空想、妄想が広がります。表紙に使われてる花が大好きなチューリップというのも出会うべくして出会った、って感じがします。ありがとう、とお礼がいいたい気分です。
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