またまた月末。そして今年もあと1ヵ月。
ということで、我が家もクリスマス月間に突入。フォト日記も久々の更新です。ツリーの次は待ちに待ったお雛様。ほんと1年て「♪まわる〜まわる〜よ・・・」であっという間に過ぎていきますね。早っ(汗)

ということで、勝手に月末恒例今月読んだ本なのですが、今回たった2冊しか読み終わってないやん、ありゃ?
で、読んだのはこの2冊。

★『対話篇』金城一紀 講談社 
あの『GO』で直木賞受賞された作家さんです。あちこちで評判よかったので手に取りました。金城作品読むのは『GO』に続いて2作目。これは3篇からなる短編集。これはいいです!まさに評判どおり!とはいうものの、これは泣く!と一押しの「花」でわたしは泣けなかったんだけどね。あまり書くとネタバレになるから詳しく書くのは控えますが「じゃなんで・・・」と思ってしまったのですよ(^^; でもそれだけで終わってないところが、すごくよかった!いい物語を読ませてもらいました。『GO』よりかなり好きかも。

★『コッペリア』加納朋子 講談社 
わたしはぬいぐるみなんかだと大丈夫だけど、人形ってやっぱり怖いイメージあるんですね。特に市松人形は超苦手。怖すぎ。でも上でも書いてるように雛人形だけは別。もう大好きなんです。ま、これが「我がまま」ってやつですね(笑)

ということで、『コッペリア』読みました。
画面ではなく読んでる想像の世界のせいで、より人形のイメージが浮かび上がってきて(加納さんの巧さなんでしょうね)、もう怖いよ、これ。といっても、加納さんの文章はどんどん読ませられます。でも正直、3章あたりで「いったいこれどうなってるの???」と慌てました、が、さすが加納さん。不安になりながらも読み薦めると、あ、そうかと。で最後のちょっと素敵なオチ。読みながらいつもの加納作品と毛色がちょっと違うなあ、なんて思ってたのですが(全員ひねくれすぎで金持ちの考える事はわからん、なんて思いながら読んでました(笑))ここで少し妙な安心感があって読後感が救われる感じがありました。巧い作家さんて、何を書いてもやっぱり巧いんだなぁなんて、そんな感想をもった一冊。

前回の加納作品は『アリス』がモチーフで今回は『コッペリア』。『コッペリア』はただ人形に恋をするという程度の知識しかないわたしでも充分楽しめました。加納さん、いいですよね!

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今回少ないので、さっきあるHPで知った絵本の御紹介を。http://www2s.biglobe.ne.jp/~yasumama/index.htmの11月26日の日記の中で紹介されてた『きつねのおきゃくさま』。もうそこで紹介されてたここ(注:完全ネタバレ)http://ukanruri.fc2web.com/ehon_kituneno.htmの紹介文読むだけでわたしもうダメ(A^^; これは是非手元に置いて子供たちにも読ませたい物語だと早速「なま楽」買い物リストに追加。あら、やっぱりこちらhttp://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=157451でも大絶賛されてますね。また矢崎存美『クリスマスのぶたぶた』のコミック版も出てるようだし、上で紹介した加納作品『ささらさや』のコミック版も出てるそうなのでそれもいずれ追加予定。最近マンガだとどんどん読む子供たち。これらのコミック版にもフリ仮名すべてふってくれてあったらいいのになぁ。それにしてもなんでこれくらいの漢字が読めないんだ?>12歳(笑)←笑ってる場合ではないって!

ほんとにネットって便利で有難いわ〜、とますます実感する今日この頃です。みなさん、いつもありがとうございます(ぺこり)