と〜っても影響されやすいわたし(笑)

ということで、わたしもまだだったので選んでみました。2004年読了本は約80冊。好みだろうと思う本しか選ばないから好きな本ばかり。なんとか20冊ぐらいは絞れたんだけど、そこから10冊選ぶのにかなり迷いました。で、最後はやっぱりその時の気分で決定。中には読み終わったときかなり感動したはずなのにすっかり忘れて入れてないのもあるかも(1月に読んだ『クライマーズ・ハイ』ってどうだったっけ?って感じですから(A^^;)

ではでは、いきま〜す。一応好きな順に
【思いっきり追記】
★『幻夜』東野圭吾 集英社
 文句なし、2004年度マイベスト1作品です。

★『博士の愛した数式』小川洋子 新潮社
いきなり前年度(2003年8月)発売作品なのですが、もうこれ大好きです。こういう本が読みたかった!って感じ。

★『僕たちの戦争』荻原浩 双葉社
荻原作品でお薦めは?と聞かれると今までは迷うことなく『誘拐ラプソディ』と即答してたけど、これからはこれかも、と迷うくらい気にいりました。気軽に薦めるにはちょっと長いんだけどね。

★『さまよう刀』東野圭吾 朝日新聞社
ほんとうは一番最初にもって行きたかったんだけど、むにゃむにゃむにゃ。と書きたい感想はいっぱいあるんですが書くとネタバレしそうだから自粛。でもやっぱりさすが東野さん、読み出したら止められない!ノンストップ徹夜本というならこれが一番です。

★『家守綺譚』梨木香歩 新潮社
普通なら絶対好きにならない(読む気もしないはず)世界の話だろうになんでこんなに惹かれてしまうんだろう。この心地よさは何?っていう不思議な本。そしてとっても綺麗な本。飾っておきたくなります。

★『君の名残を』朝倉卓弥 宝島社
タイムスリップが絡んだ壮大な歴史ロマン物語。歴史音痴のわたしでも夢中で楽しめます。作者巧いっ!!!

★『夜のピクニック』恩田陸 新潮社
恩田作品も次から次へと2004年度も恩田さん大活躍。どれもおもしろくてどれにしようかと迷いましたがやっぱり今年はこれで決まりしょう。本屋大賞、おめでとうございます。

★『約束』石田衣良 角川書店
あの大水害の前日読み終わったというのも何かの縁だったのかも。あの時これを読んでてよかった、としみじみ。

★『グラスホッパー』伊坂幸太郎 角川書店
伊坂さんも出る本出る本すべておもしろかったですね。これも迷った末これを。確かに珍しく殺人多すぎだけど、流れのすばらしさでこれに決定。巧いっ!

★『スペース』加納朋子 東京創元社
やっぱりこのシリーズは入れたい。手元に置いてなんどでも再読したいシリーズです。

★『スパイク』松尾由美 光文社文庫
10冊目。迷いに迷ってこれを。最後の一文に惚れました。

10冊目は奥田さんの直木賞受賞作でもある『空中ブランコ』にしようか、北森さんの香菜理屋シリーズ『桜宵』『蛍坂』のあわせ技にしようか、いやタイミングよくhttp://www.geocities.jp/y_ayatsuji/bbs/pochi01-a.html講談社ミステリランドシリーズ『黄金蝶ひとり』他あわせ技、いややっぱりぶたぶたも、あ、『幽霊人命救助隊』もあったよなぁ、そういえばあれもそれも・・・とすっごく迷ったのですが、結局最後は『スパイク』に決定。みゆきさん『夜会 24時着0時発』の影響だろうな(笑)
うわっ、午前中に書いた「2004年読了本マイベスト10」に東野圭吾『幻夜』入れるの忘れてるぅ!!!!!

ウイルスバスターのあのトラブルで過去の読了本すべてパーだったので過去日記たどりながら拾って言ったのに、よりによって文句なしマイベスト1の『幻夜』を抜かしてしまうなんて・・・・・・。アホすぎる・・・・・・。

ってことであの読書感動をもう一度。鳥肌立ちましたっけ。
http://diarynote.jp/d/20035/20040310.html

ついでに見つけた「2002年マイベスト10」
http://diarynote.jp/d/20035/20030116.html
「2003年度」も見つけた。
http://diarynote.jp/d/20035/20040129.html

こうして並べてみると趣味が思いっきりわかりますねぇ(笑)

ついでに一番最近読んだ本
★「女王様と私」歌野晶午
あの「葉桜・・・」の歌野さんが書いた今年一番の問題作ということで早速読んでみました。・・・・・・(絶句)。確かにかなりの問題作、もう言葉なし。っていうか、読み終わった後真っ先にある場所のある文章に対して『おまえ【誰?】が言うなーーー!』って強く思ったのでした。とはいえ、歌野さんはやっぱり巧いなぁと思わせてくれるのも確か。これいろんな意味で結構話題になりそうですね。読み終わった方々の感想読むのが楽しみかも。いろんな反応ありそう。
あ、書けるようになってる!と思ったらもうこんな時間。
とりあえず題名だけ。簡単感想はあとで。
ってことで一日経過。感想追加です。うわぁ、もう10月だよ(焦)

★『容疑者Xの献身』東野圭吾 文藝春秋
待ちに待った東野さんの新刊。とにかく大事に読まなきゃって思ったのに夜中チラッと開いたら・・・途中でやめられなくなって午前3時過ぎ読了。あの大どんでん返しも半分頭の中ボー状態で驚き半減。あぁ、バカ。次の日再確認して改めて東野さんの凄さを感じてました。まさに『最高の純愛、最大のトリック』。作家生活20周年を記念するにふさわしい秀作です。わっ、『なまもの書評』でも久々のWお薦めマークが!(嬉)新聞広告でも大きく宣伝されてましたよね。力入ってます、文藝春秋。ここまでくれば一気に今度こそもう一押し。頼むよ!(笑)あ、それとわたしも指紋べたべたにはびっくりしましたよ。なんなんだ、これは。予約してた「なま楽」から届いたので喜んで触りまくってふと見ると、ありまー!とうとう東野作品は白い手袋をして読むくらいの域に達したってことですね!ってそんなことしたらページめくり難いって(笑)とにかく即効ブックカバーかけるのが吉。

★『午前三時のルースター』垣根涼介 文藝春秋
『君たちに明日はない』がとてもおもしろかったので、大賞を受賞したデビュー作ってことで読んでみました。テンポよくて結構おもしろかったです。読みながらこのタイトルは何だろう?ってずっと気になってたんですが、最後の最後で納得(でもピンとこなかったけど)。結構ハードボイルド系だったから(ジェット)コースターみたいなもの?なんて思ってたからこんなところでもびっくりした。無知すぎか?(笑)

★『雪は降る』藤原伊織 講談社文庫
短編集です。いいです。巧いです。読ませられます。黒川博行さんがあとがきを書かれてるのですが藤原さんの意外な一面にも触れられてておもしろかったです。文庫のあとがきってお得だよねぇ。

★『パーフェクトプラン』柳原慧 宝島社
第2回このミス大賞作品ということで手に取りました。題材、内容、展開はすごく魅力的なのですが表現力が・・・あぁすごくもったいない、岡嶋二人さんにこの題材で書いて欲しかった、なんて思いながら読んでました。将来性に買いです。このミス第1回大賞作品はあの『四日間の奇蹟』だったし、今年は中学生の女の子が書いた作品が特別賞をもらったようなこと新聞でみたし。これからも注目の賞なのです。

★『女王様と私』歌野晶午 角川書店
帯に【『葉桜』の歌野晶午が放つ今年最大の問題作!!】とあるんですが、その通り!って感じ。この本何から何まで計算しつくされてますね。

★『さよなら妖精』米澤穂信 東京創元社
最近やたらあちこちで目にする名前の作家さんなので、まず評判がいいこの作品からってことで手に取りました。こういう内容だったのかあ・・・・・・。あのオリンピックが行われたのは何年だったっけ?と思いながら読んでました。当たり前だと思ってた『平和』の危うさを再確認させられます。すごく心に残る作品です。

★『クドリャフカの順番』米澤穂信 角川書店
ということで、いきなり著者最新作を手に取るわたし。やっぱりわたしは暗号は苦手だと再確認させられました(笑)。だから誰がこんな暗号わかるんだ?え?みんなわかるの?嘘・・・・・・。登場人物が個性的だったので『氷菓』読んでから読めばもっと愛着持てて楽しかったんだろうなと思ったり。それにしてもなんで『クドリャフカ』?(もしかしてこれもわかってないのか?わたし(汗))だってクドリャフカといえばやっぱりこれでしょ、ってこんなところに書くのは反則かもですが。

このお話、知ってました?
http://ubonpage.at.infoseek.co.jp/Kudryavka.html注:音が出ます。でも是非BGMとご一緒に。