11月12日の日記

2004年11月12日
御無沙汰しております。

ず〜っとほっといたんだけど『ほんと、すごい状況です。』で止まってるのを見て、これはいけないと思って(←気づくの遅すぎ)。ご心配かけてすいません&ありがとう。

実はあの台風23号(ばっきゃやろ〜!)でえらいことになってしまったんです。豊岡じゃないけどあの映像と全く同じ。プラス土砂までプレゼントって感じ(要らないって!)。もう少し落ち着いたらまた復活しますのでそれまでもうちょっとここはお休みさせていただきます。

それにしてもかなりあわただしかったこの二十日間。ただでさえ痩せてる主人がマイナス3キロ、なのにわたしは現状維持ってどういうこと?納得いかないわ(笑)。とまれ、家族みんな元気でいますからそちらの方は御心配なく。戻ってきたらまたよろしくね〜
中島みゆき 瀬尾一三 CD ヤマハミュージックコミュニケーションズ 2004/11/17 ¥3,150あぶな坂
わかれうた
怜子
信じ難いもの
この空を飛べたら
あわせ鏡
歌姫
傾斜
横恋慕
この世に二人だけ
はじめまして
どこにいても
土用波

さっき、やっと手に入りました。早速パソで聴いてます(内緒だよん)
みゆきさんの曲はすべて現在進行形のわたしだから20年以上前に発表された曲でも昨年発表された曲でも感覚は同じです。歌詞レビュー冒頭のみゆきさんの『いまのきもち』についての言葉をしっかり受け止めながら聴いています。わたしもいつの間にか『あの頃は・・・』ってあまり振り返らなくなりました。いつの頃からか今が一番好きになってるみたいです。今回のこんな台風被害の後でもそれは変わらないなぁ。もしかしてわたしは自分が思ってる以上に幸せな環境にいるのかも・・・と自分で自分を励ましてみたり。え?単にお気楽なだけですか?(笑)

それにしても、このアルバムめちゃめちゃいいわ〜!!!!!

11月29日の日記

2004年11月29日
気がついたら11月末。もうすぐ12月だなんて嘘みたい。あったかいし。でも台風の後片付けで早朝から深夜まで水使いながら作業する事も多かったのでもう大助かりでした。

それにしてもとんでもない事が起こったものです。まさか自分の地域がそんな災害に巻き込まれるなんて夢にも思ってなかったし。実はあの日、突然の停電でわたしは真っ暗な地下(外は完全水没)にひとり閉じ込められまさにタイタニック状態だったのです。ということでえらい状況になりましたがとにかくみんなケガもなく無事だったということでそれが何よりで悲壮感が相殺された感がありました。そしてそれに続く新潟地震。あの映像を見るともう何もいえなくなりました。とにかく今はできることをしていくしかない、落ち込んでる場合じゃない、とにかくやらなきゃって感じでした、というよりやること多くて落ち込んでるヒマなんてなかったかも。家は水につかるとこんなに弊害がでるのかと思い知りました、いや骨の髄まで思い知らされましたよ、とほほ。

幸、身内で被害にあったのは我が家だけという事もあってみんながいろいろ手伝ってくれたり助けてくれたり。もうどんなに助かったか有難かったかです。でもってみんな明るいのよ、これが。なぜか全然深刻感なかった気が、っていいのか?(感覚が麻痺してた?)

今回、自宅被害のほかにもう一箇所えらいことになったことがあってそちらの片付けがもう大変で。しかもそれはわたしが勝手にやったことだから、よけいなことしなけりゃこんなにみんなに負担かけずにすんだのに申し訳ないなぁ、心配もいっぱいかけてるだろうなぁと、かなり責任感じたことがあったんです。そのことを義母に「ご心配かけてすいません」というと、すごくあっさり「そんなん、ええ、ええ」と。もうどんなに気が楽になった事か。と同時にさすがいろんな修羅場くぐってきた人生の先輩は格が違うよなぁとも。さすがですわ、お義母様!なんて思ったり。他にも「ナイル川の氾濫」とか大変な状況なのに頭の中にはしょうもないことばかり次々浮かんでたっけ。

と、こんなあんなで台風からひと月経過。昨日台風以降初めてナナ(犬)を散歩に連れていきました。我が家もだんだん普段の生活が戻ってきています(排水とか電気とかまだまだ(仮)ばっかりでまだ散歩も毎日は無理だけどね)。自宅以外の別件の方もだいぶ落ち着いてきたしまた一山超えたかなというところ。これからはぼちぼちと大掃除兼ねて自宅の復旧をやっていく予定。一石二鳥だわ。とにかく要らないものは捨てよう。今回の事でこれからのわたしの人生の目標は『長生き』&『身軽に暮らす!』に決定したしね。

ということで、また書き始めようと思いますのでよろしくお願いします(ぺこり)
月末ということで勝手に恒例、今月読んだ本・・・って読む時間なんて全くなかったこの一ヶ月。本を読める余裕がある生活ってすごく贅沢で有難いことだと実感。

そんな中、定期健診の待ち時間利用して唯一今月読んだ(読めた)本がこれです。

★『UMAハンター馬子(1)』田中啓文 学研M文庫
とにかくこんな時だから軽く読めそうなもの、楽しそうなものと本棚の中から選びました。おもしろかったー!!!と同時にとにかく弟子のイルカちゃんがもう不憫で不憫で。なんて辛抱強い子なんだろうと感心しまくり。若いのにそんな苦労することないのになんて子なんだ、あなたは。わたしの今の(大水害復旧)苦労なんてあなたの苦労に比べたら全然たいしたことないわと励まされてしまいましたよ(笑) このシリーズまだまだ続きそうなのでイルカちゃんの今後をこれからも見守り続けたいと思います。がんばれ、イルカ!(逃げ出したほうが幸せだと思うけど(^^;)

あ、10月に読んだ本も書きそびれてたからついでにこちらで。
★『聖域』篠田節子 講談社文庫
10月5日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041005.html

★『塔の断章』乾くるみ 講談社文庫
乾作品は『Jの神話』しか読んでなかったので、話題作『イニシェーション・ラブ』を読む前になんか読んでみようと思って選んだのがこれ。タイトル通りほんとに「断章」の物語。でもその断章がつながった時の快感はやっぱ読書って楽しいわ!と実感。そしてこの文庫版には特別に著者解説があってこの物語を書くにあたっていろいろ語ってくれてるのですがそれがすごくよかったです。頷きながら読ませてもらいました。特に騙し騙されのミステリー小説で著者自らがここはこうして解説してくれるのはとってもおもしろいです。そのせいもあるのかわたしは『イニシエーション・ラブ』よりこっちの方が好きかも。

★『イニシエーション・ラブ』乾くるみ 原書房
10月16日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041016.html
これも文庫版になったら『塔の断章』のような著者解説をつけて欲しいなぁってすごく思います。読みたい。

★『グラスホッパー』伊坂幸太郎 角川書店
10月16日の日記参照

★『約束』石田衣良 角川書店
10月19日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041019.html
ちょうど水害直前に読み終わった本がこれでした。絶望からの再生の物語、ということでこの本を読んでてほんとによかったよなぁって後片付けしながらよく思い出してました。ほんとにいい本だと思います。今のところわたしの石田作品ベスト1です。