ちょうど今読んでるのが奥田英朗直木賞受賞作『空中ブランコ』。めちゃめちゃおもしろいです。その中でも「ハリネズミ」が最高に受けました。もうどんなに笑ったか。あと2作残ってるけど続き読むのが楽しみ。読みながらこのシリーズドラマ化したらおもしろいだろうなってすごく思います。今のところわたしの頭の中では伊良部先生はあの阪神タイガース伊良部投手で動いてます(笑)

ぼちぼち家の片付け開始。昨日は玄関終了。今晩はシューズボックス整理だな。というふうに少しづつ下から順番にやって行けば今月中に家中片付くはず。あ、でも今夜は居間の敷物換えようって朝言ってたっけ。となると…あぁ、考えるだけで疲れてきたわ(ダメやん) 
今年も無事誕生日を迎えることができて素直に有難いなぁと思います。誕生日ってこの年になると別に普段の日と変わったことなんてないんだけど気持ちの中でやっぱ特別の日だなと。それにわたしの目標は『長生き』ですからこれでまた一つ目標に近づいたなと。

それにしてもこの1年はほんとにいろんな意味ですごい年になりました。って自分たちでそうしたんだけどね。ほんとこんなにいろんなことがあった年はなかったかも。で、すべて予定通りでほっとしてたところへ大水害、ってなんか出来すぎだよなぁ。神様が『調子に乗っちゃダメ!』と言ってくれたのかも・・・なんて素直に思えないって!神様、やりすぎです。

とそれはともかく、やっとすべて落ち着いてきて(水害復旧除く)これからはちょっとゆっくり出来るかなと思ってたのですが、どうもそうは行かなくなりそうな気配。なんで?もう、いいって!ったく、あんたの辞書には『休息』という文字はないのか?わたしの頭の中は『休・休・休・・・』の文字でいっぱいなのになぁ(ため息)
昨日偶然タイミングよく職場に常連のお客様がケーキの差し入れを。わ〜い、ってことでその場で1個。夕方小腹が空いたので1個。だって余ってたんだもの。帰宅すると長女から前々から食べたいって言ってたコンビニの肉まんのプレゼント。次女は絵&メッセージのプレゼント。有難く頂いてから夕食もしっかり食べた夜9時半。主人がケーキの箱抱えて帰宅。うぅ・・・。でも食べた。さすがに2個は無理だったが。

最近ちょっと落ち着いてきて気もゆるんだせいもあるのか、はたまたこんな食生活が影響してるのかで一気に体重2キロ増…。主人はじめご近所さんみんな疲れきってげっそりされてるというのに。もしかしてわたしは人生最大のダイエットチャンスを逃してしまったのかも。このまま年末年始に突入するのがこわい。正月には25年ぶりくらいに同窓会もあるというのに。いいのか?と思いながら昨日の残りのケーキをおやつに食べながら書いてます。ありゃ。

お馴染みHP「なまもの!」の新刊入荷速報みてびっくり!待ちに待った荻原浩『誘拐ラプソディー』の文庫版が10月に出てるじゃありませんか!全然知らなかったわ。嬉しいっhttp://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1719784
これすっごく面白いんですよ。大好き。それにしてもこの表紙、えらいハードボイルドタッチの雰囲気ですね。それ期待して買ったらひっくり返りますよ。でも買って絶対損なしです。これ、ほんとに面白いからたくさんの人に読んで欲しいなぁってすごく思います。そしてこの帯の文句が最高に巧い。ほんとバカなんですよ。

帯の文句といえば、こちらも待望の文庫化『永遠の仔』。5巻に分かれて文庫化されたんですがそれぞれの帯の言葉読むだけでジ〜ンと来てしまいます。ちなみにこんな文章なのです。

永遠の仔(1)再会『再会は地獄への扉だった。』
    (2)秘密『深い闇を覗いてしまうと、二度と元には戻れない。』
    (3)告白『人は救いを求めて罪を重ねる。』
    (4)抱擁『一人ではない――その想いだけで生きていける。』
    (5)言葉『人は誰しも、永遠の仔。』

もう、これだけで再読した気分になれるくらい巧いなぁと感心しちゃいます。ほんとにこれは名作だよなぁ。思い出すだけでジ〜ン。

松尾由美『スパイク』読書中。
先日の台風23号で道路も河川もズタズタなまま。ちょっと雨降るとどんどん土砂が流れてきてただでさえ浅い川がどんどん浅くなってる。まだまだそこまで手が回らないもんね。そこにこの雨。

予報ではこれから雨足が強くなるようで深夜が一番だめっぽい。溢れたらどうしましょ。もちろん23号のような事にはならないだろうけど今少しでも雨が強くなるとすぐ床下浸水くらいになりそうな状況だし(おまけに仮排水だから雨水処理も追いつかない状態だからなおさら不安増)

このまま行けば今夜は寝ずの番で、いつでも排水ポンプ(買いましたとも)動かせるようにしとかなきゃいけないかも。あぁ、憂鬱。早く帰ろう・・・
時間はあるのに気持ちに余裕がなくて、書こう書こうと思いながら書けずに1週間経過。

先週土曜日は夜から深夜にかけて大荒れ。夕食食べながらなんか嫌な予感がしたので様子を見に行ってみると思ってた通り排水が間にあわずどんどん水が…あぁ、やっぱりダメだ。急いで長女を呼び二人で排水作業開始。ずぶぬれになりながら必死で排水作業をしてるわたしたちの前を、ゆっくりと『…注意報が発令しておりますから御注意ください』と放送しながら通り過ぎる公用車がすごく虚しく感じられたっけ(ま、どうしようもないのもわかってるけどね)。雨も小降りになりやっと水も退いてまた続きの夕食べ始めたところでやっと主人が『だいじょうぶみたいやなぁ』って言いながら帰宅。大丈夫じゃないんだって!

といってもひどいのはそれからでした。これからまだ強く降るって言ってたしというわたしに、大丈夫ちゃう?もう止むで。なんかあったら起こすから先寝たらと相変わらず能天気な主人。ま、その前に一応見てくるわ、と外に出てびっくり。中にいると全然わかんなかったけど外はえらい暴風雨だったのです。呑気にテレビ見てる場合じゃなかったのね。当然溢れてる、というか地下のドアの上までまた水来てるし。ってことでそれからがもう大変。深夜3時過ぎまで暴風雨の中主人と排水作業をするはめに。

やっと雨風も治まり水も退いて、恐る恐るドアを開けてみるとあら水入ってない。やっぱり腐っても防水扉、これくらいまでなら耐えられたみたいです。よかった。

わたしは次の日曜日はお休みだったので、気がついたら12時でした。主人はいつものように8時にはお仕事に出かけた模様。ちゃんとナナに食事もあげて。とてもついていけない・・・ってもうずっと前についていくの諦めてたっけ(笑)

といろいろあって今日はもう11日。家の片付けも順調にいけばそろそろ3階に上がってる予定だったんだけどまだ1階シューズボックスまでしか進んでないのは何故?果たして年内に終了できるでしょうか?(絶対無理)
今日は主人早朝より出張、わたしはその代わりに休日出勤で普段より一時間早出。なのに、前日録画した『二つの塔』(前も見たのになぁ)を深夜12時すぎから見始めたら止まらなくり結局最後まで見てしまった。時計を見てびっくり、3時過ぎてるやん(真っ青)

あ〜ぁ、今日は神戸の方で美味しい中華で忘年会しましょうってお誘い受けてたのになぁ、残念。ほんとに今年は例年以上に働きづめの年でした。もう疲れきってるので来年のお正月はどこへも行かずに家でゆっくりのんびりの予定。大水害で余裕もないことだし。でもこのままだと掃除&片付けで終わってしまいそうなやな予感が…

***
11月読めなかった反動か、はたまた現実逃避?かで最近読書が進む進む。もう片っ端から攻略中。松尾由美『スパイク』、小路幸也『高く遠く空へ歌ううた』、そして今年の超話題作法月綸太郎『生首に聞いてみろ』、黒田研二『幻影のペルセポネ』読了。すべて◎、大満足。
そして現在北森鴻『蛍坂』読書中。あぁ、香菜里屋におせち料理頼みたい(笑)
もうどれだけ待ち遠しかったか、やっとこの日が来ました!

わたしが今年の1月、あの時あの場所で観た『夜会』http://diarynote.jp/d/20035/20040125.htmlの舞台が映像になって登場です。毎回いいものをみせてくれるのですがわたしにとって今回のテーマはまさに直球。どれだけ勇気、元気をもらったか。今年一年いろんなことがあるたびに頭の中でこの映像やみゆきさんの歌が流れてたっけ。

今年を表す漢字は『災』だとか。ほんとに我が家も今年はいろいろなことがありました。でも今年の我が家の漢字は『躍』です。勢いつけて思いっきり飛んじゃいました(あ〜ぁ(笑))。あとは飛んだものはしょうがない、なんとか着地に失敗しないようにまたがんばらなくてはという感じ。ということでまだまだ落ち着かない日々が続きそうです。そんなわたしに元気をくれるのがみゆきさん。ほんとにこの人のファンでよかった、同じ時代に生まれてよかったなぁとわたしの運命に感謝とまで思えます。

今回のパンフレットの中の挨拶文には、必ず生まれた川に戻り卵を産んで死んでいくという鮭の命の旅路を「銀河鉄道」に託し、彼らの水の線路の選択に主人公の運命の選択肢を託しこの物語とつくりましたとあります。そして『今を懸命に旅し続けるすべての魂たちへ、共に生き、志なかばにして逝った中間たちへ、「何度でも生まれ変わっておくれ、そしてまた、共に走ろうね」と願いを込めて、このおとぎばなしを捧げます。』と結んでいます。

でもって、もうみゆきさん、舞台の右から左、そして上へ下へともう出ずっぱり。その上歌ってるんですもの。みゆきさんのコンサートを観るたびになんでこれを映像で発売してくれないのだろうと思うこと20数年。今回の『夜会』は歌の比率が例年に比べすごく多いのですよ。ラストあたりの構成なんてまさにコンサート的な流れでもう圧巻です。ほんと素晴らしい!!!のです。あの舞台をまた観られるなんてこんな嬉しい事はありません。あぁ、早く観たい、観たい、観たいっ!

ってことで、もちろんネットで予約中。予定では発売日には到着するはずだったんだけどちょうど時期を同じくして『ハリー・ポッター』のDVDもでるのでこれも一緒に予約、ポチッ。と、そこまでは良かったんだけど代引き手数料ケチって同時発送にしてしまったのです。だからうちに届くのは20日過ぎの予定だなんて、そ、そんなぁ(よく説明読みなさいって)。あぁ、200円ぐらいケチらなきゃよかった…、あぁ、早く観たい……
DVD ヤマハミュージックコミュニケーションズ 2004/12/15 ¥7,350サヨナラ・コンニチハ
線路の外の風景
分水嶺
フォーチュン・クッキー
パーティー・ライツ
闇夜のテーブル
情婦の証言
ティムを探して
廃線のお知らせ
遺失物預かり所
水を点して火を汲んで
ミラージュ・ホテル
ミラージュ・ホテル
メビウスの帯はねじれる
DOORS TO DOORS
リゾート・ラッシュ
水の線路
我が祖国は風の彼方
三日月の湖
帰れない者たちへ
月夜同舟
命のリレー
サーモン・ダンス
二隻の舟
無限軌道
ミラージュ・ホテル
サーモン・ダンス
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なんと今朝、「夜会」と「ハリーポッター」のDVD到着しました。まさかこんなに早く届くなんて誰が予想したでしょうか。まさに『神様仏様ア○ゾン様様』です(嬉)

ということで、今日はもう仕事になりません。でもなかなか集中して観られません。お願いだからわたしにゆっくり『夜会』を見せて〜、邪魔しないでぇ〜(こらこら)

『♪いきて ♪およげ ♪なみだはうしろへながせ…』頭の中でリフレイン中。
もう頭の中は『夜会』のいろんな歌&映像でいっぱいです。

♪好きな未来を あなたの手で選び出して
♪ひとつだけ当たり あなたの手の中に ほら

と、今年はこんな感じでいろんなことを選んで次々決めてった1年でした。やっと一段落と思ったのに最後の最後にそんなものを選ぶか?というおまけ付き。さて、この選択は?

この何かと忙しい年末なのに『夜会』観たくて観たくて。他の事何にも手につきません。でもあと2週間で今年も終わりだなんて信じられない。い、いつの間に、って感じ。でも一年前と今では状況が全然違っちゃてるのは確か。よくもまあ1年でこんなことになってるとは…と自分でも信じられないし。

さて、これらの選択は当たり?はずれ?
ま、当ってもはずれてもまた次々とくじを引きながら進んでいくからどうにでもなるよね(と、自分に言い聞かせてる) あ〜ぁ、今年はいろんな意味で当たり年だったから年末ジャンボも当らないかなぁ……。

って思ってたのに買うのすっかり忘れてたし。
小泉今日子と柄本明で映像化された川上弘美『センセイの鞄』、以前録画して見よう見ようと思いつつついつい後回しになってたんですが今回やっと見ることができました。最初のうちはどうしてもキョンキョンと柄本さんにしか見えなかったのですが、見ていくうちにだんだん月子さんとセンセイに、見終わる頃にはこのお二人がすっかり原作に同化してました。原作のなんともいえないよい雰囲気がすごく出てて、見終わった後の余韻もすごくよかったです。これは見てよかった。

で、最近読んであちゃー(><)と思ったのが桐野夏生『残虐記』。もう読んでて吐き気しそうでした。だったら読むなよ、ですが、それでも読ませられてしまう(超斜め読みだけどね)のが桐野さんの文章力、想像力、実力なんだろうなぁと。途中でやめることができないのです。でもなぁ。。。やっぱ読まなきゃよかった…。普通ならタイトルで敬遠できたのに話題に負けて興味示したのが間違いだった。これはきつい、あんまりだー、そんなこと絶対あるはずない!といいたい。(って読まなきゃ意味不明だよね、でも絶対薦めたくないし。あぁ、ジレンマ)。でも『OUT』とかは大好きですよ、わたし。今まで読んだ桐野作品すべて○だし。でもこれはダメダメだ、わたしには。

で、気分転換になんか楽しそうな本を、と選んだのが光原百合『時計を忘れて森へいこう』。もうタイトルからして正解って感じですね(笑)

と、これを読んでる途中手に入ったのが大好きな東野圭吾最新刊『さまよう刃』http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1740702 待ちに待った東野さんの新刊です。大事に後でゆっくり読むつもりがちょっと読み出したら止まりません、気がついたら3分の1超えてるし(あー、もったいない)。『手紙』のテーマといい今回のテーマ(ここで思い出すのが貫井徳郎『殺人症候群』。これも最高によかったよなぁ)といい、東野さんがどう物語を着地させるかすごく楽しみっ。さて、どうする?どうなる?

って、こんな事してる場合じゃない、あれもやらなきゃこれもやらなきゃとやっとみゆきさんのDVDを中断したのにこれじゃ意味ないよなぁ……。ま、いっか。
2日前の夜は職場の忘年会(うちも『望年会』だな)、昨日の夜は娘の部活のコンサート、今日は今日でクリスマス食事会。ってことでお歳暮届ける時間がとれなくて困ってます。なんとかこの日曜日に、ってやっぱ遅すぎだよなぁ。

今年はツリーも出してないしプレゼントも用意してないのだけれど一応ケーキ&チキンだけは用意してるので、+αで家族(義父母含)みんなで家で簡単パーティの予定。夕食手抜きできるから有難い。でもって水害から2ヶ月、また以前のようにみんなで食事会もぼちぼちできるまで落ち着いてきたことを素直に喜びましょう。

おせち料理注文しなくちゃって迷ってたらあちこち締め切り過ぎてるし。まだ間にあいそうなところでもほとんど売り切れ(ネット情報)。う〜ん、どっか配達してくれるところあるかしら?と思ってるうちにまた一日経過・・・ありゃりゃ。

***
東野圭吾『さまよう刃』読了
もうどんどん読めます。さすが東野さん!です。
わたしが感想書いちゃうとネタバレしそうなのでもうちょっと時間たって機会があれば。これは素の状態でな〜んもしらずにドキドキしながら読んだほうが絶対いいので何も書きません。機会があったら手にとってみてください。時間忘れて読まされます。でも一つだけ、新年最初の一冊よりは今年最後の一冊にしたほうが絶対いいと思うです、はい。ということで、みなさん、早く読みましょう。
わたしの今年最後の一冊は、天童荒太『家族狩り(一〜五部)』になりそうです。でも27日から一日一冊づつ読んでいくとちょうど31日読了の予定だったんだけど最初から予定通り進んでないし。さて、年内に読み終われるか?

家の掃除はなんとか2階に上がってきてます。もうかなりテキトーになってます。なっちゃって掃除です(これでは嘘でも「大」はつけられないよなぁ(笑))

なんか来年も年初から慌しくなりそうです。その時その時に一番いい方向へ向かうようやるしかない。でもがんばってなんとかなるものならなんとかできるんだけどこればっかりはそういうわけにはいかないもんなぁ。ったくどうすりゃいいんだよ。とにかく良い方向へ向かうことを信じよう。絶対あきらめない、あきらめちゃいけない、と今は思わなきゃね。ここまできたんだもん、これからだもん。だからがんばって欲しい、負けるな!(願)
あっという間に気がついてみれば大晦日です。相変わらずギリギリまでお仕事中。月末だし年末だしってことで先延ばししまくってた伝票整理とかの雑用をさっきやっと終えました。これでお仕事関係の遅れはないはず。ほっ。とはいえ家のお掃除は、やっぱり全然できてません。それでも昨日年賀状書いたし今日はお節調理も届いた。お正月準備の買出しも昨夜ギリギリで行って来れたし。今日は子供たちは実家のお餅つきに行きました。なんとなく年越しなのね、って気分になってきました。今年はほんとにいろんなことがありすぎました。そしてやっぱり来年もまだまだ落ち着けそうもないんだなぁ…。ま、やるっきゃない!んです。今は。

月末なので今月読んだ本行きま〜す。あ、『家族狩り』はまだ2部の半分くらいです。(ほんとに予定は未定。で、いっつもこんなものです、はい)

★『空中ブランコ』奥田英朗 文藝春秋 
祝!直木賞受賞(パチパチパチ)。次は誰が当るかと思ってたら石田さんに続いて奥田さんが抜け出しましたね。もしかして紅白の審査員?と思ってたりもしたんですが今回は入ってませんね。残念。とにかくこれ、めちゃくちゃおもしろいです。大好き。

★『スパイク』松尾由美 光文社文庫
みゆきさんの夜会『24時着0時発』観ながら、この物語の最後の一行を思い出してすごく幸せ気分になれるわたし。もちろん全然別物の物語でなんの共通点もないのですが。それにしてもいい時期に読んだなぁと思います。そう『いろんな出会いで人生は動く』(←さとなおさんさなメモより。最近すごく印象に残った文章です。わたしも今年新しい事をはじめたからよけい実感させられました。)んですよね。で、進んでいくのは、誰でもない自分自身。ということで、なりたい未来(お休み、お休み、お休み…(笑))目指してがんばろ、っと。

★『高く遠く空へ歌ううた』小路幸也 講談社 
デビュー作に続いて2作目です。実はわたし小路さんのネット日記隠れファンなのです。日記から伝わってくる考え方とか思いとかにすごく共感させられるのですよ。そんな想いが小説にも織り込まれて伝わって来ます。やさしい世界の不思議な物語です。

★『生首に聞いてみろ』法月綸太郎 角川書店
あちこちの今年のベストテンでトップ独走?って感じだったので手に取りました。なるほど、ミステリ好きには「えー!」「ほぉー!」「うわーっ!」と思われるのは確かだな、かなりの前評判にも大納得。でも前半超退屈で挫折しそうでした、わたし。挫折しないでよかった。

★『幻影のペルセポネ』黒田研二 文藝春秋
ネット通信されてる方ならおもしろく読めると思います。ネットゲームというものを全然知らないわたしでも状況がちゃんと入ってくるし。時間さえあればわたしもやってみたいかも。なんか楽しそうな世界ですね。それにしてもよくもまぁこんなわかりにくい状態を、文章でわかるように説明できるものだなぁと、感心しながら読了。さすがプロ。え?感心するところが違いますか?

★『蛍坂』北森鴻 講談社
ほんとにこのシリーズはいいですね。近くにこんなお店&そんな人がいたら人生どれだけ有難いか、です。

★『残虐記』桐野夏生 新潮社 
12月21日の日記参照。これはわたしにはダメでした(^^;

★『さまよう刀』東野圭吾 朝日新聞社
わたし、こういうテーマは嵌るんですよ。だから大好きな東野さんがどのようにこの物語を着地させるのだろうかと思いながら、もうドキドキハラハラ。あっという間に読まされました。で、こうしましたかと。思うことはいろいろありすぎるくらいなのですが、素直な感想書くとそれが即ネタバレになりそうなので、自粛。うぅ、ネタバレで思いっきり話したいっ!

で、今『家族狩り』読書中なのですが、『さまよう刃』『家族狩り』ととにかくテーマが重すぎて。新しい年を迎えようとしてるのに天気は悪いし寒いし。暗く押しつぶされそうな気分になっています。こんな気持ちで新年迎えるのはちょっと嫌かも、って五部までたどり着けなかったわたしが悪いんですね、すいません。

しつこいようですが、今年は我が家にとってはほんとうにいろんな意味で大変な年でした。でも振り返ってみればあっという間の一年。まだまだしばらくはゆっくりできそうもありませんが、お正月だけはちょっとだけのんびりさせてもらいます。いっぱい寝るぞ〜(笑)

ではでは、みなさま、良いお年を。来年もよろしく。