「誘惑」2004年10月、11月に読んだ本
2004年11月30日 読書月末ということで勝手に恒例、今月読んだ本・・・って読む時間なんて全くなかったこの一ヶ月。本を読める余裕がある生活ってすごく贅沢で有難いことだと実感。
そんな中、定期健診の待ち時間利用して唯一今月読んだ(読めた)本がこれです。
★『UMAハンター馬子(1)』田中啓文 学研M文庫
とにかくこんな時だから軽く読めそうなもの、楽しそうなものと本棚の中から選びました。おもしろかったー!!!と同時にとにかく弟子のイルカちゃんがもう不憫で不憫で。なんて辛抱強い子なんだろうと感心しまくり。若いのにそんな苦労することないのになんて子なんだ、あなたは。わたしの今の(大水害復旧)苦労なんてあなたの苦労に比べたら全然たいしたことないわと励まされてしまいましたよ(笑) このシリーズまだまだ続きそうなのでイルカちゃんの今後をこれからも見守り続けたいと思います。がんばれ、イルカ!(逃げ出したほうが幸せだと思うけど(^^;)
あ、10月に読んだ本も書きそびれてたからついでにこちらで。
★『聖域』篠田節子 講談社文庫
10月5日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041005.html
★『塔の断章』乾くるみ 講談社文庫
乾作品は『Jの神話』しか読んでなかったので、話題作『イニシェーション・ラブ』を読む前になんか読んでみようと思って選んだのがこれ。タイトル通りほんとに「断章」の物語。でもその断章がつながった時の快感はやっぱ読書って楽しいわ!と実感。そしてこの文庫版には特別に著者解説があってこの物語を書くにあたっていろいろ語ってくれてるのですがそれがすごくよかったです。頷きながら読ませてもらいました。特に騙し騙されのミステリー小説で著者自らがここはこうして解説してくれるのはとってもおもしろいです。そのせいもあるのかわたしは『イニシエーション・ラブ』よりこっちの方が好きかも。
★『イニシエーション・ラブ』乾くるみ 原書房
10月16日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041016.html
これも文庫版になったら『塔の断章』のような著者解説をつけて欲しいなぁってすごく思います。読みたい。
★『グラスホッパー』伊坂幸太郎 角川書店
10月16日の日記参照
★『約束』石田衣良 角川書店
10月19日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041019.html
ちょうど水害直前に読み終わった本がこれでした。絶望からの再生の物語、ということでこの本を読んでてほんとによかったよなぁって後片付けしながらよく思い出してました。ほんとにいい本だと思います。今のところわたしの石田作品ベスト1です。
そんな中、定期健診の待ち時間利用して唯一今月読んだ(読めた)本がこれです。
★『UMAハンター馬子(1)』田中啓文 学研M文庫
とにかくこんな時だから軽く読めそうなもの、楽しそうなものと本棚の中から選びました。おもしろかったー!!!と同時にとにかく弟子のイルカちゃんがもう不憫で不憫で。なんて辛抱強い子なんだろうと感心しまくり。若いのにそんな苦労することないのになんて子なんだ、あなたは。わたしの今の(大水害復旧)苦労なんてあなたの苦労に比べたら全然たいしたことないわと励まされてしまいましたよ(笑) このシリーズまだまだ続きそうなのでイルカちゃんの今後をこれからも見守り続けたいと思います。がんばれ、イルカ!(逃げ出したほうが幸せだと思うけど(^^;)
あ、10月に読んだ本も書きそびれてたからついでにこちらで。
★『聖域』篠田節子 講談社文庫
10月5日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041005.html
★『塔の断章』乾くるみ 講談社文庫
乾作品は『Jの神話』しか読んでなかったので、話題作『イニシェーション・ラブ』を読む前になんか読んでみようと思って選んだのがこれ。タイトル通りほんとに「断章」の物語。でもその断章がつながった時の快感はやっぱ読書って楽しいわ!と実感。そしてこの文庫版には特別に著者解説があってこの物語を書くにあたっていろいろ語ってくれてるのですがそれがすごくよかったです。頷きながら読ませてもらいました。特に騙し騙されのミステリー小説で著者自らがここはこうして解説してくれるのはとってもおもしろいです。そのせいもあるのかわたしは『イニシエーション・ラブ』よりこっちの方が好きかも。
★『イニシエーション・ラブ』乾くるみ 原書房
10月16日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041016.html
これも文庫版になったら『塔の断章』のような著者解説をつけて欲しいなぁってすごく思います。読みたい。
★『グラスホッパー』伊坂幸太郎 角川書店
10月16日の日記参照
★『約束』石田衣良 角川書店
10月19日の日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20041019.html
ちょうど水害直前に読み終わった本がこれでした。絶望からの再生の物語、ということでこの本を読んでてほんとによかったよなぁって後片付けしながらよく思い出してました。ほんとにいい本だと思います。今のところわたしの石田作品ベスト1です。
「誘惑」石田衣良『約束』。これいいっ!
2004年10月19日 読書また台風来てるみたいですね(げんなり)
こちらでは1時間ほど前の午後2時ごろより風雨が強くなってきました。まだあんなに遠くにいるのに。明日の今頃はどうなってることやら。というか、今日の夜にいろいろ準備(防水扉の補強とかいろいろ)する予定してたのに今でこんな状態だなんて夜まで大丈夫なんだろうか?(びくびく)
***
石田衣良『約束』読了
7編からなる短編集なんですが、もうどうしましょうってくらいよかったです。わたしが書店員だったら本屋大賞に絶対これを押すよなぁ、とまで思ってしまいましたよ。1編読み終わるたびに「ありがとう」って気持ちになります。すべていい作品だと思うけど中でも好きなのは『天国のベル』かな。そして最後の『ハートストーン』にはまいりました。どんなに心動かされたかです。そしてその後の石田さんのあとがきがまたいいんです。なんていい人なんだ、石田さん。全然知らない人だけどね(笑)
こちらでは1時間ほど前の午後2時ごろより風雨が強くなってきました。まだあんなに遠くにいるのに。明日の今頃はどうなってることやら。というか、今日の夜にいろいろ準備(防水扉の補強とかいろいろ)する予定してたのに今でこんな状態だなんて夜まで大丈夫なんだろうか?(びくびく)
***
石田衣良『約束』読了
7編からなる短編集なんですが、もうどうしましょうってくらいよかったです。わたしが書店員だったら本屋大賞に絶対これを押すよなぁ、とまで思ってしまいましたよ。1編読み終わるたびに「ありがとう」って気持ちになります。すべていい作品だと思うけど中でも好きなのは『天国のベル』かな。そして最後の『ハートストーン』にはまいりました。どんなに心動かされたかです。そしてその後の石田さんのあとがきがまたいいんです。なんていい人なんだ、石田さん。全然知らない人だけどね(笑)
「誘惑」最近読んだ本
2004年10月16日 読書え?今回のなまものクイズ応募者正解率100%なの?。なんと初のパーフェクトだったんですね!やっぱわたしが出さなくて正解だったのね(笑) でもって、わたしも英語を暗号に使うのはもうやめた方がいいという案に大賛成。いったい『MOUSE』の複数形って何なのよ?
と、こんな母親を持つ娘は本日初の英検に挑戦です。いつのまにかこんなに成長してたのね。これからも人に頼らず自分でしっかり生きていくよーに(おいおい)
***
乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
ネットでも評判になってた今年の話題作です。いったい何がそんなに話題になってたのだろう?と期待いっぱいで読み始めました。そしたらこの小説、有難い事にわたしたち年代にはドンピシャな時代設定じゃありませんか。このドラマの人気はほんとにすごかった。20代の方たちこの雰囲気わかるかなぁ、なんて思ってるうちに読了。え???
と、何を書いてもネタバレになりそうなので、とりあえずこれだけ。読み終わってからあちこちのネット書評拝見。結構気づいた方多かったみたいでびっくり。わたしなんかそんなこと全然気がつかないどころか読み終わってからもしばらく考えこんでたし。でもって、わたしが行き着いた感想はお馴染み「なまもの」書評でネタバレ反転されてるラストと全く同じ。もう大共感!(笑)
伊坂幸太郎『グラスホッパー』
伊坂さんの最新作。これもまた巧いっ。この人の小説はなんで着地がこんなに見事に決まるんだろうっていつも思うのですが、今回もほんとにお見事、『10、0』連発です。その上今回は今までの作品で感じてた最初の雲を掴むような???な感じが全くなくて、最初から一気にその世界に引き込んでくれるのです。その上での伊坂ワールドの展開ですから最初から最後まですごく楽しめました。今までの中でこれ一番好きかも。
(読みながら、ますます伊坂さん女性に好感度アップだよなぁって思ったり。なんか、おばさまがあのヨン様に惹かれるのと同じような雰囲気あるのよねぇ・・・なんて思うのはわたしだけか?(笑))
と、こんな母親を持つ娘は本日初の英検に挑戦です。いつのまにかこんなに成長してたのね。これからも人に頼らず自分でしっかり生きていくよーに(おいおい)
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乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
ネットでも評判になってた今年の話題作です。いったい何がそんなに話題になってたのだろう?と期待いっぱいで読み始めました。そしたらこの小説、有難い事にわたしたち年代にはドンピシャな時代設定じゃありませんか。このドラマの人気はほんとにすごかった。20代の方たちこの雰囲気わかるかなぁ、なんて思ってるうちに読了。え???
と、何を書いてもネタバレになりそうなので、とりあえずこれだけ。読み終わってからあちこちのネット書評拝見。結構気づいた方多かったみたいでびっくり。わたしなんかそんなこと全然気がつかないどころか読み終わってからもしばらく考えこんでたし。でもって、わたしが行き着いた感想はお馴染み「なまもの」書評でネタバレ反転されてるラストと全く同じ。もう大共感!(笑)
伊坂幸太郎『グラスホッパー』
伊坂さんの最新作。これもまた巧いっ。この人の小説はなんで着地がこんなに見事に決まるんだろうっていつも思うのですが、今回もほんとにお見事、『10、0』連発です。その上今回は今までの作品で感じてた最初の雲を掴むような???な感じが全くなくて、最初から一気にその世界に引き込んでくれるのです。その上での伊坂ワールドの展開ですから最初から最後まですごく楽しめました。今までの中でこれ一番好きかも。
(読みながら、ますます伊坂さん女性に好感度アップだよなぁって思ったり。なんか、おばさまがあのヨン様に惹かれるのと同じような雰囲気あるのよねぇ・・・なんて思うのはわたしだけか?(笑))
「誘惑」2004年9月に読んだ本
2004年9月30日 読書防水扉撃沈(泣)
あまりの雨の大きさ(時間&量)に耐え切れなかった模様。下の隙間から水が入り込んで地下倉庫は大変な事に。ま、まさかこんなことに・・・ひえぇぇぇ〜〜〜〜(真っ青)
それからはもう大変。気がつけば夜中1時。あぁ、疲れた。前回の台風で風対策はばっちりだと思ってたのに今度は大雨。防水扉を過信して油断してたのが大敗因。でもこれで学習効果アップです。「とにかくもうちょっと大雨対策を考えないとな」という主人に『そうでしょ、そうでしょ。とにかく在庫多すぎなのよ。もう少し減らしてもっとのんびりやっていきましょう』と心の中でガッツポーズするわたし。「扉をもっと頑丈にしなければな」って、そっちかよ、おいっ!(--メ
気を取り直して、月末恒例今月読んだ本行きま〜す。
★『紳士同盟』小林信彦
なぜか急に読みたくなり20年ぶりくらいに再読、といっても全然内容覚えてません。小林さんは昔よく読んだよなぁ、やっぱりおもしろい、何年経っても好きなものは好きだなと。今『唐獅子源氏物語』がすごく読みたいのですが、手に入らないのが残念。そのうちいつか巡りあえるといいんだけど。探そ。
★『硝子のハンマー』貴志祐介 角川書店
9月3日の日記に書いたのでそちらで。
★『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)(下)』
たとえどんな展開になろうとも、ここまできたら最後まで付き合うしかないでしょう。早く次でないかなぁ・・・
★『虹果て村の秘密』有栖川有栖 講談社ミステリーランド
★『探偵伯爵と僕』森博嗣 講談社ミステリーランド
★『くらのかみ』小野不由美 講談社ミステリーランド
これも9月17日の日記に書いたから省略。このシリーズいいですね。
★『ぶたぶた日記』矢崎存美
出るの待ってました。逢えて嬉しい〜。この「ぶたぶたシリーズ」いいですよ!是非見かけたら手にとって「山崎ぶたぶたさん」の存在を知ってください。幸せになれます。
★『僕たちの戦争』荻原浩
24日の日記にも書いたけど、もう大好き、荻原さん。これも一人でも多くの人に読んでもらいたい物語です。わたしたちはほんとに幸せだと思います。
★『語り女たち』北村薫 新潮社
なんか不思議な物語。1話目を読んで「んな、あほな。信じるかいっ!」と思わず心の中で叫んでしまったわたし(笑)でも読んでいくとだんだんその雰囲気の中に取り込まれていくのよねぇ。
★『スローグッドバイ』石田衣良 集英社
石田さんらしいよなぁと思いながら読了。めったに恋愛小説は読まないけどこの人のなら読んでみようと思うし。
★『キャッツアイころがった』黒川博行
サントリーミステリ大賞受賞作の黒川さんのデビュー作です。発売が1986年(あ、わたしが結婚した前の年だ)。すごくおもしろいです。大阪弁で小説書かせたらこの人の右に出る者はいないよなぁと何時も思うけど最初からそうだったのね!
あまりの雨の大きさ(時間&量)に耐え切れなかった模様。下の隙間から水が入り込んで地下倉庫は大変な事に。ま、まさかこんなことに・・・ひえぇぇぇ〜〜〜〜(真っ青)
それからはもう大変。気がつけば夜中1時。あぁ、疲れた。前回の台風で風対策はばっちりだと思ってたのに今度は大雨。防水扉を過信して油断してたのが大敗因。でもこれで学習効果アップです。「とにかくもうちょっと大雨対策を考えないとな」という主人に『そうでしょ、そうでしょ。とにかく在庫多すぎなのよ。もう少し減らしてもっとのんびりやっていきましょう』と心の中でガッツポーズするわたし。「扉をもっと頑丈にしなければな」って、そっちかよ、おいっ!(--メ
気を取り直して、月末恒例今月読んだ本行きま〜す。
★『紳士同盟』小林信彦
なぜか急に読みたくなり20年ぶりくらいに再読、といっても全然内容覚えてません。小林さんは昔よく読んだよなぁ、やっぱりおもしろい、何年経っても好きなものは好きだなと。今『唐獅子源氏物語』がすごく読みたいのですが、手に入らないのが残念。そのうちいつか巡りあえるといいんだけど。探そ。
★『硝子のハンマー』貴志祐介 角川書店
9月3日の日記に書いたのでそちらで。
★『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)(下)』
たとえどんな展開になろうとも、ここまできたら最後まで付き合うしかないでしょう。早く次でないかなぁ・・・
★『虹果て村の秘密』有栖川有栖 講談社ミステリーランド
★『探偵伯爵と僕』森博嗣 講談社ミステリーランド
★『くらのかみ』小野不由美 講談社ミステリーランド
これも9月17日の日記に書いたから省略。このシリーズいいですね。
★『ぶたぶた日記』矢崎存美
出るの待ってました。逢えて嬉しい〜。この「ぶたぶたシリーズ」いいですよ!是非見かけたら手にとって「山崎ぶたぶたさん」の存在を知ってください。幸せになれます。
★『僕たちの戦争』荻原浩
24日の日記にも書いたけど、もう大好き、荻原さん。これも一人でも多くの人に読んでもらいたい物語です。わたしたちはほんとに幸せだと思います。
★『語り女たち』北村薫 新潮社
なんか不思議な物語。1話目を読んで「んな、あほな。信じるかいっ!」と思わず心の中で叫んでしまったわたし(笑)でも読んでいくとだんだんその雰囲気の中に取り込まれていくのよねぇ。
★『スローグッドバイ』石田衣良 集英社
石田さんらしいよなぁと思いながら読了。めったに恋愛小説は読まないけどこの人のなら読んでみようと思うし。
★『キャッツアイころがった』黒川博行
サントリーミステリ大賞受賞作の黒川さんのデビュー作です。発売が1986年(あ、わたしが結婚した前の年だ)。すごくおもしろいです。大阪弁で小説書かせたらこの人の右に出る者はいないよなぁと何時も思うけど最初からそうだったのね!
「誘惑」荻原浩『僕たちの戦争』読了
2004年9月24日 読書大好きな荻原さんの新刊です。先日の新幹線移動の車内本。誰にも邪魔されずにゆっくり読めて、時間的にピッタリだったしこの本選んで大正解でした。さすが、荻原浩!
タイトル通り戦争がらみの物語です。実はわたし戦争がらみの物語は超苦手でほとんど読みませんというか読めないんです、つらすぎて。ちょうど今、娘が国語の教科書で「ちいちゃんのかげ送り」というのをやってるようで、本読みを聞いてもらうという宿題が出たんです。夕食をつくりながら聞いてたんですが、もうかわいそうで最後まで聞いてられなかったし。読む前から娘に「これ、ママ聞いたら泣くで」なんて言われてたので、どんな話かと思えば、なんとまぁ戦争のお話ですか、うぅ・・・
子供(9歳)がこのお話を読んで「かわいそう」だと感じるのは当然だと思うけど『戦争』に対してどんなイメージをもつんだろ?『戦争』の悲惨さなんて多分全くわからないと思うし。わたしは戦争映画なんかで若手人気俳優が特攻隊員役で話題になるたびに、もしかして「死」が美化されてしまって勘違いされないかな?なんて心配しちゃう人なんですよ(見てもないのにすいません)
と、そんなわたしがこの物語には大共感できたんです。読みながら、そう、そうなのよ、その感覚、思い、まるっきり一緒。これなら読める、読ませられる(物語もとてもおもしろいのです。荻原さんのセンス大好き)と思ったし、この対比(この物語は現代の青年と昭和19年の青年が時空を超えて入れ替わってしまうお話なのです)が、戦争の悲惨さとともに生まれる時代がほんのちょっと違っただけでこんなに人生(運命)が変わるというのを巧く表してるなぁと。こういうのを中、高校生の教科書に入れてもらえばいいいのになぁ(長すぎます)。わたしのようなものでも物語を楽しみながら読めてしまうからほんと巧いんです、荻原さん。読みながらとにかくラストが気になってしょうがありませんでした。で、最後はこうきましたかと。
あぁ、ネタバレで話したいから誰か早く読んで〜
タイトル通り戦争がらみの物語です。実はわたし戦争がらみの物語は超苦手でほとんど読みませんというか読めないんです、つらすぎて。ちょうど今、娘が国語の教科書で「ちいちゃんのかげ送り」というのをやってるようで、本読みを聞いてもらうという宿題が出たんです。夕食をつくりながら聞いてたんですが、もうかわいそうで最後まで聞いてられなかったし。読む前から娘に「これ、ママ聞いたら泣くで」なんて言われてたので、どんな話かと思えば、なんとまぁ戦争のお話ですか、うぅ・・・
子供(9歳)がこのお話を読んで「かわいそう」だと感じるのは当然だと思うけど『戦争』に対してどんなイメージをもつんだろ?『戦争』の悲惨さなんて多分全くわからないと思うし。わたしは戦争映画なんかで若手人気俳優が特攻隊員役で話題になるたびに、もしかして「死」が美化されてしまって勘違いされないかな?なんて心配しちゃう人なんですよ(見てもないのにすいません)
と、そんなわたしがこの物語には大共感できたんです。読みながら、そう、そうなのよ、その感覚、思い、まるっきり一緒。これなら読める、読ませられる(物語もとてもおもしろいのです。荻原さんのセンス大好き)と思ったし、この対比(この物語は現代の青年と昭和19年の青年が時空を超えて入れ替わってしまうお話なのです)が、戦争の悲惨さとともに生まれる時代がほんのちょっと違っただけでこんなに人生(運命)が変わるというのを巧く表してるなぁと。こういうのを中、高校生の教科書に入れてもらえばいいいのになぁ(長すぎます)。わたしのようなものでも物語を楽しみながら読めてしまうからほんと巧いんです、荻原さん。読みながらとにかくラストが気になってしょうがありませんでした。で、最後はこうきましたかと。
あぁ、ネタバレで話したいから誰か早く読んで〜
「誘惑」講談社ミステリーランド
2004年9月17日 読書http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/mystery_land/
最初に読んだ太田忠司『黄金蝶ひとり』がおもしろかったので、講談社ミステリーランドシリーズを読んでみる事に。最近読んだのは下の3冊。これで12冊のうち5冊読了。
★『虹果て村の秘密』有栖川有栖
★『探偵伯爵と僕』森博嗣
★『くらのかみ』小野不由美
子供向けに書かれた本なのですが、大人でも充分楽しめます。というかすごく読みやすいのでちょっと空いた時間などに気軽に読めるから有難いです。そしてそれぞれ作家さんの個性がすごく出ててそのあたりもとっても読んでて楽しいです。こういうのをきっかけに読書のおもしろさを知ってくれたらどんなに嬉しい事でしょう。あ〜ぁ、うちの子にも読んで欲しいんだけど、これが全然読まないのよねぇ。そのうちいつか読んで欲しいなぁ。それにしてもこの作家さんたちの豪華なこと。贅沢なシリーズですよね。
***
お馴染み『なまもの!』HP日記より。
うわっ、黒田研二さん新刊発売されるんですね!
みなさ〜ん、『なまもの!クイズ』がんばりましょうね〜。出題が来週でよかったわ。わたしも久々に今週末はちょっとお出かけするし。今回ちょっと遠出で移動に約5時間かかるから、荻原浩『僕たちの戦争』持って行く予定(うぅ、重い)。ほんと、お天気なんとかもってくれるといいんだけどなぁ。ではでは行ってきま〜す。
最初に読んだ太田忠司『黄金蝶ひとり』がおもしろかったので、講談社ミステリーランドシリーズを読んでみる事に。最近読んだのは下の3冊。これで12冊のうち5冊読了。
★『虹果て村の秘密』有栖川有栖
★『探偵伯爵と僕』森博嗣
★『くらのかみ』小野不由美
子供向けに書かれた本なのですが、大人でも充分楽しめます。というかすごく読みやすいのでちょっと空いた時間などに気軽に読めるから有難いです。そしてそれぞれ作家さんの個性がすごく出ててそのあたりもとっても読んでて楽しいです。こういうのをきっかけに読書のおもしろさを知ってくれたらどんなに嬉しい事でしょう。あ〜ぁ、うちの子にも読んで欲しいんだけど、これが全然読まないのよねぇ。そのうちいつか読んで欲しいなぁ。それにしてもこの作家さんたちの豪華なこと。贅沢なシリーズですよね。
***
お馴染み『なまもの!』HP日記より。
うわっ、黒田研二さん新刊発売されるんですね!
みなさ〜ん、『なまもの!クイズ』がんばりましょうね〜。出題が来週でよかったわ。わたしも久々に今週末はちょっとお出かけするし。今回ちょっと遠出で移動に約5時間かかるから、荻原浩『僕たちの戦争』持って行く予定(うぅ、重い)。ほんと、お天気なんとかもってくれるといいんだけどなぁ。ではでは行ってきま〜す。
「誘惑」『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)』読了
2004年9月4日 読書うわっ、なんでそこで曲がるかな>台風
やはり手元にあると読みたくなります。ということで「ナイトスクープ」さえ見ずにハリーポッター読書中。今週から始まったNHKドラマ『トキオ』(このトキオ(櫻井君)の最初の登場シーンがよかった。あの笑顔と最初と最後に登場する『原作 東野圭吾』のテロップ見たらもうどんな展開になろうともすべて許せるわ、とまで思いましたよ)は今週すべてリアルタイムで見れたから今回は総集編もパス。ということで一気に上巻読了。
読み出したらその世界にどっぷり浸れます。でもこの展開はなぁ。読み進めるにつれてわくわく感がどんどんしぼんでどんどん暗くなってくるし。大人のわたしでもメゲソウです。たくさんの子供たちもこれ読んでるはず、いいのか?って感じ。ま、これも試練だと思って乗り越えていく強さを教えてるんだろうけどなんて思いながら下巻の展開に期待。でもまたあしたも日曜出勤なんだよなぁ、とほほ。
やはり手元にあると読みたくなります。ということで「ナイトスクープ」さえ見ずにハリーポッター読書中。今週から始まったNHKドラマ『トキオ』(このトキオ(櫻井君)の最初の登場シーンがよかった。あの笑顔と最初と最後に登場する『原作 東野圭吾』のテロップ見たらもうどんな展開になろうともすべて許せるわ、とまで思いましたよ)は今週すべてリアルタイムで見れたから今回は総集編もパス。ということで一気に上巻読了。
読み出したらその世界にどっぷり浸れます。でもこの展開はなぁ。読み進めるにつれてわくわく感がどんどんしぼんでどんどん暗くなってくるし。大人のわたしでもメゲソウです。たくさんの子供たちもこれ読んでるはず、いいのか?って感じ。ま、これも試練だと思って乗り越えていく強さを教えてるんだろうけどなんて思いながら下巻の展開に期待。でもまたあしたも日曜出勤なんだよなぁ、とほほ。
「誘惑」貴志祐介『硝子のハンマー』読了
2004年9月3日 読書あぁ、いつの間にか9月。いきなり低迷。大丈夫か?と思いつつも何もやる気が出てこないし。え?いつもですか?ほんとに忙しくても悩むし、ヒマでも悩む。いつになったらこんな状態から開放されるんだろう、ってお仕事されてる方は大なり小なりみんなそうですよね。世の中甘くないです、はい。(関係ないけど最近お笑い系で『(先輩)あま〜〜〜い!』って言ってる二人組み(ご存知ですか?)。名前さえ覚えてないけどなんかツボ。おもろい)
***
貴志祐介『硝子のハンマー』読了
かなり話題になったあの『青の炎』以来の作品で、なんと4年半ぶりの新刊だそうです。え?そんなに空いてたの?とまずびっくり。本文読んで、びっくり、びっくり(笑) 途中まで読んでたところで『ハリーポッター』が発売されたので、おもしろいんだけど特に前半は読んでて頭の中ごちゃごちゃになってきてたこともあって途中浮気しそうになってたんですが、あるところから場面が一転。それからのおもしろさといったら、止まりません。どんどん読まされます。この構成に感心させられました。次回作はもっと早く出して欲しいなぁとこれからにもますます期待です。あぁ、おもしろかった!
***
貴志祐介『硝子のハンマー』読了
かなり話題になったあの『青の炎』以来の作品で、なんと4年半ぶりの新刊だそうです。え?そんなに空いてたの?とまずびっくり。本文読んで、びっくり、びっくり(笑) 途中まで読んでたところで『ハリーポッター』が発売されたので、おもしろいんだけど特に前半は読んでて頭の中ごちゃごちゃになってきてたこともあって途中浮気しそうになってたんですが、あるところから場面が一転。それからのおもしろさといったら、止まりません。どんどん読まされます。この構成に感心させられました。次回作はもっと早く出して欲しいなぁとこれからにもますます期待です。あぁ、おもしろかった!
「誘惑」2004年8月に読んだ本
2004年8月31日 読書すっごい風でした。まさか風で家がこんなに揺れるなんて思ってなかったし。やっぱり雨戸つけといて正解だと実感(←予算的に迷ってたのです。なのに(一部)電動にしてるし。こういうのも結婚と同じで気分とタイミングだよなぁ)
ということで台風一過の朝は掃除が大変。月末でいろいろ整理しなきゃならない雑用いっぱいなのに、本業前にどっと疲れちゃってやる気なし。あ〜ぁ、今年はどこもいかず、な〜んもせずの地味な夏休みだったなぁ(いつもか?)。なのに、今日一日で読書感想文(もちろん本読みから)、習字、ポスター、自由研究etc.の宿題を一気に片付けようとしている長女。あんた、今までいったい何やってたんだよ?でも夜にはやっつけ仕事で一応終わらせてた。もちろん手抜きまくりだろうなぁ。それって誰かにすごくよく似てるよなぁ(笑)『育てたように子は育つ』ってか?
今日は31日。月末恒例、8月に読んだ本行きま〜す。
★『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店
★『王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法』よしもとばなな 新潮社
★『黄金蝶ひとり』太田忠司 講談社
★『チルドレン』伊坂幸太郎 講談社
★『ななつのこ』加納朋子 創元推理文庫
★『スペース』加納朋子 東京創元社
★『自転車少年記』竹内真 新潮社
★『ぼくと未来屋の夏』はやみねかおる 講談社
★『家守綺譚』梨木香歩 新潮社
★『LAST』石田衣良 講談社
★『Q&A』恩田陸 幻冬舎
★『夜のピクニック』恩田陸 新潮社
(簡単感想はまた後で)
ということで台風一過の朝は掃除が大変。月末でいろいろ整理しなきゃならない雑用いっぱいなのに、本業前にどっと疲れちゃってやる気なし。あ〜ぁ、今年はどこもいかず、な〜んもせずの地味な夏休みだったなぁ(いつもか?)。なのに、今日一日で読書感想文(もちろん本読みから)、習字、ポスター、自由研究etc.の宿題を一気に片付けようとしている長女。あんた、今までいったい何やってたんだよ?でも夜にはやっつけ仕事で一応終わらせてた。もちろん手抜きまくりだろうなぁ。それって誰かにすごくよく似てるよなぁ(笑)『育てたように子は育つ』ってか?
今日は31日。月末恒例、8月に読んだ本行きま〜す。
★『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店
★『王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法』よしもとばなな 新潮社
★『黄金蝶ひとり』太田忠司 講談社
★『チルドレン』伊坂幸太郎 講談社
★『ななつのこ』加納朋子 創元推理文庫
★『スペース』加納朋子 東京創元社
★『自転車少年記』竹内真 新潮社
★『ぼくと未来屋の夏』はやみねかおる 講談社
★『家守綺譚』梨木香歩 新潮社
★『LAST』石田衣良 講談社
★『Q&A』恩田陸 幻冬舎
★『夜のピクニック』恩田陸 新潮社
(簡単感想はまた後で)
「誘惑」わっ、素敵!『石田衣良style』
2004年8月28日 読書台風16号、怖すぎ。よりによってそんなコースとらなくても、ねぇ。
おかげさまで左肩は劇的に良くなっております。運転もスムーズにできるし(マニュアル車だからチェンジ変えるのがどんなに大変だったか←危ないって!)洗髪も楽勝。普通の事が普通にできる有難さ実感です。完治(ブラのホックが痛みなくできるのが目標(笑))まであともうちょっと。でも世の中そんなに甘くありません。なんと右肩にも来てるんです。左が落ち着けば次は右の治療が待っています。わたしが痛みから解放されるのはいったいいつ?『痛』っていう字を見るだけで痛く感じてしまう今日この頃です。日頃の運動不足痛感中(T_T)
*****
石田衣良『LAST』読了
どうしようもなく追い込まれた人たちが主人公の短編集です。もうほんとに最悪、ここまでになるまでなんとかできなかったのか?なんて思いながら、でもこれからどうするの?どうなるの?って感じでどんどん読まされます。引き込まれます。でまたそれぞれの『LAST』がこうきますかと。ほんとに石田作品はハズレがありません。何を読んでもおもしろいしとにかく読みやすい。
なんて思ってたら、お馴染み本日の『なまもの日記』でこんなのが紹介されてました。(わっ、O矢さんすご過ぎ!)
『石田衣良style』 http://www.tkj.jp/tkj/bessatsu/4796642730/
ほんと、ファンには嬉しい一冊ですね。いつか東野さんもこういうの出してくれないかなぁ。あ、ちょうど良かった、『ぶたぶた日記』とまとめて合計1500・・・あれ?1499円。あら1円足りない(笑)(注:1500円以上送料無料)。で、なんかないかと探してたら荻原浩最新刊『僕たちの戦争』発見http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1697993&;;
これはまたまた期待できそうじゃありませんか、ポチッ。
おかげさまで左肩は劇的に良くなっております。運転もスムーズにできるし(マニュアル車だからチェンジ変えるのがどんなに大変だったか←危ないって!)洗髪も楽勝。普通の事が普通にできる有難さ実感です。完治(ブラのホックが痛みなくできるのが目標(笑))まであともうちょっと。でも世の中そんなに甘くありません。なんと右肩にも来てるんです。左が落ち着けば次は右の治療が待っています。わたしが痛みから解放されるのはいったいいつ?『痛』っていう字を見るだけで痛く感じてしまう今日この頃です。日頃の運動不足痛感中(T_T)
*****
石田衣良『LAST』読了
どうしようもなく追い込まれた人たちが主人公の短編集です。もうほんとに最悪、ここまでになるまでなんとかできなかったのか?なんて思いながら、でもこれからどうするの?どうなるの?って感じでどんどん読まされます。引き込まれます。でまたそれぞれの『LAST』がこうきますかと。ほんとに石田作品はハズレがありません。何を読んでもおもしろいしとにかく読みやすい。
なんて思ってたら、お馴染み本日の『なまもの日記』でこんなのが紹介されてました。(わっ、O矢さんすご過ぎ!)
『石田衣良style』 http://www.tkj.jp/tkj/bessatsu/4796642730/
ほんと、ファンには嬉しい一冊ですね。いつか東野さんもこういうの出してくれないかなぁ。あ、ちょうど良かった、『ぶたぶた日記』とまとめて合計1500・・・あれ?1499円。あら1円足りない(笑)(注:1500円以上送料無料)。で、なんかないかと探してたら荻原浩最新刊『僕たちの戦争』発見http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1697993&;;
これはまたまた期待できそうじゃありませんか、ポチッ。
「誘惑」梨木香歩『家守綺譚』読書中
2004年8月25日 読書久々に更新は続く。
梨木香歩『家守綺譚(いえもりきたん)』読書中
とにかく痛いわ、しんどいわ、でも休めない、もう疲れたしとなにもかもいやになってた時手に取ったのがこの本です。そしたらこれがすごくいいのですよ。もう心が静まる静まる。読んでると気持ちがすごく楽になってゆっくりした時間の流れにつつまれていく気分なんです。普通なら苦手な設定ような気がするのに苦手どころかどっぷり浸らされてしまってます。ほんといいわ〜、これ。続きも大事にゆっくり読も〜っと。
あ、今日のフジ系夜7:57からの『クイズ!ヘキサゴン』綾辻行人さん出演されますよ〜。お見逃しなく。
梨木香歩『家守綺譚(いえもりきたん)』読書中
とにかく痛いわ、しんどいわ、でも休めない、もう疲れたしとなにもかもいやになってた時手に取ったのがこの本です。そしたらこれがすごくいいのですよ。もう心が静まる静まる。読んでると気持ちがすごく楽になってゆっくりした時間の流れにつつまれていく気分なんです。普通なら苦手な設定ような気がするのに苦手どころかどっぷり浸らされてしまってます。ほんといいわ〜、これ。続きも大事にゆっくり読も〜っと。
あ、今日のフジ系夜7:57からの『クイズ!ヘキサゴン』綾辻行人さん出演されますよ〜。お見逃しなく。
「誘惑」2004年7月に読んだ本
2004年7月31日 読書まだ外は雨模様だけど台風はもう過ぎたのかな?
なんか今日は一日ぐったり。な〜んもやる気がでない。でもなんとか昨日の日記書いたのに消えちゃうし。もう今日はやめようと思ったけどずっと書いてないし、あら月末だわ(早っ!)とということで今月読んだ本いきま〜す。
★『黄昏の百合の骨』恩田陸 講談社
この学園のマップが欲しいよなぁと思って読んでた『麦の海に沈む果実』の続編。主人公里瀬は今度は長崎にいます。あぁ、長崎もまた行ってみたいなぁ。恩田作品は旅情そそりますよね。といっても今回は結構スリルある展開でゾクゾクしながら読み進めていけます。このシリーズまだまだ続きそうですね。楽しみ。
★『メリーゴーランド』荻原浩 新潮社
7月5日日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20040705.html
★『銀行籠城』新堂冬樹 幻冬舎
よく名前は見かける作家さんだったので、何気なく手に取り読んでみる事に。あまりの身勝手さに読みながら怒りまくり(爆) とはいえ読んでて怖くて文字が追えないので飛ばしまくりで読んでたし。とにかくいったいどんな理由なんだ?と最後の望みをかけてたんだけど、それじゃ・・・。『バトル・ロワイヤル』なんかだと肯定はしないけど納得させられるものがあったよなぁ、なんて思ったんだけどなぁ。
★『第三の時効』横山秀夫 集英社
六編からなる短編集です。とにかく巧いっ。おもしろいっ。
★『マイ・ライフ』綾戸智絵 幻冬舎文庫
もう、大好き、綾戸さん。ついていきますっ!ってその前にCD買いなさいってか?(笑)
★『幽霊人命救助隊』高野和明 文芸春秋
この方の小説もはずれがないですよね。今回もおもしろかったです。結構長編なので読み始めて最初、まさかこの調子で100人続くんじゃ…なんて心配したりもしたのですがもちろんそんなことはなくやっぱ巧いよなぁと。もしわたしも万が一そんな状況に陥ったら是非応援して欲しいよなぁ、ってそんなもったいないこと絶対しないやつですが(笑)
★『図書館の神様』瀬尾まいこ マガジンハウス
なんか不思議な読後感。途中までは世間の評判に???だったし。でも読み終わると…う〜ん、感動とかじゃないんだけどなんかが残るのよねぇ。デビュー作も読んでみたいかも。
★『FLY,DADDY,FLY』金城一紀 講談社
読み出したら止められません。中篇なので結局真夜中に一気読み。わたしこーいうの好きなんですよね。唯一残念だったのは『レヴォリューション?3』を読んでなかった事。あちこちのネット書評読んで「し、しまった(><)」と後悔しきり。もちろんそれでも充分楽しめたんだけど、勉強不足だったわ。
★『イン・ザ・プール』奥田英朗 文藝春秋
「祝!直木賞」ということでまずはこちらから。受賞作もすごく楽しみです。おめでとうございます。あぁ、羨ましい(爆)
★『君の名残を』朝倉卓弥 宝島社
BGMにみゆきさんの『二隻の舟』が聞こえてきそうな壮大な物語です。歴史小説苦手でも全然大丈夫、読まされます。お薦め。
なんか今日は一日ぐったり。な〜んもやる気がでない。でもなんとか昨日の日記書いたのに消えちゃうし。もう今日はやめようと思ったけどずっと書いてないし、あら月末だわ(早っ!)とということで今月読んだ本いきま〜す。
★『黄昏の百合の骨』恩田陸 講談社
この学園のマップが欲しいよなぁと思って読んでた『麦の海に沈む果実』の続編。主人公里瀬は今度は長崎にいます。あぁ、長崎もまた行ってみたいなぁ。恩田作品は旅情そそりますよね。といっても今回は結構スリルある展開でゾクゾクしながら読み進めていけます。このシリーズまだまだ続きそうですね。楽しみ。
★『メリーゴーランド』荻原浩 新潮社
7月5日日記参照http://diarynote.jp/d/20035/20040705.html
★『銀行籠城』新堂冬樹 幻冬舎
よく名前は見かける作家さんだったので、何気なく手に取り読んでみる事に。あまりの身勝手さに読みながら怒りまくり(爆) とはいえ読んでて怖くて文字が追えないので飛ばしまくりで読んでたし。とにかくいったいどんな理由なんだ?と最後の望みをかけてたんだけど、それじゃ・・・。『バトル・ロワイヤル』なんかだと肯定はしないけど納得させられるものがあったよなぁ、なんて思ったんだけどなぁ。
★『第三の時効』横山秀夫 集英社
六編からなる短編集です。とにかく巧いっ。おもしろいっ。
★『マイ・ライフ』綾戸智絵 幻冬舎文庫
もう、大好き、綾戸さん。ついていきますっ!ってその前にCD買いなさいってか?(笑)
★『幽霊人命救助隊』高野和明 文芸春秋
この方の小説もはずれがないですよね。今回もおもしろかったです。結構長編なので読み始めて最初、まさかこの調子で100人続くんじゃ…なんて心配したりもしたのですがもちろんそんなことはなくやっぱ巧いよなぁと。もしわたしも万が一そんな状況に陥ったら是非応援して欲しいよなぁ、ってそんなもったいないこと絶対しないやつですが(笑)
★『図書館の神様』瀬尾まいこ マガジンハウス
なんか不思議な読後感。途中までは世間の評判に???だったし。でも読み終わると…う〜ん、感動とかじゃないんだけどなんかが残るのよねぇ。デビュー作も読んでみたいかも。
★『FLY,DADDY,FLY』金城一紀 講談社
読み出したら止められません。中篇なので結局真夜中に一気読み。わたしこーいうの好きなんですよね。唯一残念だったのは『レヴォリューション?3』を読んでなかった事。あちこちのネット書評読んで「し、しまった(><)」と後悔しきり。もちろんそれでも充分楽しめたんだけど、勉強不足だったわ。
★『イン・ザ・プール』奥田英朗 文藝春秋
「祝!直木賞」ということでまずはこちらから。受賞作もすごく楽しみです。おめでとうございます。あぁ、羨ましい(爆)
★『君の名残を』朝倉卓弥 宝島社
BGMにみゆきさんの『二隻の舟』が聞こえてきそうな壮大な物語です。歴史小説苦手でも全然大丈夫、読まされます。お薦め。
「誘惑」朝倉卓弥『君の名残を』読書中
2004年7月25日 読書やっぱりこっちがそうだったのね。わたし当たり>『冬のソナタ』
あぁ、早起きは続く。今日は一応休日なのにやっぱりお仕事が入ってて、その上地区行事(地区会館&その周辺の清掃&草刈)も重なってしまった。忍者じゃないので結局わたしだけ予定時間より早く帰らせてもらう分早く始めることを了解してもらい7時から孤独に作業開始。暑い〜!それが終わると着替えだけして休む間もなくお仕事へ。もうへとへと。いいかげんに休ませてくれ〜と暴れる元気もなし。なのにこんな日に限って急がしいんだもんなぁ。顔で笑って心で泣いてです。とにかくめちゃめちゃ疲れた一日。ぐったり。
***
朝倉卓弥『君の名残を』読書中
http://diarynote.jp/d/20035/20040624.html
迷った末やっぱり読みたい!ということで読み始めました。まだ途中だけど、なんか『十二国記』を読んでるようなおもしろさを感じます(もちろん全然内容は違うけど)。超歴史音痴のわたしにもそう思わせてくれるんだからかなり巧い構成、文章だと思います。とにかく読みやすいのです。普通なら勘弁してくれ〜と思う昔言葉も反って気品が感じられ心地よく感じられるし。いったいこれからどうなるんだろ?果たして彼らの運命はいかに?(←歴史知らないからまったく想像がつかない(笑))と苦手な歴史絡んだかなりの長編なのですが、これからの展開がすごく楽しみ。早く続きが読みたいっってことで睡眠不足は今日も続く。
余談だけど、こういうのを読んでると戦いのない時代に生まれて本当にラッキーだよなぁと思う自分がいたり。望んでもない争いに巻き込まれて殺したり殺されたり、こんな理不尽なことないよなぁと。とはいえ日本もほんの半世紀前まで戦争は現実ものだったし世界では今でも戦争してる地域はいっぱいあるし。みんな命の危険なんて感じることなく穏やかに暮らしたいと思ってるはずだろうに・・・。とにかく戦争だけは絶対経験したくないと今更に思ったり。
あぁ、早起きは続く。今日は一応休日なのにやっぱりお仕事が入ってて、その上地区行事(地区会館&その周辺の清掃&草刈)も重なってしまった。忍者じゃないので結局わたしだけ予定時間より早く帰らせてもらう分早く始めることを了解してもらい7時から孤独に作業開始。暑い〜!それが終わると着替えだけして休む間もなくお仕事へ。もうへとへと。いいかげんに休ませてくれ〜と暴れる元気もなし。なのにこんな日に限って急がしいんだもんなぁ。顔で笑って心で泣いてです。とにかくめちゃめちゃ疲れた一日。ぐったり。
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朝倉卓弥『君の名残を』読書中
http://diarynote.jp/d/20035/20040624.html
迷った末やっぱり読みたい!ということで読み始めました。まだ途中だけど、なんか『十二国記』を読んでるようなおもしろさを感じます(もちろん全然内容は違うけど)。超歴史音痴のわたしにもそう思わせてくれるんだからかなり巧い構成、文章だと思います。とにかく読みやすいのです。普通なら勘弁してくれ〜と思う昔言葉も反って気品が感じられ心地よく感じられるし。いったいこれからどうなるんだろ?果たして彼らの運命はいかに?(←歴史知らないからまったく想像がつかない(笑))と苦手な歴史絡んだかなりの長編なのですが、これからの展開がすごく楽しみ。早く続きが読みたいっってことで睡眠不足は今日も続く。
余談だけど、こういうのを読んでると戦いのない時代に生まれて本当にラッキーだよなぁと思う自分がいたり。望んでもない争いに巻き込まれて殺したり殺されたり、こんな理不尽なことないよなぁと。とはいえ日本もほんの半世紀前まで戦争は現実ものだったし世界では今でも戦争してる地域はいっぱいあるし。みんな命の危険なんて感じることなく穏やかに暮らしたいと思ってるはずだろうに・・・。とにかく戦争だけは絶対経験したくないと今更に思ったり。
第131回芥川賞直木賞候補作発表
2004年7月8日 読書芥川賞は興味ないからパス、と思ったら今回舞城王太郎さんが候補に入ってるのですね。びっくり。メフィスト賞作家さんでしたよね。まだ1冊も読んだ事ないんですが(表紙がどうも合わない気がするので。おばさん?(笑))どういうのを書かれるのだろう?とちょっと興味でてきました。
そして、直木賞候補はこの6作。
★伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社)
★奥田英朗「空中ブランコ」(文芸春秋)
★北村薫「語り女(め)たち」(新潮社)
★熊谷達也「邂逅(かいこう)の森」(文芸春秋)
★田口ランディ「富士山」(文芸春秋)
★東野圭吾「幻夜」(集英社)
なんかいいラインアップですね。とはいえこの中ではまだ1冊しか読んでませんが。これを見て思うことはいろいろあるんですが、わたしがしょうもないことを書いて∞万が一にも足をひっぱってはいけないので自粛(考えすぎ)。
とにかく「チルドレン」早く読も〜っと。
***
今日は朝からお馴染み「なまもの日記」を見てびっくり。わっ、すごいぞ!わたし(笑) 同じように考えたメールいっぱい来るだろうなと思いながらメールしたのに。もしかしてそんなことを思いついたのはわたしだけ?と思ってたら、え?外国の小説だったの?あら、びっくり(こらこら)
そして、直木賞候補はこの6作。
★伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社)
★奥田英朗「空中ブランコ」(文芸春秋)
★北村薫「語り女(め)たち」(新潮社)
★熊谷達也「邂逅(かいこう)の森」(文芸春秋)
★田口ランディ「富士山」(文芸春秋)
★東野圭吾「幻夜」(集英社)
なんかいいラインアップですね。とはいえこの中ではまだ1冊しか読んでませんが。これを見て思うことはいろいろあるんですが、わたしがしょうもないことを書いて∞万が一にも足をひっぱってはいけないので自粛(考えすぎ)。
とにかく「チルドレン」早く読も〜っと。
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今日は朝からお馴染み「なまもの日記」を見てびっくり。わっ、すごいぞ!わたし(笑) 同じように考えたメールいっぱい来るだろうなと思いながらメールしたのに。もしかしてそんなことを思いついたのはわたしだけ?と思ってたら、え?外国の小説だったの?あら、びっくり(こらこら)
「誘惑」荻原浩『メリーゴーランド』読了
2004年7月5日 読書
『読者諸兄は、荻原浩に物語の神が微笑んでいることに、そろそろ気づかなければならない。』花村萬月(『メリーゴーランド』帯より)
荻原さんも大好きな作家さんです。もう新刊でるのがどれだけ待ち遠しかったか。本を手にしてニコニコ。それにしても今回の帯、力入ってますね。気持ちはわかるけど文字入れ過ぎ!(笑)上の花村さんの文章もその中のほんの一部なんです。でもほんとうにそうなんです。みなさん、気づきましょう。おもしろいですよ〜>荻原作品
と、期待いっぱいで読み始めました。探偵ナイトスクープの「パラダイス」を思わせるような描写で物語は始まります。やっぱ楽しいわ、荻原さん。これはますます期待が膨らみます。だけど読み進めるうちにだんだん腹がたってきちゃって・・・。読みながらあんたら一回外(民間)に修行に行って来い!って何度思ったか。いや、そんな物語じゃないんだけどね(A^^;
この物語の主人公は地方都市の公務員なんですが、物語の中で親方日の丸の役所体質の怠慢さがこれでもかとでてくるのですよ。もちろん主人公はその中で孤軍奮闘してがんばるんですが、そのがんばりに感動する以上に怠慢な役所体質に嫌気がさしてしまうのですよ。(といってもこれはわたしの個人的事情大だと思う。休みなく働きづめの毎日。天引きの所得税はもちろん、この間町県民税ごっそり払ったところ。もうこれで大きな税金はしばらくないだろうと思ってたら、とんでもない税金請求がまた来たし。もう少し時間に余裕あったら贅沢な悩みだと割り切れるかもしれないけどこの生活だもんなぁ、やんなっちゃう、トホホ)
といってもこれは物語。もっと素直に楽しめばもっと楽しめたのに残念。ま、それだけ荻原さんの文章が巧いってことで。で、もちろん物語はそんなことだけで終わってなくて、その中で苦労する主人公の様子が面白おかしく描かれるユーモア満載社会派小説なのです。
そして、憂いてばかりじゃいけない、変えて行かなければと。もちろん簡単に変えていけるものじゃないけれど。でも諦めて黙っててはなんにも変わらない。少しでもいいから、できることから、やれることから。そうするとまた希望もみえてくるよねと。ねっ、荻原さん。
ちょうど今週末は参議院選挙投票日。諦めちゃいけません。
***
と、もちろん『メリーゴーランド』にも物語の神様は微笑んでるんですが、前作『神様からひと言』の方が読んでて楽しかったかも。そしてとにかく文句なく面白いのが『誘拐ラプソディ』。これなんで文庫になんないんだろうねぇ?早く出せばいいのに。そして荻原さんは『コールドゲーム』や『噂』などミステリ小説もいいんですよ。『噂』には参りました。ネタバレで是非話したい物語です(気がつきましたか?と訊きたい)。花村さんの言うとおりですので、機会があれば荻原作品を是非。おもしろいですよ〜
荻原さんも大好きな作家さんです。もう新刊でるのがどれだけ待ち遠しかったか。本を手にしてニコニコ。それにしても今回の帯、力入ってますね。気持ちはわかるけど文字入れ過ぎ!(笑)上の花村さんの文章もその中のほんの一部なんです。でもほんとうにそうなんです。みなさん、気づきましょう。おもしろいですよ〜>荻原作品
と、期待いっぱいで読み始めました。探偵ナイトスクープの「パラダイス」を思わせるような描写で物語は始まります。やっぱ楽しいわ、荻原さん。これはますます期待が膨らみます。だけど読み進めるうちにだんだん腹がたってきちゃって・・・。読みながらあんたら一回外(民間)に修行に行って来い!って何度思ったか。いや、そんな物語じゃないんだけどね(A^^;
この物語の主人公は地方都市の公務員なんですが、物語の中で親方日の丸の役所体質の怠慢さがこれでもかとでてくるのですよ。もちろん主人公はその中で孤軍奮闘してがんばるんですが、そのがんばりに感動する以上に怠慢な役所体質に嫌気がさしてしまうのですよ。(といってもこれはわたしの個人的事情大だと思う。休みなく働きづめの毎日。天引きの所得税はもちろん、この間町県民税ごっそり払ったところ。もうこれで大きな税金はしばらくないだろうと思ってたら、とんでもない税金請求がまた来たし。もう少し時間に余裕あったら贅沢な悩みだと割り切れるかもしれないけどこの生活だもんなぁ、やんなっちゃう、トホホ)
といってもこれは物語。もっと素直に楽しめばもっと楽しめたのに残念。ま、それだけ荻原さんの文章が巧いってことで。で、もちろん物語はそんなことだけで終わってなくて、その中で苦労する主人公の様子が面白おかしく描かれるユーモア満載社会派小説なのです。
そして、憂いてばかりじゃいけない、変えて行かなければと。もちろん簡単に変えていけるものじゃないけれど。でも諦めて黙っててはなんにも変わらない。少しでもいいから、できることから、やれることから。そうするとまた希望もみえてくるよねと。ねっ、荻原さん。
ちょうど今週末は参議院選挙投票日。諦めちゃいけません。
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と、もちろん『メリーゴーランド』にも物語の神様は微笑んでるんですが、前作『神様からひと言』の方が読んでて楽しかったかも。そしてとにかく文句なく面白いのが『誘拐ラプソディ』。これなんで文庫になんないんだろうねぇ?早く出せばいいのに。そして荻原さんは『コールドゲーム』や『噂』などミステリ小説もいいんですよ。『噂』には参りました。ネタバレで是非話したい物語です(気がつきましたか?と訊きたい)。花村さんの言うとおりですので、機会があれば荻原作品を是非。おもしろいですよ〜
本日もまたダブルブッキング。あぁ、どこでもドアが欲しい。今日は娘の参観日でもあったんだけどなぁ。今回はたとえ短時間でも行ってあげられたらなとちょっとは思ってたんだけどそれも当然ボツ。いつまで続くこの生活。民間人は必死です。
***
荻原浩『メリーゴーランド』読書中。そ、無事『なま楽』から届きました。でも田中啓文『蹴りたい田中』が在庫切れキャンセルになってしまった(7月2日現在)。神様が真面目で貞淑な人妻には読ませない方がいいと思ってるのかも?☆(/--)/パコン
5月に読んだ本に追加
★『パペットマペットの4コマショートコント大作戦』
http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1667957&fl=1
御存知、『ウシくん、ウシくん。なあにカエルくん。』のあれです。娘が買った本がおいてあったのでパラパラ見てみると……嵌ってしまいました(笑)ウシくん、がんばれ〜!
***
荻原浩『メリーゴーランド』読書中。そ、無事『なま楽』から届きました。でも田中啓文『蹴りたい田中』が在庫切れキャンセルになってしまった(7月2日現在)。神様が真面目で貞淑な人妻には読ませない方がいいと思ってるのかも?☆(/--)/パコン
5月に読んだ本に追加
★『パペットマペットの4コマショートコント大作戦』
http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1667957&fl=1
御存知、『ウシくん、ウシくん。なあにカエルくん。』のあれです。娘が買った本がおいてあったのでパラパラ見てみると……嵌ってしまいました(笑)ウシくん、がんばれ〜!
「誘惑」2004年」6月に読んだ本
2004年6月30日 読書なんとわたしに13億円(ドル?)が手に入る、かもしれないというDM案内が来ました。で、その権利を手に入れるためにはすぐいくらかを振り込んで登録しなきゃならないんですって。でもそんなにたくさんはいらないしその登録料のほうがもったいないもんね、って詐欺にきまってるやん。即ゴミ箱行き。それにしても次から次へといろんなこと考えるものですね。でもこれはあまりにバカすぎ。こんなのにひっかかる人っているんだろうか?送料もバカにならないだろうし多分赤字になると思う、ってそんなこと心配してあげなくていいか(^^;
ではでは、勝手に月末恒例今月読んだ本、6月分行きま〜す。今月は結構読めたかも。
★『ニシノユキヒコの恋と冒険』川上弘美 新潮社
連作短編集でいいのかな。1話目を読んで、この設定わたしダメなんだよなぁとやな予感。2話目読んであちゃー、もしかして苦手な川上作品の方かもとますます不安に。でもあちこちで結構評判いいし。これからに期待だ!とどんどん読み進めたのですが、読めば読むほど理解不能に陥って行くわたし。結局さっぱり理解も共感もできないまま、え?終わり?って感じ。なんだったんだ?こいつ(←どうも大嫌いなタイプらしい)はって感じ。でも文章、表現はとっても綺麗です。さすがって感じですからね(フォローしとこ(笑)) やっぱりわたしはもう若くないんだろうな(A^^;
★『ツ・イ・ラ・ク』姫野カオルコ 角川書店
これも前回直木賞候補になった話題作。期待して読み始めたのですが、上の『ニシノ…』同様わたしには理解できない感覚の物語でした。こんな中学には娘を通わしたくないぞ、ってもう母の感覚が前面にでちゃったのが敗因でしょうか?(笑)
★『ZOO』乙一 集英社
乙作品は独特の世界でホラー系はまず読まないわたしでも手が出てしまうんですよね。これは10編からなる短編集です。6月12日の日記にも書いたのですが、『SEVEN ROOMS』の情景が未だに頭から離れなくて困ってます。夢に出てきたらどうしましょ(A^^;
★『街の灯』北村薫 文藝春秋
6月14日の日記でも書いたように、久々にほっとさせられました(笑)やっぱり北村作品はいいです。大好き。
★『The S.O.U.P. 』川端裕人 角川文庫
初めての作家さんです。お馴染みなまもの日記で目にして、たまたま本屋さんでみかけたんです。そしたらあとがきで石田衣良さんが「これは絶対おもしろいからすぐレジに持っていきなさい」って書いてあったので読んでみる事に。読み始めは、テレビゲームも含めほとんどゲームの世界も知らない(ファミコンのマリオはよく遊んだけどね)し超パソ音痴のわたしにはきついかな?と思ってたんですが、だんだんおもしろくなってきて(説明が巧いんです)だんだん夢中に。やっぱり『指輪物語』読まないのはもったいないかもなぁ…
★『逃亡作法』東山彰良 宝島社
第1回このミス大賞銀賞受賞作です。6月22日の日記参照(手抜き)
★『真夜中のマーチ』奥田英朗 集英社
これも25日の日記にも書いたのですが、おもしろかったです。果たして10億円は誰の手に?って感じのドタバタ系コンゲーム小説なんですが、会話がとにかくおもしろい。こんなの大好きです。
★『十二番目の天使』オグ・マンディーノ/坂本貢一 求龍堂
先月読んだ2作は、自己啓蒙目標にした哲学書みたいな感じでいまいち楽しくなかったのですが、これは純粋な物語です。それにしても、ここまでありきたりな王道的ストーリー展開だとは(f^^;、と半ば苦笑しながら(やっぱひねくれてるよな、わたし)読んでたのですが、最後にはやられました。心にきます。繰り返し言われる2つの文章が素直に入ってきます。読むんだ>娘
★『りかさん』梨木香歩 新潮社
『からくりからくさ』に登場した容子の子供のときの物語。リカちゃん人形が欲しかったのにやってきたのは市松人形の「りかさん」。でもこの「りかさん」はとても不思議なお人形でなんとしゃべるんです。ぎゃ〜〜〜!(こらこら) 以前にも書いたけどわたし市松人形苦手なんですよ(A^^; でもこれはそんな感じでは全然なくてむしろ羨ましい感じを受けながら読み進めていけます。梨木作品ですもの。そういえばうちの娘たちはお人形よりぬいぐるみでよく遊んでたけどそれでも代わりになるんだろうか?なんて思ったり。『からくりからくさ』の後日談『ミケルの庭』も同時収録されてます。みんなあの家にまだいたのね、って懐かしさ感じました。『からくりからくさ』から是非(^^)
1ヶ月遅れで5月分も更新してます↓
http://diarynote.jp/d/20035/20040531.html
ではでは、勝手に月末恒例今月読んだ本、6月分行きま〜す。今月は結構読めたかも。
★『ニシノユキヒコの恋と冒険』川上弘美 新潮社
連作短編集でいいのかな。1話目を読んで、この設定わたしダメなんだよなぁとやな予感。2話目読んであちゃー、もしかして苦手な川上作品の方かもとますます不安に。でもあちこちで結構評判いいし。これからに期待だ!とどんどん読み進めたのですが、読めば読むほど理解不能に陥って行くわたし。結局さっぱり理解も共感もできないまま、え?終わり?って感じ。なんだったんだ?こいつ(←どうも大嫌いなタイプらしい)はって感じ。でも文章、表現はとっても綺麗です。さすがって感じですからね(フォローしとこ(笑)) やっぱりわたしはもう若くないんだろうな(A^^;
★『ツ・イ・ラ・ク』姫野カオルコ 角川書店
これも前回直木賞候補になった話題作。期待して読み始めたのですが、上の『ニシノ…』同様わたしには理解できない感覚の物語でした。こんな中学には娘を通わしたくないぞ、ってもう母の感覚が前面にでちゃったのが敗因でしょうか?(笑)
★『ZOO』乙一 集英社
乙作品は独特の世界でホラー系はまず読まないわたしでも手が出てしまうんですよね。これは10編からなる短編集です。6月12日の日記にも書いたのですが、『SEVEN ROOMS』の情景が未だに頭から離れなくて困ってます。夢に出てきたらどうしましょ(A^^;
★『街の灯』北村薫 文藝春秋
6月14日の日記でも書いたように、久々にほっとさせられました(笑)やっぱり北村作品はいいです。大好き。
★『The S.O.U.P. 』川端裕人 角川文庫
初めての作家さんです。お馴染みなまもの日記で目にして、たまたま本屋さんでみかけたんです。そしたらあとがきで石田衣良さんが「これは絶対おもしろいからすぐレジに持っていきなさい」って書いてあったので読んでみる事に。読み始めは、テレビゲームも含めほとんどゲームの世界も知らない(ファミコンのマリオはよく遊んだけどね)し超パソ音痴のわたしにはきついかな?と思ってたんですが、だんだんおもしろくなってきて(説明が巧いんです)だんだん夢中に。やっぱり『指輪物語』読まないのはもったいないかもなぁ…
★『逃亡作法』東山彰良 宝島社
第1回このミス大賞銀賞受賞作です。6月22日の日記参照(手抜き)
★『真夜中のマーチ』奥田英朗 集英社
これも25日の日記にも書いたのですが、おもしろかったです。果たして10億円は誰の手に?って感じのドタバタ系コンゲーム小説なんですが、会話がとにかくおもしろい。こんなの大好きです。
★『十二番目の天使』オグ・マンディーノ/坂本貢一 求龍堂
先月読んだ2作は、自己啓蒙目標にした哲学書みたいな感じでいまいち楽しくなかったのですが、これは純粋な物語です。それにしても、ここまでありきたりな王道的ストーリー展開だとは(f^^;、と半ば苦笑しながら(やっぱひねくれてるよな、わたし)読んでたのですが、最後にはやられました。心にきます。繰り返し言われる2つの文章が素直に入ってきます。読むんだ>娘
★『りかさん』梨木香歩 新潮社
『からくりからくさ』に登場した容子の子供のときの物語。リカちゃん人形が欲しかったのにやってきたのは市松人形の「りかさん」。でもこの「りかさん」はとても不思議なお人形でなんとしゃべるんです。ぎゃ〜〜〜!(こらこら) 以前にも書いたけどわたし市松人形苦手なんですよ(A^^; でもこれはそんな感じでは全然なくてむしろ羨ましい感じを受けながら読み進めていけます。梨木作品ですもの。そういえばうちの娘たちはお人形よりぬいぐるみでよく遊んでたけどそれでも代わりになるんだろうか?なんて思ったり。『からくりからくさ』の後日談『ミケルの庭』も同時収録されてます。みんなあの家にまだいたのね、って懐かしさ感じました。『からくりからくさ』から是非(^^)
1ヶ月遅れで5月分も更新してます↓
http://diarynote.jp/d/20035/20040531.html
「人待ち歌」く〜る?こない?く〜る?こない?くる?
2004年6月24日 読書みんなも忙しいのかなぁ。まだ待ち人来ず。待ってるだけではダメだって!行動起こさなきゃ。とにかくわたしの未来もかかってるかもしれないんだから(笑)とにかく早く来て〜、と最近は祈るような気持ちで毎日を送っております(んな、おーげさな。しかも意味不明)
***
昨日の新聞広告欄。
朝倉卓弥『四日間の奇蹟』が新作『君の名残を』と共にどど〜んと掲載。力入ってますね、宝島社。でまた、この新刊紹介著者コメントが巧い。著者曰く「本作は、十年近く温めていたプロットで、僕はこの小説を世に出したくて作家になることを諦めたくなかったのだと言っても過言ではありません」と。もう、惹かれる惹かれる(笑)
ただどうもこの新作の舞台が『平家物語』の時代みたい?なのがちょっと不安。わたし歴史からむとめちゃ弱い(苦手)なんですよね。でも、これはかなり読みたい。
読みたいといえば、待ってました!荻原浩さん新刊『メリーゴーランド』。これも楽しみ。こっちは絶対買いです!で、迷ってるのが「指輪物語」。すっかり忘れてたのに川端裕人『The S.O.U.P.』読んだらやっぱり読みたくなっちゃいました。
と、あれもこれもしなくてはいけないことが多くなるとよけい現実逃避願望が大きくなってくる今日この頃。はぁ。
***
昨日の新聞広告欄。
朝倉卓弥『四日間の奇蹟』が新作『君の名残を』と共にどど〜んと掲載。力入ってますね、宝島社。でまた、この新刊紹介著者コメントが巧い。著者曰く「本作は、十年近く温めていたプロットで、僕はこの小説を世に出したくて作家になることを諦めたくなかったのだと言っても過言ではありません」と。もう、惹かれる惹かれる(笑)
ただどうもこの新作の舞台が『平家物語』の時代みたい?なのがちょっと不安。わたし歴史からむとめちゃ弱い(苦手)なんですよね。でも、これはかなり読みたい。
読みたいといえば、待ってました!荻原浩さん新刊『メリーゴーランド』。これも楽しみ。こっちは絶対買いです!で、迷ってるのが「指輪物語」。すっかり忘れてたのに川端裕人『The S.O.U.P.』読んだらやっぱり読みたくなっちゃいました。
と、あれもこれもしなくてはいけないことが多くなるとよけい現実逃避願望が大きくなってくる今日この頃。はぁ。
「誘惑」東山彰良『逃亡作法』読了
2004年6月22日 読書台風一過の青空。それにしても、なんなんだこの湿気は!暑〜っ。
東野さんの『同級生』。これもいい作品でしたよね>まひるさん
わたしも最近バタバタしてるんだけど結構読めてます。とはいえ、『蹴りたい田中』はまだ買えてません。なんでどこも置いてないんだ?やっぱ「なま楽」しなくちゃ。
***
東山彰良『逃亡作法』読了。
第1回このミス大賞受賞作です。これと『四日間の奇蹟』が同時受賞して『四日間の奇蹟』が金賞、『逃亡作法』が銀賞って賞金分けっ子(?)したんですよね。『四日間の奇蹟』がかなりよかったのでこれも読みたくなって読んでみました。やっぱりこれもミステリじゃなかったわ(笑) あれ?もしかしてもういなくなったと思ってたのに突然現れて、あら、まだいたの?と驚いたり、なんであんたがこんなところにいるんだよ!とびっくりしたりもしたからこれがミステリといえばミステリ・・・なわけないか。とってもおもしろい設定で、惹き込まれるんだけどなんか文章が解りづらかったかも。乱闘シーンでも、あれ?どうなってるの?ってスムーズに画面が動いて行かなかったのが残念といえば残念。スピードのある展開場面なのに、頭の中でいちいち確認しながらコマ送りにしか動いてくれないんです(え?わたしの理解力がないんですか?(笑))ほんと、これ映画化して映像で見たらすごくおもしろいかも、って思いました。『四日間の奇蹟』のあの厳かな静けさとは正反対の物語。「このミス」っておもしろければなんでもありなんですね。それにしても『四日間の奇蹟』文庫化して売れてるみたいですね。『蹴りたい田中』は1冊もなかったのに、いっぱい置いてあったし。
あ、5月に読んだ本まだ書いてなかったような・・・。後で書いとこ、ってもう大分内容忘れてるかも(A^^;
東野さんの『同級生』。これもいい作品でしたよね>まひるさん
わたしも最近バタバタしてるんだけど結構読めてます。とはいえ、『蹴りたい田中』はまだ買えてません。なんでどこも置いてないんだ?やっぱ「なま楽」しなくちゃ。
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東山彰良『逃亡作法』読了。
第1回このミス大賞受賞作です。これと『四日間の奇蹟』が同時受賞して『四日間の奇蹟』が金賞、『逃亡作法』が銀賞って賞金分けっ子(?)したんですよね。『四日間の奇蹟』がかなりよかったのでこれも読みたくなって読んでみました。やっぱりこれもミステリじゃなかったわ(笑) あれ?もしかしてもういなくなったと思ってたのに突然現れて、あら、まだいたの?と驚いたり、なんであんたがこんなところにいるんだよ!とびっくりしたりもしたからこれがミステリといえばミステリ・・・なわけないか。とってもおもしろい設定で、惹き込まれるんだけどなんか文章が解りづらかったかも。乱闘シーンでも、あれ?どうなってるの?ってスムーズに画面が動いて行かなかったのが残念といえば残念。スピードのある展開場面なのに、頭の中でいちいち確認しながらコマ送りにしか動いてくれないんです(え?わたしの理解力がないんですか?(笑))ほんと、これ映画化して映像で見たらすごくおもしろいかも、って思いました。『四日間の奇蹟』のあの厳かな静けさとは正反対の物語。「このミス」っておもしろければなんでもありなんですね。それにしても『四日間の奇蹟』文庫化して売れてるみたいですね。『蹴りたい田中』は1冊もなかったのに、いっぱい置いてあったし。
あ、5月に読んだ本まだ書いてなかったような・・・。後で書いとこ、ってもう大分内容忘れてるかも(A^^;
「誘惑」超お薦めSF時代小説『むささびの聖域』
2004年6月14日 読書ガハハハ(←林家パーコ主演記念『ららのいた夏』バージョン編)
もうパソ前で大笑いさせていただきました。お見事!巧いわ〜
相変わらずの休日出勤の昨日日曜日の帰り、『蹴りたい田中』を買おうと地域で一番大きい本屋さんへ。当然平積みされてるだろうと思ってたのにどこを探してもない。あれ?仕方なくあたりを気にしながら小さな声で尋ねたのに(なんで?(笑))、何度も大きな声で聞き返されたあげくまだ入ってない様子とのこと。んなバカな・・・とますます傷心して帰宅。
という悲しい出来事があったのです。そんな気持ちを今日の青空のような気分にさせてくれました。ほんといつも楽しませてもらってます。ありがとう。みなさんもいかが?楽しいですよ、「なまもの!」HP。http://www.na.rim.or.jp/~achi-oya/hiroko/index.shtm
ところで、なんで入梅した途端こんなにいい天気が続くんだろ?ねぇ。
***
北村薫『街の灯』読了。
『ニシキノ・・・』『ツイラク』と超現代的?な登場人物に、こりゃついていけないわと思っていたのは事実。でもこんなに極端にお嬢様じゃなくてもいいんだけど・・・なんて思いながら読んでたのですが、読み終わる頃にはすっかり物語の世界に。『街の灯』ってあの「街の灯」のことだったんですね。あのラストの新解釈読んだ時、『ドキッ!』とすると同時にほんとに人の心というものは置かれてる状況でどんどん変わって行くものだよなぁとしみじみ実感させられました。あぁ、この読後感。やっぱ北村薫作品はいいなぁ。
もうパソ前で大笑いさせていただきました。お見事!巧いわ〜
相変わらずの休日出勤の昨日日曜日の帰り、『蹴りたい田中』を買おうと地域で一番大きい本屋さんへ。当然平積みされてるだろうと思ってたのにどこを探してもない。あれ?仕方なくあたりを気にしながら小さな声で尋ねたのに(なんで?(笑))、何度も大きな声で聞き返されたあげくまだ入ってない様子とのこと。んなバカな・・・とますます傷心して帰宅。
という悲しい出来事があったのです。そんな気持ちを今日の青空のような気分にさせてくれました。ほんといつも楽しませてもらってます。ありがとう。みなさんもいかが?楽しいですよ、「なまもの!」HP。http://www.na.rim.or.jp/~achi-oya/hiroko/index.shtm
ところで、なんで入梅した途端こんなにいい天気が続くんだろ?ねぇ。
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北村薫『街の灯』読了。
『ニシキノ・・・』『ツイラク』と超現代的?な登場人物に、こりゃついていけないわと思っていたのは事実。でもこんなに極端にお嬢様じゃなくてもいいんだけど・・・なんて思いながら読んでたのですが、読み終わる頃にはすっかり物語の世界に。『街の灯』ってあの「街の灯」のことだったんですね。あのラストの新解釈読んだ時、『ドキッ!』とすると同時にほんとに人の心というものは置かれてる状況でどんどん変わって行くものだよなぁとしみじみ実感させられました。あぁ、この読後感。やっぱ北村薫作品はいいなぁ。