今週は何かと子供たちの学校行事関連が多く、時間調整がなにかと大変。ますますイライラ感つのりもう最悪。子供たちにまで当り散らす始末。で自己嫌悪に陥ってました。ダメダメ(__;

みゆきさんがお医者様でもあったお父様から言われた言葉『いったん口にしたら元には戻らない 言葉で人を斬ったらつける薬はない』を思い出しながら、わたしはいったいなんてことをしたんだと。注意だけして、怒りはその場で納めてナナ(犬)にでも思いっきり言えばよかったのに。あ〜ぁ、子供たちが将来ぐれたらやっぱわたしのせいだなぁとますます思ったり。

一夜明けて、『おはよ〜!』と何も無かったような様子の子供たち。あ、あれ?(A^^;; とはいえ、わたしの機嫌がまだそこまで回復していないので素直に相手ができない。とりあえず今日もわたしはお仕事な上、午前中は英語の先生が来るけどいつもの部屋は本棚組み立て中で使えないから(いったい、いつできるんだ?)居間で教えてもらいなさい。そのためにはこの散らかってる部屋を自分たちで片付けるように!と言って家を出た(昨晩しようと思ったがとてもそんな気分じゃなかったし(^^;)。

そしたら、片付けた上に掃除機までかけたそうだ。子供たちなりに少しは考えたのだろう。それにしてもわたしのこの態度。いったいどっちが子供なんだか。だいたい、余裕無さ過ぎなんだって!あんたが悪いんだ。仕事してたらいいというものではないぞ>主人 あんたのせいだ!あれ?やっぱり反省してないですか?わたし(f^^;(とはいえ、叱られて落ち込んでる子供たちをナナの散歩に連れ出しフォローしてたのは主人だけどね。と一応書いておこう。やさしいなぁ、わたし(違))

と、自分でも何を書いてるかわかんなくなってきました。とにかく、気をつけなきゃです。

で、そんな時読んでたのが帚木蓬生『閉鎖病棟』。帚木蓬生(ははきぎほうせい)って読むんですね、初めて知りました。もちろん初めての帚木作品。へぇ〜、現役の精神科医の方なんですか。ますますへぇ〜。

で『閉鎖病棟』。7月に入って読み始めたのですが、もう読んでてますます気分が落ち込んできて。ただでさえテンション低めなのに輪をかけて、これはダメかもと思いつつ、山本周五郎賞受賞作だし回りの評判もよかったのでとにかく最後まで読もうと、挫折しつついよいよ終盤に。そしたら!!!もうそれまでのものすべてふっとぶ感動がありました。前半あの様子を読んでたからこそこの気持ちが味わえるんだよなぁと。読書は途中で投げ出しちゃいけません。損しますよ。

もう、なんていっていいか。気持ち落ち込んでたらこそよけい胸に来るものがありました。勤務中にもかかわらず涙が。今突然お客様来たらどうしましょと思いましたよ。(いやいやちゃんとお仕事はしてますのでご心配なく。今日は好調なんだから!、って誰に言ってるんだ?)

読み終わって少し元気になってるわたしがいました。まだまだやれる、やらなきゃ!って思えてきました。
やっぱ単純なのかもなぁ、わたし(^^;
またまた朝寝坊(A^^;
慌てて起きていくと主人が朝ご飯&お弁当作ってました。今日は主人の誕生日なのに(爆)

その上なんか久しぶりに頭痛が。ということで、『ぼくは世の中で一番不幸なやつかもしれない…』と呟く主人にその倍不幸なのはこのわたしだ!おやすみ〜と言い残してさっさと寝る。でもちゃんと夕食は好物の和食揃えて、おまけにケーキも用意してあげたんですよ。えらいなぁ、わたし。

ということであっという間に月末ですので、「勝手に恒例今月読んだ本」行きま〜す。

★『夏と花火と私の死体』 乙一 集英社文庫
最近何かと話題の乙さんのデビュー作です。遅ればせながらこれからもぼちぼち乙作品は読んでいこうと思います。感想は6月6日の日記にあります。http://diary.note.ne.jp/20035/20030606

★『空を見上げる古い歌を口ずさむ』 小路幸也 講談社
第29回メフィスト賞受賞作で、これも日明恩『それでも、警官は笑う』(←おもしろかった!)同様ノベルスじゃなくてハードカバーで出版。その上帯の推薦文が恩田陸さん。ここまで揃ったら期待するなって方が無理。ということで期待いっぱいで読み始めました。が、その期待があまりに大きすぎたのか『とにかく、お兄ちゃん、説明長すぎ!』ってなんど思ったことか(^^;(爆) 過去の説明じゃなくて現在進行形で書かれてたらもっとわくわくドキドキ感がでたのでは?なんて思ってしまいました。魅力的な設定だしもったいないなぁと。でも、これなんか続編がありそうな気配。ということは、この続きは進行形で進んでいくだろうし。これは是非続きが読みたい!です。まためちゃめちゃ期待してしまうわたしがいます。

★『ダイスをころがせ』 真保裕一 毎日新聞社
なんとこれ、選挙のお話なんですが、おもしろいっ!んです。さすが、真保作品です。『奪取』(←めちゃめちゃおもしろい)読んだときも真保さん、もしかして本気で偽札つくる気か?なんて思ったけど、これ読んだら、真保さん、ひょっとして次の選挙出るの?なんて思っちゃいましたよ(笑)上手いなぁ〜

★『目のみえない犬ダン』 文:大西伝一郎 絵:山口みねやす 学習研究社
長女が学校図書館で借りてきた本です。どっかで聞いた事ある題名だと思ったら、先日あの「モーニング娘。」主演で映画化された原作本みたいです。捨て犬をみんなで育てていく感動的ないいお話(実話だそうです)なんですが、わたしはその感動と同じくらい、いやそれ以上に捨て犬、捨て猫をする人たちは許せない!ってこういうお話読むたびに思っちゃうのです。もっと責任もって飼って欲しいものです。つらい目にあうのはそれを見つけた人。でもってたいていが子供たちなんだから。でも、ダンはほんとに運がいい犬ですね。子供でも1時間もあれば読めるくらいの本だから、こういう本は今のうちにどんどん読んでもらいたいものです。うちの子は、あまり読まないけど、はぁ。

★『マドンナ』 奥田英朗 講談社
第128回直木賞候補にもなった短編集です。いつも最初の表題作『マドンナ』読みかけてそのままだったのです(なんとなく乗れなかった)が、それを読み終わり(それまで短編集だとは知らなかった)、次を読むとどんどんおもしろくなってあとは一気読み。社会人は大変だけどなんか楽しそうって思えたり。こんなの書いても奥田さん、上手いなぁと感心。
それにしてもいったい誰が一番先に直木賞に当たる(こうなりゃもうくじ引きみたいなものです)んだろうなぁって思ったり(>
2日遅れで主人長女のバースディケーキ下げて帰宅。今回もまたまたアイスケーキ。遅れた分豪華になってます。アイスは保存が利くから続くときはいいかも。これからの季節は特に◎だ。

***
乙一『夏と花火と私の死体』読了
『GOTH』で話題の乙さんのデビュー作です。乙作品読むのは『GOTH』に続いて2作目。評判は聞いてたのですが、なんか苦手な分野かもって敬遠してたのですが、あまりにも『GOTH』が評判よかったので読んでみたら、これはやっぱり乙作品も読まなきゃ損かなと。

ということで、デビュー作『夏と花火と私の死体』
もう、タイトルからしてやめとこって感じなのですが(笑)、やめないでよかったわ。なんとこれ書いたとき乙さんは16歳だったそうです。アイドルなんかの16歳はいまや当たり前どころかもっと低年齢になってるけど、作家さんでこの年齢はなかなかいるものじゃありません、って他に知りませんよ、わたし。

40歳過ぎてから、賞をきっかけにデビューなんて話はよく聞きますが。だからもうこれだけで『へぇ〜』なんだけど、読むと『うっわ〜!』です。最初は、おいおいなんてことするんだと思って読んでたのに、だんだん応援してるんだもんなぁ(A^^; いやいや、それだけ引き込まれるんですって!とにかく読んでる時の緊張感、そしてラストの展開、すべてが『巧い!』んです。またまた乙作品追いかけてみようって思わせてくれるデビュー作です。短いからすぐ読めるし、文庫にもなってるし。で文庫解説が小野不由美さん。あ、乙さんのことな〜んも知らなくても、この解説読んだだけで『即、買い決定!』になると思います(笑)

余談
『GOTH』読んだのいつだっけ?と以前読んだ本のリストを見てみたら昨年9月。もうそんな前になるんだって思って見てたら、先月読んだ「忘れじの包丁」も読んでるじゃありませんか!途中までしか読んでなかったと思ってたのにちゃんと読んでたのね。なのに、なんで最後まで犯人わからなかったんだ?(爆)まだ1年も経ってないのにこれだもんなぁ(A^^;
先月読んだ恩田陸「蛇行する川のほとり」、わたしも8月には再読の運命にあるのね…って思っちゃいました(^^ゞ
あっという間に5月も最終日。なんと外は台風です。こりゃ開店休業だなと思ってたら結構忙しく、バタバタ。月末の整理しようと思ってたのに…持ち帰りだ(もっと早くしておきなさい)

でこんな天気なのに、(子供達の)従兄弟のMちゃんは修学旅行。気の毒過ぎる、大丈夫か?

そして、今日はナナの3才の誕生日。3才になる頃にはと〜〜〜っても賢くなってる予定だったのに、どこでどう予定がくるったのだろう?おっかしいなぁ。と、こんなはずじゃなかったのに…ということがまたひとつ増えた5月の月末。

ということで、月末恒例今月読んだ本いきま〜す。今月は結構読めたかも(長文ごめんなさい)

★『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 新潮社 
快進撃を続ける伊坂さん。今回もかなりいいです。(5月8日日記参照)

★『蛇行する川のほとり(2)』 恩田陸 中央公論新社 
1巻があんなところで終わってるんだもの、手元にあったら読まないわけにはいけません。と我慢できずに読んだら、またこんなところで終わってしまうんですか、恩田さん(笑)。8月まで待たなきゃいけないなんて…。やっぱ、全部揃ってから読み始めたようがよかったなぁ、って恩田本の誘惑に負けたわたしが悪いのね。
今回もとっても綺麗な本です。1巻紫色、2巻はうぐいす色。となると3巻は?。わたしの予想『黄色』でどう?(ちょっと、渋めの)

★『忘れじの包丁』 ジル・チャーチル 創元推理文庫
ず〜っと前に読んでてなんかの都合で読みかけのままになってたのを見つけ完読。もちろん最初から読み直し。このシリーズ、ほとんど読まない翻訳物、そして読むと主人がとにかく邪魔に思えてしようがないという、ある意味わたしにとって危険なシリーズなのですが、なぜか追いかけてしまうのですよねぇ(笑) 今回は映画撮影という華やかな世界が舞台。それにしてもジェーンたちって、ほんとイキイキしてるよねぇ(やはり、危険だ(爆))

★『トワイライト』 重松清 文藝春秋 
久々の重松作品。重松作品はとにかくいつも共感いっぱいで読めるのですが、今回は読んでてあきれるというか、困ったというか。あんたらいいかげんにしたら、って感じが強くて(A^^;。子供の担任がこんな先生だったら最悪…とまで思っちゃいました。もちろんいろんな考え、人生があっていいと思うしその人の生き方なんだろうけどね。おまけに小説だし(笑) もちろん重松作品だから最期は救われた気持ちで読み終われるんだけど、なんか納得いかない人たちだなと。ま、周りにはいないタイプだからいいけどね(って反感買ったらごめんなさいです(A^^;))

★『墜ちていく僕たち』 森博嗣  集英社 
え?これほんとに森作品?って戸惑いましたよ。何回表紙の名前確認したことか(笑)
でも読み進うちにだんだん受け入れられて、読み終わったあとにはやっぱり森作品だなぁと。連作短篇みたいな感じで、とくにタイトルの流れが気に入りました。インスタントラーメン食べるの恐いかも。わたし女性のままでいいもん。生まれ変わっても女性がいいもんって内容知らないと意味不明だって!

★『大掴源氏物語 まろ、ん?』 小泉吉宏 幻冬社 
やった〜、ついに『源氏物語』を読んだぞ!って気分(ここ重要)になりましたよ(笑)5月15日日記参照
なんとこれ発売1年足らずで11刷。売れてるんですね。わたしもこれは子供達にいいかもって思いましたもの。子供さんの為にも本屋さんへ走りましょう。

★『母恋旅烏』 荻原浩 小学館文庫 
大好きな荻原さん。とにかくおもしろいんです。今回もそのおもしろさがあちこちにでてます。ベタな展開なのになんでこんなに可笑しいのかが不思議といえば不思議。やっぱ作者の巧さなんでしょうね。
荻原さんの『誘拐ラプソディ』は最高におもしろかったもんなぁ。いいぞ、荻原さん!

★『K・Nの悲劇』 高野和明 講談社 
先日(5月29日)の日記でも触れたのですが、まさかこんな内容だとは(笑) あ、でももしかしてホラー絡んだ小説だと誤解して「や〜めた」と思った方がいたらそれは早とちり、全然違います。実はこれ、もちろん小説なんだけど、社会問題系絡んだ内容なんです。精神科の医師の説明に「へぇ〜」とか「ほ〜」とか、読んでて勉強になるなぁ。よく取材されて書かれたんだろうなぁと感心することしきり。え?ますますごちゃごちゃで意味不明になっちゃいましたか?すいません(笑)

★『きよしこ』 重松清 新潮社
今月はもう1冊重松さん。『きよしこ』というのは『きよし、この夜』という歌を『きよしこ、の夜』と思ってた重松さんが思い描いてた『きよしこ』という人物(?)のことなんです。
これも小説なんですが、重松さんが一人の少年に向けて手紙の返事を出す代わりに書いた、重松さんの少年時代の『個人的なお話』なんだそうです。
重松さんは言います。『お話にできるのは「ただ、そばにいる」ということだけだ。だから、まだ会ったこともない誰かのそばに置いてもらえる事を願って、お話を書いている…と。ぼくの書くお話は、現実を生きるひとの励ましや支えになどならないだろう、と思っている。ましてや、慰めや癒しになど。ぼくはそこまで現実をなめていないし、お話にそんな重荷を背負わせるつもりもない。と。

でも、きよしこはこう言っていたんだそうです。
 「それがほんとうに伝えたいことだったら……伝わるよ、きっと」

わたしが、本を買ってそばに置いておきたいと思うのもそうなんだよなぁと思ったり。本はいいよね。
やっぱり、本棚買お〜っと、決まり!
あわてて朝食作ってると、主人がシャンプー済みのナナを抱きかかえて戻ってきました。ご苦労様。最近のナナは連日早朝散歩できるしあちこち綺麗ですっきり。「ナナええなぁ、羨ましいなぁ」とわたしに同意を求める主人。あんたも充分ええで、とわたし。そんなことない、第一嫁がこんな…バシッ&無視←朝は忙しいからこれ以上つきあいきれません(笑)

それにしても早起きの得意な人です>主人。歳か?
それに反して、朝がめちゃめちゃ弱いわたし。今朝も寝坊したけど寝不足なのです。というのは…

昨晩も深夜番組を見るという主人、その番組に興味のないわたしは本でも読も〜っと、ってことで読み出したのが高野和明『K・Nの悲劇』。

高野さんは『13階段』で江戸川乱歩賞を受賞(映画化されます)しデビュー。続く『グレイヴディッガー』もかなり面白くこれが3作目。今回も読む前から期待大です。

前作もそうだったのですが、今回も作品の予備知識まったくない素の状態で読み始めたのです。ま、まさかこんな展開だとは…(A^^; これは超怖がりのわたしのようなものが真夜中に読むものじゃありません(爆)

なんでかというと『憑依』というのが絡んでる物語なのです。とにかくもう読んでて怖くて怖くて(注:といってもこれはわたしだからかも。とにかくお化けとか幽霊がめちゃめちゃ怖いんです。なのに存在は全く信じてないのですが(A^^;;)。

えー、こんな方に話がいくのか?ちょっとまってくれ、と心の中でびびりながらも、といってここでやめて夢にでてきたらと思うと眠れない、でもこのまま読み進めてもしそっちだったらもっと怖いやん、いったいどうすればいいのよ状態。

結局途中でやめられずに夜中3時過ぎまでかかって一気読み。だから眠いのです、って自業自得なんですが(^^;

あら、これじゃいったいどんな物語が全然わかりませんね。実はこれ『妊娠中絶』が問題になるお話なのです。ストーリーを作るのがとっても巧い著者なので今回もお見事って感じでよくまとまってます。

もし小野不由美『十二国記』読んでなかったら、怖さが先にたって途中やめてたかも(『憑依』といえば「十二国記」陽子ですよね(笑))。実際読んでる途中、陽子の姿がちらついてちらついて。でもそのおかげで『憑依』のイメージがすんなり入ってきました。え?あまりにも違いすぎますか?(爆)

と、まったく意味不明の紹介で申し訳ありません。でも、おもしろかったのは確かです。機会があればどうぞ(^^) とにかくよくできてて感心しました。やっぱ、巧いですね。高野さんはすべて大当たりです。
昨日帰ってすぐ食事の用意も後回しですぐにビデオチェック。番組開始40分過ぎぐらいの話題本を紹介するコーナーの中で、ゲスト?の中江有里さんが『手紙』を取り上げ、その作者でもある東野さんにインタビューしてきました〜って感じで、お二人の対談(録画)が始まりました。久々の動く東野さん。以前拝見したのは『しゃべり場』に出演されて以来だからめちゃ久しぶりです。あら、少し痩せました?

びっくりしたのは中江さんがなかなかよく東野さんの小説の事をご存知で、短い時間だったけど東野作品の魅力を視聴者に伝わるように巧く紹介してたことです。そして最期に最新作『手紙』をモーレツプッシュ。若いのにできた子です。わたしの中で中江有里さんめちゃめちゃ好感度アップ(笑)

さて東野さんのお話内容も書きたいのですが、まださ〜っと流してみただけなので記憶があやふやなのです。ちゃんとまとめて後日書きますね>見られなかった方

で、東野さんといえば先日『ゲームの名は誘拐』が仲間由紀恵さん藤木直人さん主演で映画化という大ニュースがあったのですが、なんと『レイクサイド』も、薬師丸ひろ子さん役所広司さん主演で映画化だそうです。いよいよ時代は東野圭吾ですよ、みなさん!

でまたこの『レイクサイド』も良くできてるんですよ。すごく印象深い忘れられない大好きな場面があるのです。それは…うぅ、ミステリって感想書くときネタバレしちゃいけないから思うように書けないのですよね。あぁ、残念。

それにしてもいつも思うんだけど、もし小中学生がミステリで読書感想文書いたとして、いきなり冒頭から「まさか○○が犯人だと思いませんでした」(これって一番素直な感想だと思うよねA^^;)なんて書いたらどうするんだろ?そしてそれが先生が楽しみに読もうと思ってた本だったりしたら…先生怒るだろうなぁ(笑)

と、脱線しましたがこの『レイクサイド』の撮影現場に東野さんが訪れ、役所さん、東野さん、薬師丸さんのスリーショット写真が掲載されてたのですが、これを見て主人公の男性って役所さんより東野さんの方がイメージピッタリくるよなぁって思ったのはわたしだけでしょうか?

あ、そうなったら『ゲームの名は誘拐』の藤木直人役も東野さんでもいいかも。でも、そんなことになったら新しい小説読めなくなりそうだし。ん〜、これは真剣に悩むところかも(妄想の世界に入ってますのでほっといてください(爆))
関西の東野ファンに緊急報告です!

本日NHK午後5時05分からの『かんさいニュース1番』という番組の中のコーナーに東野圭吾さんがご出演されます。残念ながら関西だけの放送だと思いますが、動く東野さんが見られますよ〜。関西の東野ファン必見。

で、このコーナー。インタビュアー(っていうのか?)が女優(なんか最近脚本で賞とってたような気も)の中江有里さんらしいです。

あら、中江有里さんといえばあーた、以前主演ドラマであの中島みゆきさん作詞作曲の主題歌も歌ってた方じゃありませんか。なんてラッキーな方なのでしょう。

もしわたしが中江有里なら大きな夢が二つも叶ってるじゃありませんか。もちろんわたしはただお話いやお会いできるだけで充分で、そ、そんな歌うなんてだいそれた夢はもってませんが(笑)

それにしても、たまたま朝テレビつけたらそのお知らせやってるなんて。普段めったにつけないのに。やっぱり、愛かしら?(爆)
ふぅ〜、やっと一段落。あとはこれをプリントアウトしてまとめてってこれはまた先延ばし。明日だ明日。だって、今晩は主人がちょっと風邪けかも、って早く寝たんだもん。うっわ〜い、まだ12時前なのに全部自分の時間だよ。やった〜!

そうなんです、時間を自分のためにだけ使えるっていうのはすごい贅沢な事なんですよ>独身のみなさま。もう、結婚して子供(それも小さければ小さいほど)がいたりするともうどれだけ時間食われるか、ねぇ〜>既婚&子供のいるみなさま。

とにかく、夜の一人の時間はわたしにとってすごく貴重な嬉しい時間なんです。あら、こんなことにこんなに喜んでいるわたしって、おまけに主人はちょっと体調不良なのに。もしかしてわたしって悪い妻?(爆)ま、いいいんです、わたしが幸せならば。

で、ちょうど上沼恵美子さんの番組の時間だから(見るの久しぶり)テレビつけて、パソ開いてゲームして(まだはまってる、ZOOKEEPER(爆))、おまけに本まで開いてるというわたしは聖徳太子か?状態。ほんとは、これにみゆきさんのCDもかけたいのだけど聖徳太子じゃないわたしにはこれが限界。

で、その開いた本がなんとあの『源氏物語』。といっても小説じゃなくて、マンガ、それも8コママンガなのです。やはりこれもご存知『なまもの!』で紹介されてて興味をもったんだけど、ほんと、びっくりするくらいよくできてるのです。とにかく楽しくて、おもしろいんです。だって「光源氏→麻呂→まろん→栗」ということで、主人公の光源氏が栗なんです。で、いきなり最初に「比類なき美貌をもつこの男」って紹介されてるのにでてくるのがこいつなんです。もう最初から違和感ありまくり(笑)。

でもほんとうによくできてて、作者の方がおっしゃるには、源氏物語は確かに有名だけどあまりにも長すぎるので、現代語訳でさえ最後まで読み通したことのない人がほとんど。その上、光源氏の若き日の恋の狩人ぶりだけが有名になって、中年になってからの人生の苦悩などはあまり知られてないのが現状。そして実は夫婦の愛の物語になっているということまでは読みとおした人でなければわからない、これはあまりにももったいない(とわたしが勝手に解釈)というとこでこの度、構想6年、製作3年!で54帖すべてを8コママンガにまとめあげたのがこの大掴み源氏物語『まろ、ん!』なのです。

帯に『これ1冊で「源氏物語」全部を読んだ気分になれる!』とあるのですが、まだ最初の部分だけなんですが、源氏物語読んでる気分になってますもの、わたし。やっとわたしも源氏物語が全部読めるのね、と読み終わる前から感動すら覚えます(爆)

みなさんもご一緒に『源氏物語』いかがですか?これなら読めますヨン。これで1300円は買い!です。ご参考までにこんな本です↓
http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1411947&;;rbx=X
そうです、当選賞品届いたんです。著者サイン本だよん!もちろんメッセージカード付き!ありがとうございます。嬉しいぃ〜\(^^)/

この黒田さん最新作『クレイジー・クレーマー』
正式発売日が4月17日頃らしいのでこっちの方ではまだ多分店頭にないはず(田舎)、ということは誰よりも早く読める機会を与えられたのかも。と思うとよけい嬉しくなって早速読み始めました。

ちなみにわたし黒田作品すべて読んできましたが、すべてきれ〜いにはめられてます。作者の思う壺のとってもいい読者かも(笑)

せっかく頂いた当選本。感謝の気持ちをこめて一字一句大事に読みすすめ、今回こそ見破るわ!と意気込んで読み始めました。今回も出だしなかなかいい雰囲気ですぐに物語の中に入っていけます。

で、タイトル通り、とんでもないクレーマー出現!わたしも客商売。もう、主人公の気持ちがわかる、わかる。「そう、そう、そうなのよ!」ともうクレーマーに腹が立って腹がたって。なんとかこいつをギャフンと言わせてやるのだ!あなたは間違ってないわ、と最初の決意はどこへやら。とにかく主人公が気の毒で気の毒で。・・・・・・完全に推理するのを忘れてました。

ということで、今回もまたきれ〜いにやられてしまいました。あぁ、くやしい(笑)。でもやっぱり黒田作品は親切です。フェアです。黒田作品はどれもミステリ好きには楽しめる本ですよん。今回の『クレイジー・クレーマー』もすごく読みやすいので、機会があれば是非挑戦してみてください。ミステリを読む快感が味わえます。
『手紙』読みました!これ、すごくいいです。もちろん今年度今のところのマイベスト1!

東野さんの最新作。毎日新聞の日曜版に連載されてた物語です。連載中から評判は聞いてましたがこんな物語だったのですね。これ、毎週待つのつらいわ、うち毎日新聞でなくてよかったって思っちゃいました(笑)

そういえば新聞小説って全然読みませんね。一番最近読んだ新聞小説は多分、小林信彦『極東セレナーデ』だったような記憶が。これってもう何十年も前ですね(A^^;

で、『手紙』。大事にゆっくり読もうと優雅に紅茶を入れて読み出したのに、もう読み出したら止まらない。100Pくらい進んだ時、あ、と思いだした時にはもうすっかり冷めてしまってました。とにかくどんどん読ませられます。といっても、ドキドキハラハラわくわくというものではありません。なのに止まらない、止められないのです。

帯に『あなたが彼ならどうしますか?あなたなら彼に何をしてあげられますか?』とあるんです。そして読んでる間中、その問いかけが頭の中から離れないのです。とにかく巧すぎです、東野さん。

そして以前目にした新聞広告。東野さん直筆で『この結末以外、思いつかなかった… 東野圭吾』と書かれてたんですね。それがこれだったのですね。

読み終わった後なんともいえない感情が沸きあがり、しばらくボーゼン、何も手につきませんでした。ここまでなる本は久しぶりです。機会があれば読んで損なしです。ミステリとかのジャンル関係なくどなたにでもお薦めできる小説です。やっぱり東野さんは最高なのです。
あっという間に3月終わり。これだけはメモ変わりだから書いておかなきゃと。

あ、ロードオブザリング『旅の仲間』おもしろかったです。これは是非続いて追いかけなきゃと。昨日の日曜はもしかして映画館もあり?なんて思ってたら仕事だ。年度末だからしょうがないんだけどね(T_T)

でも、がんばるわたしに嬉しい贈り物が!なんと栗本薫『グイン・サーガ』発売済みのもの全巻+外伝+なんかほかの関連本、計101冊がドーンと届いたのです。なんと譲ってもらっちゃいました。

『グイン・サーガ』の存在を知った時にはもう60巻を過ぎており、これだけは本屋さんにいっても『見ない、読まない、買わない』と誓ってたわたし。でもある日誘惑に負けて、30冊くらいは揃えだし、でもまだまだ先は長い。1歩足を踏み入れるとやっぱとんでもないことになる…と読まずにそのままだったのです。それが、一気にこんぷり〜と!

なんと1巻の発売が昭和54年です。で、さ〜っとみたら…、もしかしてこれ全部初版本?えーーーっ、うっそーーーっ、きゃぁ〜!です(←私も80年代女子大生(笑))Sさん、この度は本当に有難うございます。大事にしますね〜(^^)/

ではでは、勝手に月末恒例3月に読んだ本いきま〜す。

★『走るジイサン』 池永陽 集英社 
  第11回小説すばる新人賞受賞作。

★『それでも、警官は微笑う』 日明恩(たちもりめぐみ) 講談社 
  第25回メフィスト賞授賞デビュー作

★『オーデュポンの祈り』 伊坂幸太郎 新潮社
  伊坂さんのデビュー作

★『君の夢僕の思考』 森博嗣 PHP研究所
  『議論の余地しかない』と同じパターン。はまります。

★『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 祥伝社
  伊坂さん、おもしろすぎ!巧すぎ!

★『ゲームの名は誘拐』 東野圭吾 光文社
  なんて読みやすいんだ!東野本。相変わらずいいです。みなさんも是非一度東野作品読んでみて下さいませ。

時間ないからタイトルだけになりましたが、すべて大満足で楽しめた本ばかり。あれ?『ねじの回転』はどこいった?と思ったあなたはかなり鋭いです。東野本の誘惑にまけて後回しになってしまいました。やっぱわたし歴史絡むと弱いかも。でもおもしろそうな雰囲気は充分あるのでまた後で読む予定。とにかく今は早く『手紙』が読みたいぞっ、と。
ほんとに『ぶたぶた』いいよね〜>あっくん

みなさんは『ぶたぶた』をご存知ですか?
なんと彼(そう、男性なんです)はピンクのぬいぐるみで矢崎存美さんが書かれた小説の主人公なのです。またこれがとってもよくできてるのですよ。とにかくおもしろいっ!電車の中なんかで読むと大変です(笑)で、ただおもしろいだけじゃなくて読後感も最高なんです、これ!

徳間デュアル文庫から出てます。今時676円(税別)でこんな気持ちになれるのはかなりお得かも。↓こんな本です。http://books.rakuten.co.jp/namamono/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1335530&;;rbx=X

年齢も性別も関係なく誰にでもお薦めできる一冊。プレゼントなんかにも最適!(あ、ホワイトディにも最適だったのになぁ)

え?なんか力入ってませんか?って。その事情はこちらのここ↓がわかりやすいかも、ということでリンクフリーに甘えてご挨拶もせずいきなりリンクさせて頂きました(A^^;(__;
http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/index.html

そうなんです、わたしもこの『ぶたぶた』シリーズの続編、ず〜っと待ってる一人なんです。ね、このように待望してる人は他にもいっぱいいるんです。ネット上ではかなり話題になって、あちこちで絶賛されてるのになかなか世間に知られてないそうなんです。不思議だ。

ということで、わたしも微力ながらここでご紹介させて頂きました。ほんとに、いいですよ、これ。見かけたら最初のプロローグ『初恋』だけでもチラッと読んでみて下さい(数ページだからすぐ読めます)。なんか感じたら絶対買い!です。読まなくてもこれは買い!です。そしてわたしに新シリーズを早く読ませて下さい(><☆\バシッ
ふぅ、やっと追いついた(8,9,10日の日記一気に更新(^^)v)

とんでもないやつが来て始まった一日。
どういうふうにとんでもないかというと、例えば「黒潮コメッコ」買ったら入ってたキャラが自分の欲しい物と違うからって開けた箱ごと返しにきたので、開封したのは無理ですというと、そんなものあけてみなければわからないんだからとごり押し、と子供でもやらないだろう事を平気でやって自分はまったく非がないと勘違いしてるやつといったらわかってくれるでしょうか。え、全然わかりませんか?

それなら荻原浩『神様から一言』のサービスセンターに電話かけて来るとんでもないクレーマーみたいなのが来たっていったらわかります?あら、ますますわかりませんか、すいません(笑)

とにかくいくら「お客様は神様」だといってもこれはひどすぎ。常識もなんもあったもんじゃないんです。でもつらいのが客商売。それにしてもあんまりだ(泣)

でも神様はちゃんといます。それからは結構好調。ほんとはこちらに非がないのだから、もっと強い意志をもってやらなきゃ商売なんか成り立たないんだけど相手にするのもばかばかしかったんだもの。それだけお仕事に情熱が薄れてるのでしょうね、わたし。ま、いろいろあります。

***
伊坂幸太郎デビュー作『オーデュポンの祈り』読了。
これまた不思議な世界で???なんだけど最後は不思議とまとまってなんともいえない読後感を味わえます。ほんと、この人今年ブレイクするとわたしも思う(なんかそういう噂らしいですよ(笑))

で、この作品第5回新潮ミステリ倶楽部賞受賞作で2000年12月に発売されたんだけど、そのときの5作の候補作の中に先日読んだ「それでも、警官は微笑う」と全く同じらしい設定で書かれたと思われる作品発見。

あらすじストーリーがすごく似ているし、なんといってても主要登場人物名がすべて一緒だから多分そうだと思う(最後の選評読んでたら候補作5作品のひとつにそれがあったのです)。タイトルもペンネームも違うけどこの時の作品を元に練り直して2年半後日明さんはデビューされたんだなぁ、って思います。やっと日の目を見たって感じ?

そして次、恩田陸『ねじの回転』読み始めたら、いきなり冒頭に『オーデュポンの祈り』にも出てきたあるものが出てきてびっくり。なんか不思議な繋がりに誘導させられて読まされてる気分になってます。やっぱり読書の神様が降りてきてるのね!(←現実逃避とも言う(爆))
うっわ〜、2月終わって明日からもう3月だなんて!は、はやい。まだ準備な〜んもできてないのに、間に合うのか?わたし。

2月前半は1冊しか読めなかったけど、後半は4冊の今月は5冊。せっぱ詰まってくるほど読書が進むのは何故?(A^^;;
ということで月末勝手に恒例、2月に読んだ本いきま〜す。

★『虹の家のアリス』 加納朋子 文藝春秋 
『螺旋階段のアリス』に続くアリスシリーズの連作短編集。やっぱり加納作品はいいですね!もう大好き。実はわたし、娘たちが加納さんデビュー作『ななつのこ』主人公の駒ちゃんみたいな子に成長して欲しいなぁって、ず〜っと思ってるんです。でも、現実は…?さてどうなりますか、楽しみです(こんな呑気なこと言ってられるのは、今のうちだけでしょうか?(A^^;)

★『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 新潮社 
お馴染みHP『なまもの!』で絶賛されてたので、初めて名前訊く作家さんだなぁとは思いながらも気になって読んでみたらこれが大当たり!これはいいです。読書って頭の中で想像していく世界じゃないですか。そしてそれがどんどん膨らんでいく楽しさといったら!。だから読書ってやめられないんだよなぁ、と読み終わって読書熱一気に上がりました。作者巧いっ!

★『笑殺魔』 黒田研二 講談社ノベルス
『ラッシュライフ』読んでたらなぜか黒田作品が浮かんできて、そういえばまだ未読本あったなと取り出したのがこれ。一見怖そうなタイトルだからまさかホラー系?と思ったらこれが大間違い、なんと舞台はかわいい保育園。主人公の次郎丸君は幼児教材販売員。営業成績アップを狙って大手ハーフリース保育園に営業にやってきたのはいいけど、そこで次々事件に巻き込まれて行くんです。なにかと大変なんだけどなぜか笑えるこの展開。著者黒田さんHPの愛読者なら、ほとんどの方が、次郎丸=黒田さんで読んでるのでは?(こらこら)
とにかく登場人物が楽しいです。とっても楽しく読めました。黒田作品の中で一番好きかも…と思ってたら嬉しいことに、これシリーズ化されるみたいなのです。これはますます楽しみです。

★『闇匣(やみばこ)』 黒田研二 講談社ノベルス 
講談社ノベルス密室本としてでた作品の一つです。密室本ということで本がなんと袋とじになってます。もちろん立ち読みはできない。でもこんな楽しみ方もできるから間違って手にとっても大丈夫。http://www.ac.wakwak.com/~yoshihisa/neta/misshitubon.html
わたし見つけて大笑いさせていただきました。読んでから気がついたのですごく残念です。もう1冊なんか買おうかしら(笑)『闇匣』も『笑殺魔』とはまたまた雰囲気ガラッと変わって、こっちもなかなかおもしろかったです。

★『黄色い目の魚』 佐藤多佳子 新潮社 
さっきの駒ちゃんと違って(といっても持ってる優しさは同じなんだよなぁ)、こういう子供に成長したらわたしはどう対応していけるだろうか、いい子なんだけど自信無いなぁなんてついつい母親の視点で読んでしまいました。みのりと悟の母親と全く同じ対応してるんだろう自分が見えました(^^; 子供達のこういう微妙な気持ちをこんなに巧く表現できるなんてさすが『しゃべれどもしゃべれども』の佐藤さんだなと。これもいいですよ!

と今月は5冊。なかなか読めないものですね。3月は待望の東野さんの新刊も出る予定だし、伊坂さんの新作『陽気なギャングが地球を回す』にも大期待してるし、他にもおもしろそうな本が回りにいっぱいあります。がんばって読むぞ〜!、って3月は年度末決算他雑用が多くて何かとバタバタするんだよなぁ(ため息)
あっという間に、月末。2月、3月なんてもっと早く過ぎていくんだろうなぁ。いいかげんにこれ(あるお仕事)取りかからなきゃなぁ、4月から先延ばししてきたけどもうここらあたりが限界かも(A^^;

と思いながらもまたまた後回しにして、現実逃避してるわたし。バカバカバカ、ドビーはほんとうに悪い子ですぅ、って感じ。あ、屋敷しもべ欲しいなぁ、誰か家事やってくれぃ、ってどんどん話が脱線していく。気ばかりがあせる月末です。

ということで、勝手に月末恒例、1月に読んだ本いきま〜す。

★『コールドゲーム』 荻原浩 講談社 
またまたでました荻原浩さん。今年わたしは、みゆきさんと荻原さんで年を越しました、あぁ、幸せ。この直前に読んでいた『神様から一言』(仕事で悩んでるみなさん、元気でますよ、これ)とまたまたガラッと変わってこれはかなり内容シビアです。
荻原さんの陽気なガハハ路線小説も大好きですが、こんなのを書かせても巧いんだなぁ、やっぱり。ますます目が離せない作家さんです。今年も追いかけるぞ〜

★『人質カノン』 宮部みゆき 文春文庫
短編集で気軽に読めるし、宮部みゆきだから当然おもしろいはず、ということでお正月スキー旅行バス車内本に決定。もしかして…とちょっとは思ったけど、はっきり再読だと確信したのが最後の物語の最後の結末読んだ時(A^^;
♪忘れっぽいのは素敵なことです、そうじゃないですか〜(←傾斜) はい、とっても幸せだと思います(笑)

★『議論の余地しかない』 森博嗣 PHP研究所
タイトルだけ訊いたらどんな本かと思うでしょうが、これ小説じゃないんです。写真と過去森作品で出てきた短い文章が綴られてるものなのですが、
そこらへんのインテリア雑誌より素敵ですよ、これ。で、またでてくる短い文章がはまるんです。魔法みたいに惹かれてしばし手を止めて考えてしまいます。自分の世界入っちゃいます。とっても幸せな時間がゆっくり過ぎていく…って感じ。こんなの好きだなぁ、出会えてよかった、感謝!と思ったら、え、これ第2弾で第1弾『君の夢 僕の思考』というのがあるの?それはそれは楽しみ。さっそく「なま楽」しなきゃ!
  
★『グレイヴディッガー』 高野和明 講談社 
1月26日の日記にも書いたけど、とってもおもしろくてすごく映像化が似合いそうな作品なんですが、主役俳優が思いつかないのよね。でも沢田研二を奥田英朗『最悪』の零細工場社長役にしてしまうんだもの。ほんとプロはすごいものだ。ということで、こっちも期待してしまうわたしがいます。
それにしても、あの川上弘美『センセイの鞄』。あの二人が柄本明とキョンキョンでドラマ化(WOWOWらしい)ですって、奥さん!
びっくりだけど見たいっ。いつか地上波でもやってくれ〜

おまけ
★コミック『刑事ぶたぶた(1)』『刑事ぶたぶた(2)』 安武わたる/矢崎存美  宙出版
やっぱりぶたぶたさんはいいっ!ひとりでも多くの人に、ぶたぶたさんに出会って欲しいです。小説が順次コミック化されてます。どっちもおもしろいですよん。はまります(笑)
 
ということで、今月は4冊。目標の半分しか読めてない。年間目標100冊はやっぱり無理?、と1月ですでに挫折の気配が(A^^;
ということで、本日も日曜出勤(泣)
またまたやってられっかい!と取り出した本が途中まで読んでたこの本、高野和明『グレイヴディッガー』。

前回デビュー作『13階段』がとてもおもしろく、第2作のこの評判も良さそうなので手に取ったのですが、いったい表紙のこのダースベーダーみたいな不気味なものは何?そしてタイトル『グレイヴディッガー』っていったい何?もし、情報な〜んも知らなければまず手にとることなかった雰囲気の本だよなぁ。いや『グレイヴデイッガー』の意味知ってたら絶対手に取らなかったかも(^^;

こういう面でもネット情報はあり難いです。そうなんです、とってもおもしろいんです、これ(^^)v 何事も先入観はいけません。

それにしても、日曜出勤の度にこっそりバッグに忍ばせてもっていき、怒りに任せて読む本はなんでいつも大当たりなんだろう(笑)やっぱり神様はいる。

近々、乱歩賞を受賞した『13階段』が公開されるようですが、よりこっちの方が映像向き、映画化するならこっちの方がヒットしそう、するに違いないぞ、なんて思いながら残り3分の2一気読み。これは読み出したら止まらない徹夜本ですね!(わたしは止まってたが)

映画『13階段』が話題になって、こっちも話題になればいいのになぁと思います。映画化第二弾いける!と思うんだけど、一つだけ問題点が。

原作ではこの主人公、いたるところで「悪役顔」ってのが強調されているのよね。このイメージで主役でお客さん呼べる俳優が誰も浮かんでこないのです。もし『織田裕二』主演で映像化したら、ヒットするだろうに。
今日は直木賞の発表日。さて、どなたが授賞されるんでしょうか?わたしとしては…、って「わたしがとって欲しいと思った人は絶対とらない直木賞」なので書くとなんとなくご迷惑かけそうな気もするので書かない、というより候補作すべて未読なので書けないが正解(A^^;;

そのかわり、昨年読んだ本で特に印象に残った本、昨年度のマイベスト10書きます。昨年読んだ本は77冊、あぁ、読み残しいっぱい。せめて100冊は読みたいよなぁ(←今年の目標)

もう迷いに迷って、その時の気分で決めた10冊がこれ。今回もおもいっきり趣味に走ります(笑)

★『ウインター・ガーデン』 中島みゆき 幻冬社
みゆきさんは小説かかせても巧いのです。いつかは中島みゆきさんに『直木賞』を!と思ってるわたしです。これは「夜会」で上演された詩を集めた詞詩集なんですが、ほんとうに良くできてます。とにかく価値ある1冊、で、なんと5000円(税込)するんです。もちろんその価値は充分にあります。あ〜でも、こんなに高価だとファンしか読まないだろうなぁと思うとほんとにもったいないです。たくさんの人に知って欲しいです。これって文庫にならないのかしら?と切に願います。

★『トキオ』 東野圭吾 講談社
おかしいなぁ、わたしの予定ではこれが今日直木賞とるはずだったのになぁ。あ、そうなると今日のNHKニュース10では動く東野さんとみゆきさんが見られたかも知れないって事?まさに盆と正月が一緒に来たっ!ってなるはずだったんじゃない、ますます残念。でも今日のNHKニュース10は楽しみです(なんか特集するんですってよ、必見です)
それにしてもいいかげんに新しいテレビ買ってくれ!>主人

★『誘拐ラプソディ』 荻原浩 双葉社
2002年の大収穫が荻原作品とめぐり合ったこと。この作品で荻原さんを知ってからもう夢中で他の作品も読み進めてます。で、どれも大当たりだからすごい。荻原作品未読のみなさん、一度荻原作品読んで見ません?特にこれ、もうどんなにおもしろいか!ですよん。

★『殺人症候群』 貫井徳郎 双葉社 
これはほんとうにすごい作品です。あの『慟哭』以上の衝撃がありました。わたしの貫井作品ベスト1。読み終わって、これは今年のいろんなランキングで上位間違いなしだ〜って思ったのに、なんでこんなに静かなの?乙一『GOTH』くらい騒がれてもいいと思うんだけど。読んだ人はみんな絶賛してるのになんで???。それはあんまりじゃないか、こんなにすごい作品なのにと、微力ながら誰でも参加できるヤフーミステリベスト10で投票してあげようと思ったら、候補にさえ入れてくれてなかったじゃないか。あんまりだ〜(泣)

★『13階段』 高野和明 講談社
貫井徳郎『殺人症候群』、歌野晶午『世界の終わり、あるいは始まり』(これもすごくおもしろかった!)を読んだ後だったので、よけい嵌ってしまいました。もうすぐ映画公開されるそうですね。ブレイクするか?

★『スカイ・クロラ』 森博嗣 中央公論新社
なんでこんなに惹かれるのだろう、もう大好きな1冊です。そしてこれはこのハードカバーがいいです。まさにインテリアです。でも本棚じゃなくて金庫に入れておきたいくらいいとおしい本です、ってうち金庫ないんだけど。でもって内容もつかみどころなくて、読んでても訳わかんないんだけど、それがまた心地いいから不思議。次から次へと言葉が宝石のように降ってくるって感じで読めていくんです。なんて素敵な文章なんでしょう。いつまでも浸っていたくなります。同じく今日届いた『議論の余地しかない』もたまらない1冊ですね。もう並べて神棚に飾っちゃう!、ってうち神棚もないんだっけ(A^^; 

★『黒と茶の幻想』 恩田陸 講談社 
今年もたくさんでましたね、恩田作品。すべて印象深いけど今年はこれを。読みごたえたっぷりな1冊です。全然関係ないけど今やってるNHK連続テレビ小説「まんてん」。最初のころちょっと見たけどなんかイメージが…。やっぱり屋久島はこうでなくっちゃいけません(笑)わたしもいつかは絶対行ってやる〜と思うのでした。

★『国境』 黒川博行 講談社
あ〜、この作品があの時直木賞をとっていれば…と何回思ったことだろう。ほんとに取って欲しかった、取らせてあげたかった、ってわたしが思ってもどうにもならないんだけど(^^; 『疫病神』コンビ第2段なんですけど、とにかくこのコンビのキャラがおもしろいんです。この『国境』でこのコンビがなんとあの北朝鮮に出没するんですからもう大変です。『国境』読んだ後、立て続けにいろんな事件があったからよけい印象深い作品になりました。本当にこの作品があの時…

★『一八の夏』 光原百合 双葉社
これもすごくよかった1冊で、是非とも入れておきたい作品です。いつまでも手元に置いておきたい本です。今年は(も?)年末あちこちのランキングでも全然話題についていけなかった中、この『一八の夏』だけは、そう、そう、そうよね!と一緒に共感できたので嬉しかったです。

★『センセイの鞄』 川上弘美 平凡社
迷いに迷って、やっぱりこれを入れておこうってことで(^^ゞ
この世界大好きです。続編『バレード』読んだ時は涙が出るくらい嬉しかったものなぁ。これはいいっ!

と、もう10冊。でなんと超お気に入りの『ハリーポッター』も『クリスマスのぶたぶた』も、あんなに笑った『嘘つきパズル』も入ってない。他にもあれもこれもと他にもおもしろかった作品はいっぱいあります。手もとの未読本のなかにも読んでたら多分ベスト10内確実かもと思えそうなのもあるし。もちろんわたしが知らない傑作もいっぱいあるはずだし。こんな状況だから作家さんはとっても大変だろうけど、読者は選び放題でとっても幸せ。有難いことです。これからも楽しませてもらいます。

ということで、さっき届いたコミック版『刑事ぶたぶた2』読も〜っと。うわっ、なんて、かわいいんだ!
やっと今月1冊目読了です(A^^;
時間ないことはないんだけど、なかなか本を開いて読む気分になれなかったのよね。掃除もな〜んもしてないのに、何故?12月でなんか気ぜわしい雰囲気のせいか?

で、やっと数日前に恩田陸『ロミオとロミオは永遠に』を手に取ったら、おもしろいっ!もう読み出したら先が気になって気になって。前半は睡魔に負けてぼちぼちだったけど、後半はもう一気読み。眠いぞ(笑)

わたしもず〜っと昔あるところで、映画『大脱走』のテレビ放送夢中で見てた事あったよなぁって恩田さんの「あとがき」読みながら思い出したり。

当時テレビなんか全然見ない生活してたのに偶然見た前編がおもしろすぎて、後編は見逃せないと思いながら見てた記憶があるからかなりおもしろかったはず。内容はもうほとんど記憶の彼方なんだけど。
明日はいよいよ『夜会』です。いつか生の舞台をこの目で見たいとず〜っと思いながら10年以上経過。『願いはきっと叶う』と思える今日この頃。
どうか何事も起こりませんように、いつものように普通の一日を今日も無事過ごせますように…。こんな時だけ神様にお願いしてるわたしです。

ではでは、月末勝手に恒例、今月読んだ本行きま〜す。とにかく荻原浩『噂』インパクト強すぎ!

★『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(下巻)』 JK・ローリング/松岡佑子訳 静山社
ご存知シリーズ4作目最新刊後編。今回もおもしろかった。それにしても次から次へといろんな世界を見せてくれるものです。いったいどんな想像力してるんだろって、感心しまくりながら読んでます。

★『地を這う虫』 高村薫 文春文庫 
京都へ行った時の車中本。短編で気軽に読めるのに読み応え充分と、とってもお得な文庫本。高村薫といえば、わたしは『レディ・ジョーカー』。これはおもしろかった!高村さんの長編はほんとうに読み応えありますよね。読み応えありすぎてなかなか手が出ない方もいらっしゃるのでは?実はわたしも(笑)。そんな方には超お薦めです。高村さんの短編を読むのは初めてだったんですが、伝わってくるものは同じようなものがありました。高村薫を読んだ〜って気分になれますよん。

★『うまひゃひゃさぬきうどん』 さとなお 光文社知恵の森文庫 
日記でも書いたけど、とっても香川県に行きたくなる本です。あ〜、行きたいなぁ、こんなバカなこと(おいっ)してみたいなぁ(笑)ネットからも読めますから是非読んでみて下さい。おもしろいですよ。
ちなみに主人はまだ本を手にとってくれません(泣)

★『コンビニ・ララバイ』 池永陽 集英社 
やっと恵まれた一人息子を交通事故で亡くし悲観にくれる夫婦。しかしいつまでもこのままじゃいけないと思い二人でコンビニ人生再スタート。しかしなんと奥さんまでもが事故でこの世を去ってしまいます。そんな気の毒なご主人が細々と営業してるコンビニが舞台です。で、その名がなんと「ミユキマート」。わたしに「読め!」って言ってるみたいです(笑)どことなく無気力なご主人とそこに訪れるいろんな人たちとの係わり合いが描かれた良質連作短編集です。人間はみんながんばって生きてるんです。みんな幸せになって欲しいのになぁ…ってしみじみ。

★『噂』 荻原浩 講談社 
突然ですが、こんなに読後感の悪い小説はありません。それはないだろっ!って怒ってます(笑)。読後感最悪No.1作品に決定。荻原さん、巧すぎ!うぅ、ネタバレでしゃべりたい、だからみんな早く読んで〜!(←我侭なヤツ)
荻原作品と巡り合ったのは、昨年、重松清作品と巡り合って以来の大収穫!って断言できるくらいすっかり荻原さんにはまってしまいました。とにかく何を読んでもおもしろいです。これから荻原さん追いかけますよん、さぁ、ご一緒に!(゜゜;;☆\バシッ

★『明日という過去に』 連城三紀彦 幻冬社文庫
少し前に読んだ新刊「白光」もそうなんだけど、今回もえらいシチュエーションで物語が展開していきます。それも往復書簡(手紙)だけで書き上げられてるからもう大変。手紙だから一方的な言い分しかかかれてないのです。しかも内容が内容だからどちらも自分に都合のよいようにばかり、読者は翻弄されまくります。想像もつかない展開が待ってます。いや〜、それにしても綺麗な文章です。でもこんな手紙来たらいやです(絶対来ないって!)

★『ウインター・ガーデン』 中島みゆき 幻冬社
待ちに待った『夜会』。今年はこの『ウインター・ガーデン』の再演だとか。前回はビデオ撮影もなかったし、この詩詞集『ウインター・ガーデン』にもみゆきさんの写真はもちろん『夜会』の写真でさえ1枚も掲載されてません。でも、舞台の様子がなんとなく伝わってくるんですよね。さあ、今回はどんな『ウインター・ガーデン』を見せてくれるのでしょう。楽しみです。

ではでは、行ってきま〜す(^^)/
今日はポークソティにしよう。あっためるだけのコーンポタージュスープ+サラダをつけて今日も10分で晩御飯の出来上がりっ!

あっという間に10月最終日。お正月はどうしようかな?とそろそろ考えなくちゃ。年一回だけのまとまってとれるお休みだから有効に使わなきゃだわ(哀)

ではでは勝手に月末恒例、10月に読んだ本行きま〜す。

★『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス/小尾芙佐訳 早川書房ダニエル・キイス文庫 
ドラマ化されると知りなんとかその前に読まなきゃとやっと読みました(ふぅ、ギリギリまにあった)。大好きな東野圭吾さんの『怪笑小説』収録「あるジーサンに線香を」を読んで知ってからず〜っと気になってました。ドラマ、いったいどうなることかと思ってましたがなかなかいいんじゃないですか、今のところ。ユースケさん、がんばれ〜って、テレビの前で応援してるわたしがいます。

★『忘れじの包丁』 ジル・チャーチル/浅羽爽子訳 創元推理文庫 
恒例シリーズ第4段。推理も楽しいけど主人公たちの日常の様子の方がよりおもしろいです。このシリーズ読むとダンナさえいなければなぁ、と思ってしまうわたしはやっぱりいけない妻かしら? 
でも結婚10年以上の人はみんなそう思うよね?ね?ね? お願い、そうだと言って〜(笑)

★『舞姫通信』 重松清 新潮文庫 
『舞姫』ってこういう意味だったのか、となんの予備知識もなかったわたしは意外な舞姫にびっくり。トーゼン森鴎外「舞姫」も知らない(^^; でも文庫裏表紙の内容紹介はミステリじゃないけどちょいネタバレしすぎじゃないかい?読む前からあれを知ってるのと知らないのとでは全然ドキドキ感違うと思うけどなぁ、と裏表紙内容さえ読まずに読んでいったわたしは思いました。なんのことかわからなくてごめんなさい(A^^;
もちろん内容は重松さんですから、おもしろいです。あの頃ってこういう気持ち、こんなわたしでもあったよなぁって思いながら読んでました。こんな重松作品もあるんだなぁと、いったいどう着地させるんだろって興味深く読みました。

★『池袋ウエストゲートパーク』 石田衣良  文春文庫 
うっわ〜、これってこの前テレビドラマで演ってたあの原作だったんですね、知らなかった〜っ!(泣) こんなにおもしろいんなら絶対見たかった〜っ!とすごく後悔するくらいおもしろかったです。東京行き新幹線車中で夢中で読んでました。ビデオ借りてこようかなぁ…

★『ガラス張りの誘拐』 歌野晶午 講談社文庫 
最近読み始めた歌野晶午さん。誘拐小説大好きなのでタイトルに惹かれて手に取った帰りの新幹線車内本。誘拐物っておもしろくなるとなかなか途中で止められなくなりますよね。寝ようと思ってたのに一気読みになっちゃいました。やっぱり上手いですね〜

★『オロロ畑で捕まえて』 荻原浩 集英社文庫
先日読んだ『誘拐ラプソディ』がとにかくおもしろかった荻原浩さん。今いちばん気になっている作家さんです(東野圭吾さんは別格)。これは第10回小説すばる新人賞を授賞したデビュー作です。
小林信彦の「オヨヨシリーズ」とあの「ライ麦畑でつかまえて」をひっつけたようなタイトルは訊いた事はあったのですが、手が出るまでいきませんでした。で、読んでみるとこれがまたすごくおもしろいっ!この人の作品、わたしのツボです。相性いいです。ちょうどあの「なまもの!」HPでも『コールドゲーム』書評が掲載され、なんか全然違う作風だそうでますます興味津々、と思ったら新刊『神様からの一言』も前評判よさそう。荻原さん、大注目です。

★『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上巻)』 J.K.ローリング/松岡佑子訳 静山社
やっぱりおもしろいです。天邪鬼なみなさん、これは読まないと絶対損ですよ、素直になりましょう、幸せになれますよ(笑)
1巻より2巻、2巻より3巻、とどんどんおもしろくなっていくハリー・ポッターシリーズ。4巻は上下巻2冊になりボリュームもたっぷり。これって章が細かく分かれてるから読みやすいしほんとうに楽しい。読み終わるのがもったいないけど、もうどんどん読まされてしまってます。あ〜、もったいない。

ということで、現在下巻読書中。2巻の映画ももうすぐですね。今度は映画館の大画面で見られるかな、見れたらいいけど年末だから可能性少ないかも。あ〜、こんな生活やっぱりイヤだわっ!(爆)

2冊抜けてました。以前日記で書いた文章追加しときます(手抜きでごめん(A^^;)
★竹内真『じいさん武勇伝』読了
竹内さんて群馬県高崎市のご出身だったのか、なんて思いながら読み始めました。いや、ただ個人的に単に今すごく身近に感じてる場所、だっていうだけなんだけど。
題名の通りすごいおじいさんの物語です。でもなんでこんなに活字大きいの?中高生向きなのか?おもしろく読めたのですが、このような展開の物語だったら、稲見一良『男は旗』がダントツにおもしろいっ!です。え?全然設定違うって(笑)

★『十八の夏』。4編からなる短篇集でもうみんないいっ!でもってこの今の季節に読むとよけいしっくりきてとにかくいい感じ。積読になってるみなさん、是非今すぐ読みましょう!       

< 2 3 4 5 6 7 8 9